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すげぇ。
2020/06/09 09:51
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投稿者:Nighthawks - この投稿者のレビュー一覧を見る
星新一さんに感化されショートショートを書いてみたものの、妹に「展開が途中でよめる」と言われました。結論、星新一さんすげぇ。
良い本です
2024/06/29 16:19
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
ショートショートはもっとおとぎ話みたいな感じかと思っていましたが、大人向けのブラックな話が多くて好みでした。
32の宝石
2002/01/08 16:07
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投稿者:りるりる - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作の「妄想銀行」は、人間のいろんな妄想を取り出し、それを適格な別人に与える仕事をしているエフ博士が、彼に思いを寄せる女から取り出した妄想を自分の愛する女に利用しようと思った時…とんでもないことが起こる。32編もあり、それぞれがとてもよく練られた作品だと思います。一気に読めてしまいます。
星新一の32の妄想を保管する妄想銀行。
2010/09/22 18:33
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投稿者:toku - この投稿者のレビュー一覧を見る
人々がかかえる不要な妄想を吸収し、保管する『妄想銀行』
妄想銀行に保管されたさまざまな妄想は、カプセルに詰め込み、内服することでその妄想を取り入れることができるのだ。
役になりきれない劇団員にはその人物だと思いこんだ妄想カプセルを、反省のない犯罪者には罪を犯したと悩む妄想カプセルを。
本書は星新一のさまざまな妄想が詰め込まれた妄想銀行。
内服の際には妄想に取り憑かれないようご注意ください。
【半人前】
エヌ氏が自殺の名所で助けた青年は、半人前で仕事がうまくゆかず、仲間からバカにされているという。
エヌ氏はボディーガードとしてその青年を雇うと、次々と事故に遭遇し始め、そのたびに間一髪で助かった。
究極の選択を読者に問う作品。
青年の意外な正体と、半人前であることの意外なメリットとは。
【さまよう犬】
その若い女性は、たびたび同じ犬の夢を見る。その犬はいつも何かを探してさまよっている。その犬を好きになった彼女。彼女に気づかず何かを探し続ける犬。
彼女には焦りにも似た気持ちが芽生え、夢から覚めてもそれは残るのだった。
たった二ページの短い作品だが、深い神秘性と微妙な切なさを感じさせる。
何度も読み、映像を思い浮かべることで、深い味わいが生まれてくる。
本書中、一番気に入った作品。
【鍵】
特に恵まれてもおらず、何かに渇望していたその男は、異国的な古めかしい鍵を拾った。
やがて、すばらしい幸運の到来を予感させる、その鍵に合う扉を探すことが、彼の生き甲斐となった。
人によって感じ方が大きく変わる作品。
扉探しの人生に費やした、男の人生の重さに共感するか、その男の前に現れた幸運の女神の滑稽さを笑うのか。
個人的には扉探しが生き甲斐となった男の前に現れ、男の望みを聞こうとする女神の滑稽さに失笑した。
【黄金の惑星】
黄金の惑星を発見したという情報とともにSOSを受信した、惑星地質調査の宇宙船。
地質学者のエヌ博士は、操縦士兼助手の妻の二人が乗り込む宇宙船で、黄金の岩が転がり、低文明の住民が住む惑星に着陸した。
欲に目が眩むと……という星新一らしい寓話性のある作品。
【人間的】
なんでも命令に忠実なロボットに飽きたアール氏は、エフ博士の元を訪れ、人生修行で人間味を学習したばかりの試作ロボットを借り受けた。
そのロボットは、アール氏が命令するたびに、健康の心配や危険、無駄への忠告をする非常に人間的だったのだが……。
人間的すぎる性質をそなえてしまったロボットに、思わず笑いがこぼれる。
【その他収録作品】
保証、大黒さま、あるスパイの物語、住宅問題、信念、変な客、美味の秘密、陰謀団ミダス、女神、海のハープ、ねらった弱み、繁栄への原理、味ラジオ、新しい人生、古風な愛、遭難、金の力、敏感な動物、宇宙の英雄、魔法の大金、声、破滅、博士と殿さま、小さな世界、長生き競争、とんでもないやつ、妄想銀行。
古くて新しい星ワールド
2022/07/04 22:19
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投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
星新一はある時に読んでから離れ、しばらくぶりに再会した。
32篇あるものの傾向はさまざま。物語らしい起伏のあるものから、ワンアイデアの余韻で勝負する掌編までいろいろ。凝縮され切り詰められた描写、無味乾燥な会話。特徴は一貫している。
印象的なのは『鍵』。それから『住宅問題』。こちらは今回初めて読んだが、コマーシャリズムの行き着く果てでは、自然でさえもその中に取り込んでしまい呆然とさせられる。さらっと描かれているがそのビジョンは鮮烈。
やっぱり面白い
2017/07/29 23:01
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投稿者:栞ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
言わずと知れたショートショートの名手、星新一の短編集。
書かれてから、かなりの年月を経過しているが、今読んでも十分に面白い。
星新一を読んだことのない人は、一度読んでみて。
妄想銀行を読んで
2016/12/17 21:23
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投稿者:フミヅキ - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代を予想しているかのようで、面白いなと多々感じました。
小説を読んだことがない方でも、最初に読む本として読みやすい気がします。
特にSFが好きな方は楽しく読めるかな?