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こころ みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー1,349件

みんなの評価4.2

評価内訳

1,349 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

精巧な心理描写

2015/02/01 12:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まりも - この投稿者のレビュー一覧を見る

夏目漱石の作品を初めて読んだ。1章および2章はゆったりと進んでいた印象だったが、3章に入ると、世界観がより主人公の心理に迫っていく。本のタイトル『こころ』を痛々しくも、人間味溢れる形で表現しており、圧巻だった。主人公の心理もKの心理にも共感できた。生きることと向き合うことの重さを感じながら、自分という存在の弱さに折り合いをつけることが必要なのかもしれない。

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電子書籍

☆こゝろ☆

2024/04/21 00:02

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る

大学を卒業して帰省した《私》のもとに、《先生》から遺書が届き、その遺書を通じて、《先生》の生涯が語られる。

学生時代、《先生》は、美しいお嬢さんのいる下宿に、生活に困窮していた《K》という友人を同居させた。
軈て、《K》からあるお嬢さんへの恋心を打ち明けられると、《先生》は、《K》の信条につけこんでその恋を妨げようとし、更に《K》を出し抜いて、お嬢さんとの結婚の許しを得てしまう。
それを知った《K》は自ら命を絶ち、その後、お嬢さんと結婚した《先生》は、妻にも真実を打ち明けられず、罪の意識を背負ったまま生き続けることになる。
そして・・・ 時代が昭和に変わる時、《先生》も命を絶つ。

人間の深いところにあるエゴイズムと、人間としての倫理観との葛藤が表現されている作品である。

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紙の本

☆こゝろ☆

2024/04/21 00:01

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る

大学を卒業して帰省した《私》のもとに、《先生》から遺書が届き、その遺書を通じて、《先生》の生涯が語られる。

学生時代、《先生》は、美しいお嬢さんのいる下宿に、生活に困窮していた《K》という友人を同居させた。
軈て、《K》からあるお嬢さんへの恋心を打ち明けられると、《先生》は、《K》の信条につけこんでその恋を妨げようとし、更に《K》を出し抜いて、お嬢さんとの結婚の許しを得てしまう。
それを知った《K》は自ら命を絶ち、その後、お嬢さんと結婚した《先生》は、妻にも真実を打ち明けられず、罪の意識を背負ったまま生き続けることになる。
そして・・・ 時代が昭和に変わる時、《先生》も命を絶つ。

人間の深いところにあるエゴイズムと、人間としての倫理観との葛藤が表現されている作品である。

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電子書籍

読む年齢によって考えが変わる名作

2020/01/31 02:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ロイス - この投稿者のレビュー一覧を見る

多くの人がこころを中高生の時に読むと思うが、この本は若い時に読むのと色々な経験を積み重ねて大人になって読むのとでは感じ方が大きく変わると思うので、大人になってから読み返したり、他の人の書評を読んだあとに読むとこころを深く読み込むことができてお勧めしたい。

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紙の本

何十年ぶりの再読でやっと目が開きました。

2018/11/12 22:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

読書の秋という新聞記事の特集で、知っている、
読んだことがある作品の第一位はこころでした。
それも大差です。
60%くらいの人が何らかの形で目にしています。
国語の授業で習った人も多いでしょう。
いまでも学校で教えているのでしょうか。
大半の人が読んでいる作品なので、ネタバレを気にせず
思ったことをどんどん書こうと思います。

こころは名作とよばれ、多くの人が関心を払う作品でありながら、
実のところ苦手意識がありました。
最初に読んだとき、一番引っかかったのはKの死です。
それに続く先生の死もしっくりこなかったように思います。
逆にそれしか頭に残っていませんでした。

死は衝撃のある物語要素で、どんな小説でも死を取り込めば
迫力を生み出します。
だからお涙頂戴系の作品もたくさんあるのです。

ところが、こころが扱った死は、わたしには
よく分からなかったのです。死の余韻にひたらず、
感傷的に引っ張ることもせず、物語は唐突におしまいになるのです。
高校生の頃のわたしは、きっとそんな風に感じたことでしょう。
だから、この作品はいったいなんなのかで終わった気がします。

再読して感想が変わりました。
「明暗」を読んだとき、漱石のこだわりを解説で知ったことが
大きいと思います。こころは晩年の作品なので、
明暗と通じるものがあります。
登場人物が少ないぶん、こちらの方が理解しやすいです。

人間が人間らしくあろうとすると、利己的になっていくということ。
これが漱石の描く世界観のひとつにあると思います。
人間の小ささにさいなまれる姿を描いていることが、
百年たっても読まれる原動力ではないでしょうか。

人間の心なんて、かくも小さく、自己中心的で、
情けないものなのです。マズローの欲求段階でいう
低次元の状態です。

きれいごとで収めようとしながら、
結局は低次元の心に振り回されて苦悩し、
耐えられなくなって死を選んでしまうという、
ぐるぐると煩悶する心が描かれています。
しかしそれこそが人間の本質かもしれないと思うと、
この作品の理解が進む気がします。

実際のところ、高次のことも低次のことも、全部ひっくるめて
一人の人間ですし、ひとつの心であると思うのです。
恰好つけてきれいなところだけ発揮しようとしても、
天秤がはねるみたいに薄汚れた利己がほとばしるのです。
でも、それこそが心なのではないでしょうか。

Kと先生が死という最終手段に訴えるほど守りたかった心。
Kはお嬢さんに心を奪われ、自己矛盾に陥った低次の心を
否定しようとしたのでしょうか。
先生の取った行動で、Kは追い詰められたのでしょうか。
結局、他人の心を分かることはできないし、
自分のものさしで想像するしかないのです。

