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ダイエットに最適な夏向きホラー
2019/07/28 20:09
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読人不知 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジャンル的には「パラサイト・イヴ」などのサイエンスホラーが好きな人向けだと思います。
本作では、ホラー映画にありがちな、「危険とわかっている所に何故か突入して案の定……」な展開の理由が、後半で明確に解き明かされ、成程と納得すると同時に背筋が凍りました。生理的嫌悪感的な意味で。普通のホラーとは一味違う、捻りの効いた恐怖。
人によって恐怖の根源が異なることで、物語に奥行きが与えられ、恐怖カタログ的な趣があります。
劇中に登場するギャルゲの主題歌の歌詞など、細部まで丁寧に作り込んであり、日常部分のリアリティがより一層、身近な恐怖に思いを到らせます。
私はこれを読んで、少し痩せました。
お肉はよく焼いて食べましょう。
食中毒の啓発書としても使える夏向けのホラーです。
胸糞!
2018/10/10 00:55
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ばく - この投稿者のレビュー一覧を見る
食前には決して読んではいけない
しかし、おもしろい
この後味の悪さが癖になるんだよなぁ
素晴らしい本です
2024/07/30 16:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
生物学など難しい部分もありましたが、後半はどんどん惹き込まれていきます。そんな作品でしたが、何とも言えない読後感で満たされます。
これもすごい
2022/11/14 22:59
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投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の作品を読むのは、黒い家に続きまだ二冊目だがとても面白かった。黒い家とは毛色が異なる内容だが、薄気味悪さがじわじわ広がっていく感じは同じで、怒涛の展開に最後まで一気読みでした。
読んでいて鳥肌が立った
2021/09/18 02:25
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投稿者:火消しの大翔 - この投稿者のレビュー一覧を見る
狂気に満ちた人間やグロテスクな描写がとても表現豊かだったので、読んでいる最中とても恐怖を感じていました。
ホラー&グロ
2020/10/04 13:29
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投稿者:たま - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルに惹かれて購入。余りに面白くて一気読みしました。
ホラー&グロ。風呂場のとあるシーンが怖すぎて暫く頭を離れなかった…
恋人の死の謎を追う主人公、北島早苗。
徐々に変貌を遂げるもうひとりの主人公、萩野真一。
天使の囀りとは何か? 果たしてそれは救いなのか?
ラストの美しさが心に残りました。
akb49484800
2020/07/31 23:54
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投稿者:akb49484800 - この投稿者のレビュー一覧を見る
とても不気味で恐ろしかった。読む手が止まらずあっという間に終わってしまった。もう一度、次はゆっくりと読みたいと思う。
憧れてしまう
2020/05/13 10:04
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投稿者:銀糸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
黒い家を読んで面白かったのと、
タイトルやあらすじに使われているモチーフが好きで買ってみた。
気味が悪くグロテスクなところはとことん気味が悪く、
それらを冷静に分析していく進み方が心地よかった。
最後まで綺麗にまとまっている。
正直、喉から手が出るほど欲しい効果と
引き換えの結末を天秤にかけて、
自分の事のように悩んでしまった。
欲しい。 その感覚は、心から欲しい。
這い上がってくるような恐怖感
2019/09/16 18:29
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投稿者:TeRuya - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めて貴志祐介さんのホラー小説を読みました。
読んだ感想としてはまず、「なるほど、こういうホラーか」となりました。
宗教的な話と、寄生虫の話と…
随分と詳しく書かれていて色々な意味で新しい世界を知ることができました。
先が何となく読めるのにとても面白くて、読み終わるのは本当に一瞬でした。
この方のホラー作品にはどハマりしてしまいそうです。
アマゾンで
2017/06/07 15:47
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投稿者:kohei - この投稿者のレビュー一覧を見る
本小説の説明書きをみて、
物語の舞台は日本のようだが、その物語がはじまる要因となるモノは、日本ではなく、アマゾンという、現在においても未知の生物が多数存在する場所が出自のようであるという点で、興味を引かれ、読み始めた。
期待とおり、人間がおかしくなっていく原因を突き止めていく経緯は、非常におもしろかった。
