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「武士道精神」「もののあはれ」などといった日本独特の精神・感覚尊重している。
内容すべては賛成できないが一貫した方向性は個人的には非常に好きで、読んでいて気持ちがいい!
主な主張としては、「論理には限界がある、だめなものはだめ、卑怯を憎め、自由と平等の矛盾、国語が大事」
★備忘録★
・英語ができれば国際人だというのは間違い、祖国愛(パトリオティズム)と自国の教養を身につけろ。
・人を殺してはいけないのは、「ダメだからダメ」ということに尽きる。「以上、終わり」。論理ではない。
・「家族愛、郷土愛、祖国愛、人類愛」まずは身近なものから慈しめ。鼻から人類愛を語ってはいけない。
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サムライ。
ハラキリ。
ブシドウ。
武士という存在は既に日本から消え去っているが、武士道精神は意識しないこそすれ、きっと今でも日本人の魂の底に根付いていると信じている。
まさか…と思ったらこの本を読んでみて欲しい。
必ずハッとさせられる部分、思わず頷く部分があるに違いない。
個人的に5章の敦盛のエピソードど、17章の桜花に関する考察に感動した。
きっとこれから、桜を見る度にこの本のことを思い出すだろう。
という訳で、この本超オススメです。
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読むものというよりは、刻むもの。
もう何度読んだか忘れたけど、この本は最早何度読んでもいいとかそういう域を超えている。
日本人としてこの考えを持てていることは嬉しいことだと感じる。
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日本人が本来持っている精神力や活動の原点となる力について書かれているが、なかでも女性に対して書かれている部分に着目して読んでほしい。
ワークライフバランスやらダイバーシティといった横文字文化のなかでの男女協働参画が声高になりつつある現代であるけれど、「武士道」を読むことで真の男女協働とはどういうことなのか、あるいは女性が女性らしく生きることとはどういうことなのかを考えさせられる。
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二十三にしてようやく読んだ。
面白い。美しく装飾された結果だと、言ってしまえばそれまでだ。が、おそらく虚構ではない。誇張はされているかもしれないが、おそらくそう離れてはいないはずだ。その時代を知る人には、二度と会えはしない。だからこそ、書は大事なのだと深く思った。
武家だけでなく、百姓たちについても知りたかった。それは、民俗学を読むとしよう。
さて問題は、俺が面白いと思ってしまったことだろう。外人向けに書かれた本が、今同じ国に住んでいる俺にとって興味深いとこと。俺だけの問題じゃないはずだ。倫理の重要な部分が抜け落ちてしまった。取り戻すこと不可能で、より良いものを手にすることも不可能だ。
では、これから俺たちはどうすべきだろう?
これを読んで、少し日本を誤解している外人もいそうだ。
ただ、その期待に応えるわけではないけど、かっこうよくあれる日本人でいたいとは思える。
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無駄に旅して日本のことを分かったような気になるよりも何倍も有益な本。
武士道の理解は日本の理解に大きく資する。
読みやすいので、合間に読む本としては教養にもなるしオススメ。
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なるほどと思わされるが、文章が難しく半ばで一度ギブアップ。読書力上げてから、またチャレンジします。
二度目のチャレンジで読了。文章はやはり難解だったが、メリハリつけて読み、内容はしっかりと拾うことができた。教育の中で教えられたきた日本人の心の起源が書かれており、親を含め教育に携わることがある人、または公務員には読んで欲しい本。留学が控えていることもあり、日本を世界に知らしめるためにこのような本を書くことができる日本人がいまの世の中にどれくらいいるのだろうと考えた。
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今更になって初めて読んだ。言わんとするところは分かるので読めたが、難しい。人名はほとんどしらず、無学なのがまるわかり…
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日本で特定の宗教による道徳教育が行われていなかったとするならば、どこから日本人の精神は形成されたか。外国でそう問われた作者は、武士道による、と答えた。
日本に流れる思想、価値観の根本について、現代で理解している人は少ないはずである。「古き良き日本」を考えるにおいて、大きな知識を与えてくれる書だった。
外国人に伝える、という目的のための英語の書物の引用が膨大で、作者の見識の広さが伺える。
武士道はなお生くるか、考えたい。
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内容(あまり分かっていないが)も訳も素晴らしい本でした。またいつか読んだら分かるようになるだろうか。
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日本の学校には宗教教育がない→どのようにして道徳教育を授けるのか?日本人は何を基準にしてものごとを良しとするのか?
仏教、神道が武士道の基礎になった。そして武士道が日本人の価値観のもととなった。また、孔子も大きな影響を与えた。
アメリカにはキリスト教、そして聖書という明確な教えがあるが日本にはない。我々は何を基準にしているのか?良いこと悪いことを学校でも大して習った記憶はない。
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今読んでも内容に親近感を持ちますね。
当時、この内容を米国に広め日本をアピールしたのだから5000円札も納得。
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自国及び自身のアイデンティティが希薄化されている昨今において、それを見つめ直す意味でも一読の価値がある。
また、明文化されていない固有の伝統精神「武士道」をここまで体系的に纏めるだけではなく、異国文化の読み手に配慮して構成されている点でも、大変勉強になる。
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タイトルからして、根性論が延々展開されのではないかと勘繰り敬遠してきた古典。ところが予想に反して、日本人の精神に根付く武士動の淵源が、するどい洞察によって論理的に解き明かされておりました。
国際的に著名な本書ですが、たぶん読んだことのない人(特に日本人)は相当数いるんじゃないかな、と思います。矢内原氏の翻訳も、おそらく原文の格式を損なわない名訳なのだと思います。
残念ながら、わが国においてこの武士道の精神は希薄になってしまっている気がします。「せめて」先人を知る意味でも、読んでおいて損はないと考えます。
《引用》
(ヨーロッパ人の賛美する) “ 薔薇は桜の単純さを欠いている。さらにまた、薔薇が甘美の下に刺を隠せること、その生命に執着すること強靭にして、時ならず散らんよりもむしろ枝上に朽つるを選び、あたかも死を嫌い恐るるがごとくであること、その華美なる色彩、濃厚なる香気――すべてこれらは桜と著しく異なる特質である。我が桜花はその美の下に刃をも毒をも潜めず、自然の召しのままに何時なりとも生を棄て、その色は華麗ならず、その香りは淡くして人を飽かしめない。およそ色彩形態の美は外観に限られる、それは存在の固定せる性質である。これに反し香気は浮動し、生命の気息のごとく天にのぼる。 ”
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口承の武士に関して疑問を持ち続けていたけれど、人を殺さずとも武士は武士。人をダニだと殺す武士こそ武士道から外れし獣だ