Kも先生も、自分の低次元さを許せなくなり、
自ら崩壊したとわたしは読みました。
自分のよりどころは自分しかないのに、
その自分が信じられなくなった時に人間はどうなるのか。
そんな頭でっかちの世界が妙に印象深く、
まわりくどいこの小説の大きな影となって潜んでいるのです。
そして、それこそが読み継がれる理由のように思います。

名作だからというだけで、本をあまり読んでいない人に
読ませてもどうだろうと、再読して思いを新たにしました。
文体もやや古いので、本を読みなれていないと、
うまく伝わらないように思います。
何はともあれ、久しぶりで読むのにいい作品でした。

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紙の本

勉強

2017/09/09 12:33

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投稿者:ぴっぴ - この投稿者のレビュー一覧を見る

夏休み宿題にて使用するために購入しました。

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紙の本

漱石先生の作品の中でも珠玉、18歳以上にお勧め

2023/07/17 20:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Ottoさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

文学は、人間の欲望、主にお金と性に対しての欲望に関すること、そこから展開して個人、家族、社会、国家間でのいさかい、言い訳、誤解、争ごとを表現したもの。欲望は動物にもあることを知っているが、人間はことばを持っているので言葉で表現または正当化しようとする行為の一部が文学だ。
 先生は新潟の資産家の息子だったが、両親の死後、後見人だった叔父に財産を騙し取られ、下宿していた家の娘に一緒に下宿していた友人が恋をしたところをある計略で友人を自殺に追い込み、自分が娘と結婚するという、人間の欲望に翻弄された影の部分を持つ。先生は相当な教養人でもあるのに定職に就かず、漱石の小説によく登場する「高等遊民」である。その先生が明治天皇の崩御を受けて殉死した乃木大将をさらに追うようにして、長文の遺書を私に残して自殺してしまう。小説のほぼ後半は、先生の遺書である。この先生の遺書を使って漱石は、現代にもつながる日本人の欲望=悩み=不安を解明しようとした。

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紙の本

夏目漱石の後期三部作のうちの1つ

2023/04/02 15:45

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投稿者:みみりん - この投稿者のレビュー一覧を見る

「彼岸過迄」「行人」と並んで、夏目漱石の後期三部作のうちの1つ。
と言いながら、私は「こころ」しか読んでいないのですが。

読んだきっかけは教科書に載っていたから。
一部だけ教科書で読んだという方も多いのではないでしょうか。

後期三部作は「人間のエゴイズムや知識人の苦悩」をテーマにしたものだが、
この「こころ」もそれを追及している。

最後、先生の遺書を受け取った「私」が、危篤の父を見捨てて電車に飛び乗る場面は、
普段の私ならわからないけれど、この「こころ」の中ではそれが自然なものとして受け入れられる。

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紙の本

おもしろい

2023/01/09 17:03

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投稿者:ゆうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

表現が面白い、たしかになぁと思わされることが多々ある。
昔の表現が多くて読みにくいということは全くない。
途中から展開が気になり1日潰して7時間ほど読んでいた。

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紙の本

ジャケ買い

2021/03/21 14:43

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投稿者:ココ - この投稿者のレビュー一覧を見る

毎年、夏の文庫フェアで一冊は買うと決めています。この夏も本屋に行くと、白地に青文字の新装版が目に止まりました。私にとって、こころは高校の教科書で抜粋部分を勉強した作品です。1人の女性をめぐる三角関係とは映画や本の中では頻回に取り上げられる題材ですが、この作品は先生の心の苦しみ・葛藤を描きます。もっと早く読めばよかった。そう思いました。生きること、恋すること、レポートのこと、単位のこと、講義のこと、、、ワクワクするような青春の只中で読んでいれば、また違う感想を持ったはずです。

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紙の本

昔とは違いじっくり読めた

2020/11/01 21:56

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投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る

国語の教科書で読んだような気もしますが、大人になってしっかりと読むのは初めて。旧かなは難しいですが、趣があっていいです。先生のお手紙が思った以上に長くて、手紙というサイズ感ではなかったんでは?今でいうと宅急便サイズですね。とか現実的な事を考えてしまいました。昔の人は事細かに考える傾向が強いですが、根本は今の人も変わっていない気がするので、だからこそ夏目漱石は今でも読まれるし、考えさせられるのだと思います。

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紙の本

何度でも読み返したい

2020/02/02 05:54

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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

高校生の頃に国語の授業で読まされた時には理解できなかった、先生の深い闇に触れたような気分です。全ての人間が背負わされている、罪深さについても考えさせられました。

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紙の本

人間の複雑な心理を見事に描写している。

2017/11/14 12:50

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投稿者:ss1021 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「私」から見た「先生」について、また「先生」からの「私」への長文の手紙を通して、「先生」が大切な親友を裏切ってしまったことによる懺悔の気持ちを見事に描いていると思いました。

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紙の本

さらり

2017/06/23 15:52

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投稿者:ポージー - この投稿者のレビュー一覧を見る

初めて夏目漱石を読んだ。文章がしつこくなくてさらりと読めました。そりゃ流行作家にもなるだろうという感じ。

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紙の本

こころ

2016/10/25 09:47

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投稿者:のん - この投稿者のレビュー一覧を見る

高校の教科書に掲載されている最後の部分だけ読んだことがあるという人も多いでしょうが、ぜひ最初から最後まで読んでほしい作品です。「恋は罪悪ですよ」...何度読んでも、まさに「こころ」に刺さります。

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