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手にとるまでは・・・
2007/10/04 10:33
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:猫村茶太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を手にとるまでは、タイトルからして少し重たい印象が初めからありました「説教されるような・・・」そんな感じでしょうか。
マスコミから受ける彼のイメージは「優等生」「感情を表に出さないといった少しとっつきにくい感じでした。だからかもしれません。
しかし・・・
読んでみて彼の印象が変わりました。
骨折以後に出された彼のこの本は現在の苦しみや、考え方、あと、なぜ
自分が感情をあまり表に出さないのか、しっかり書かれています。
とても親近感の持てる一冊です!!
続ける才能。
2010/09/11 16:24
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かず吉。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
あまり野球観戦をしないので、野球について全然知りません。
だけど、「松井秀喜」という名前は何度も聞いていて、
知っています。何かあると騒がれてきたのはリアルタイムで
ニュースなどでは観てきました。
実は骨折して連続出場が途切れたときに、
「なんでこんなに大騒ぎしてるんだろう」って思ってたんです。
事の大きさは今回、この「不動心」を読むまで知りませんでした。
野球選手としてどういったことを考えて、どういった日々を
送っているのか。この本を読んで松井選手の気持ちを少しだけでも
知って、そしてその決意を垣間みて、かなり感銘を受けました。
メジャーリーガーで一流選手で居続けるために努力し続けて
いること。まわりの意見に耳を傾けて、いいと思ったことは
取り入れること。
そして、努力をし続けること。
「続ける才能があれば成功できる」と何かの本に書いて
あったけれど、続けるっていうことはそれだけ難しいことでも
あって、それがどれだけの決意のもとでできるのかっていうことを
今回読みつつ考えました。
骨折してもそれをネガティブにとらえるのではなく、
骨折したことさえも、自分の一部としてとらえて補い、また
成長していこうって思える強さ。
もっと意思を強くもって、努力をしようと心に誓いました。
何よりもすごいと思ったのが、松井選手のご両親の愛情。
そして、松井選手のファンや今まで育ててくれた監督・コーチ、
両親に対する感謝の気持ちでこの本はあふれています。
とてもまっすぐな気持ちに心うたれました。
感動
2021/12/22 22:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぺ - この投稿者のレビュー一覧を見る
あの松井秀喜がなぜメジャーでも活躍し、人望も得られたのかがわかる。努力とものの考え方が大切なんだと思えた。仕事でうまくいかない時期なので感動してしまった。
読めば眼が開かれる。「才能が無い」と諦めることなかれ
2007/08/06 12:48
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ざわ・・・ぶろぐ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ニューヨークヤンキース、松井秀喜さんの『不動心』。
「はじめに」を読んだ時点で、それまで持っていた松井選手のイメージが変わりました。
個人的に、ジャイアンツがあまり好きではなかったせいか、松井選手に対するイメージは良くなかった(と言うより薄かった)のですけれど、この本を読んで、松井選手の歩んできた経験を知り、その時々で松井さんが何を感じ、どういう行動を取っていったのか。それを知った時、「あぁ、私は偏見や先入観のフィルター越しに松井さんを見てしまっていたんだな」と反省させられました。
文体からも、丁寧、勤勉、誠実、素直、真面目、そういった印象を受ける、まさにスポーツマンというべき真っ直ぐな人間性を感じる。メジャーリーグベースボールというと、イチローさんがやはりメディアに取り上げられますが、メディアから発信される情報は、良くも悪くも、メディアの手が加わっていて、受ける印象に変化を与えてしまうものだなと思いました。
この本の中には、松井さんが大事にしている言葉がいくつか出てくるのですが、そのひとつを抜粋して、心に留めておきたいと思います。
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「人間万事塞翁が馬」を心の支えにしている僕ですが、何もかも達観しているわけではありません。何が起こっても仕方がないと、あきらめているわけではありません。
「過去」は決して悔やまぬよう心掛けますが、「未来」は違います。未来は自分でコントロールできるのですから。
「努力できることが才能である」
これも、子供の頃から僕を支えてくれた言葉です。小学校3年生の頃だったでしょうか。父が半紙に毛筆で書いて渡してくれました。子供部屋に貼り付け、毎日のように眺めていました。父によると、加賀市で晩年を過ごした硲(はざま)伊之助さんという洋画家、陶芸家の言葉だそうです。
僕は決して「野球センスにあふれる」というタイプではありません。両親からもらった丈夫で大きな体は、いくら感謝しても足りないぐらいです。しかし、何をやってもすぐに修得できるという天才型ではありませんでした。むしろ、人よりも進歩は遅かったように思います。
子供の頃だと、努力しないでできるほうが格好よく見えますよね。汗をかかずに楽々とやってのけたいという思いがあります。でも、僕にはそれができませんでした。努力しなければ、人並みにもなれないタイプでした。
そんなときに支えてくれた言葉でした。「努力できることが才能である」。試合に負けて、打てずに悔しいとき、素振りをしながら、父が書いてくれた紙を見つめました。この言葉が、僕の希望でした。
プロ入りして実家を出るまで三度、部屋が変わりましたが、この紙だけは大切にはがして、新しい部屋に貼った記憶があります。
大リーグには才能あふれるプレーヤーがたくさんいます。その中に入って、あらためて思っています。どんな世界であれ、努力をせずに成功した人などいないのではないでしょうか。
さらに成長するため、ニューヨークの部屋にも、あの紙を貼ろうかと考えています。(p.85-87)
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ありふれた表現だけれども「一生懸命頑張る」という言葉が本当によく似合う人だな、と思いました。読み終わると松井選手のファンになってしまいそうな1冊。