そして、中盤ないし終盤は、確かにグロテスクな部分が多数あったが、その分ハラハラドキドキ感も刺激された。
総合して、非常に楽しめた小説であった。
しかし、恐怖や自身にとって嫌なことを、(死なない程度に)意識的に真逆の感覚に変換できたら、人生楽しいだろうなぁ。
すごすぎ。
2003/03/17 13:23
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投稿者:DrK - この投稿者のレビュー一覧を見る
改めてこの作者のすごさを思い知った気がする。
文章構成力の旨さは以前からだが、さらに磨きがかかっている。
物語の各所に散りばめられた一見何でもなさそうな情報が、
後半になると全てリンクしてくる。
かなり綿密に考え抜かれているのが分かる。
加えて感心したのは、
今回の物語には生物系の専門知識が各所に出てくるのだが、
これが単なる飾りではなく、きちんとした
理解に基づき物語に生かされていると感じたことだ。
よく、素人が専門的な知識を入れ込もうとし
消化不良を起こしたような作品もあるが、
本書に関してその感は一切無かった。
よほど取材かつ勉強したのだろう。
総評としては、
生物学の素養が無い人には少しきついかもしれないが、
それ以外の様々な要素も含まれており、
誰でも十分に楽しめる作品だと思われる。お勧めです。
(個人的には現地部族の民話がとても怖かった…)
鬼才、貴志裕介が見せてくれた美しいもの。
2005/01/31 00:32
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投稿者:magnoria - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホスピスで終末期医療に携わる精神科医、北島早苗。
彼女の恋人である作家の高梨は病的に死を恐れていた。
しかしアマゾン調査隊に参加してからの彼は人格が変容し、自殺してしまう。
そして、それは彼だけではなかった。
調査隊のほかのメンバーも次々と異様な方法で死を遂げる。
アマゾンで何が起きたのか。
高梨が死の直前に残した「天使の囀りが聞こえる」という言葉の意味は?!
貴志裕介!まさに鬼才である。
全ての文章には意味があり、ラストへと繋がっていく。ほんの些細なことも。
素晴らしいとしか言いようがない。
「クリムゾンの迷宮」など他の著作同様、読み終わるのがもったいない!作品。
前半はストーリーの展開が全く掴めない。
読者も、早苗と一緒に謎の中に投げ込まれているのだ。
徐々に明らかになる真実…どんどん話が緊迫していく。
「天使の囀り」
その言葉の意味が明らかになった瞬間、涙が出た。
残酷だったりグロテスクだったりするだけが人間ではない。
そういった美しい希望も、この本は私たちに教えてくれる。
「黒い家」で物足りなかった人に是非
2001/05/15 00:59
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:藍桐 - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は同じ著者の「黒い家」という作品を読んでちょっと物足りなさを感じたクチです。気持ち悪いという方向から見れば「黒い家」の方が気持ちは悪かったかもしれませんが、物語の厚みというか、その向こうにあるものに薄さを感じました。この本を読もうと思ったのは本当に偶然の事でした。
確かにホラーというか少し気持ちの悪い表現などが出てくるものの、物語の中に登場人物の背景や社会的な問題などが織り込まれていて、物語自体にとても厚みが出ています。こう言うと難しい話のように見えるかもしれませんが、ぐいぐいと読ませる著者の筆力にあっという間に物語りの中へ吸い込まれていきますから心配はいりません。ただ、私個人としてはこの物語の終わり方に読んだ皆さんがどんな感想を持つのか、ちょっと聞いてみたかったりはします(笑)。
ネット評価が高いので、読みました。
2014/10/30 22:53
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投稿者:shingo - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネット評価が高いので、読みました。
意外とリアルなネタで、話はうまいです。ですが、説明が多くてテンポが悪いかな、と思いました。
目を背けたくなるような恐怖
2002/07/27 23:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:scarecrow - この投稿者のレビュー一覧を見る
『北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。恋人で作家の高梨は、病的な死恐怖症だったが、新聞社主催のアマゾン調査隊に参加してからは、人格が異様な変容を見せ、あれほど怖れていた『死』に魅せられたように、自殺してしまう。さらに、調査隊の他のメンバーも、次々と異常な方法で自殺を遂げていることがわかる。アマゾンで、いったい何が起きたのか?高梨が死の直前に残した「天使の囀りが聞こえる」という言葉は、何を意味するのか?前人未到の恐怖が、あなたを襲う。』
冒頭部分はあまり評判よろしくないみたいですが、私は結構好きでした。アマゾンの粗野で神秘的な輝きが頭に浮かんでくるような感じ。中盤以降は流れに沿って読み進めていくだけでよし。いつのまにか物語りに引き込まれているはずです。そして、本書に描かれている恐怖とは何かがわかったとき貴方は戦慄することでしょう。論理的にどう怖いではなく、生理的な恐怖を煽ってきます。それゆえに本書を読み終わったあと、頭ではわかっていても、事あるごとにじっと目を凝らしてしまうようなことに…。なぜそうなるのかは読み終わってのお楽しみ。