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笑って泣いて心に染みる!浅田次郎の歴史物小説
歴史物の名手として知られる浅田次郎。いずれも笑いをベースとしながらも、読みやすく、最後にはほろりと胸を打つ粒ぞろいの作品ばかりです。中国清王朝や新選組を舞台にした正真正銘の歴史ものから、大正時代の義賊を主人公にした人情もの、疫病神や貧乏神が登場するファンタジーまで、よりどりみどりの浅田次郎の歴史物の世界をご堪能ください。
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大正時代を舞台に、義理と人情に命を賭けた、粋でいなせな怪盗たちの胸のすく大活躍を描く連作小説の第1弾です。夜更けの留置場に現れた不思議な老人は、六尺四方にしか聞こえないという夜盗の声音「闇がたり」で、はるかな昔を物語りはじめます。伝説の義賊『目細の安吉一家』の活躍に胸がすくこと間違いありません。
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貧しさから南部藩を脱藩し、壬生浪と呼ばれた新選組に入隊した吉村貫一郎の哀しく切ない物語です。一月の夜更け、大坂の南部藩蔵屋敷に満身創痍の貫一郎がたどり着いたところから物語が始まります。どうして彼は「人斬り貫一」と呼ばれ生きなければならなかったのか?激動の時代を生きなければならなかった男の非業の生涯を紡いでいます。
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幕末から明治維新時代を舞台にした六作品が収められた短編集です。表題作は婿養子の不祥事の責任をとるために切腹しなければいけない羽目になった武士の悲哀を描いています。武士の本義が薄れた幕末期に生きた男たちの正念場を、おもしろおかしく活写しながらも、最後はほろりとする物語です。
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