シリーズの中で一番好き
2016/06/18 23:21
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投稿者:わらび - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供の頃読みふけりました。
シリーズの中で、これが一番好きでした。
多分、犯人像や犯人の心理描写に引かれたんだと思います。
今読むと、その設定ムリヤリじゃない~?と思う部分もあるのですが
当時の自分にはそのバランスも丁度よかったのでしょう。
…ネタバレになるから推理モノの感想って書きにくいですね(笑
正直、横溝正史さまに失礼ではないか、そう思うところがあります。それに、私の読んだ版の挿絵、文章と絵柄が合ってないし。むしろ幕間、という位置づけの小品、これは名作
2006/09/01 23:18
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投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「笙野之里の村おこしで企画された推理ゲーム。そのために村に行くことになった岩崎亜衣、真衣、美衣の三つ子の姉妹。雑誌セシーマに原稿をかく夢水清志郎が解き明かす消える足跡と不思議なシュプールの謎」本格推理小説。私の大好きなシリーズ第4弾で、勿論、良い子のための青い鳥文庫です。
寒いところが大嫌いな名探偵・夢水清志郎。その彼を説き伏せて連れ出そうとするのが、雑誌セシーマの編集部員の伊藤真里です。それを聞きつけた亜衣、真衣、美衣の三つ子姉妹は、借金のことで清志郎を脅かして何とか出かけることには成功したのですが、彼らを乗せた軽のポチ一号を運転する伊藤嬢のスピード狂ぶりに三人は気絶してしまいます。
その中でただ1人、能天気に喜んでいるのが、ジェットコースター大好きの清志郎探偵。そして彼らを待つのがN県A高原のスキーロッジ ポインセチアです。うーん、いかにも小学生向きの名前だなあ・・・
その高原にある雪霊の藪、吹雪の翌朝は子供が近寄ってはならないという伝説の意味するものは。そしてスキー大会を待つゲレンデに残る不可思議なシュプールの意味するものは。
幕間として、岩崎三姉妹の母親羽衣の優雅な一日の過ごし方と、夢水清志郎の労働、そして彼が解き明かす、羽衣母さんのロマンスに隠された友情といったエピソードが挟み込まれます。
そして笙野之里を振興させるための企画に雑誌セシーマの伊藤さんが、夢水清志郎を引き釣り出そうとすることから、「魔女」と名乗る謎の人物が仕掛ける罠が生まれ、里の謎が解き明かされます。三つの作品からなる作品集といってもいいのですが、微妙に関連し合っているのでそうとも言い切れません。
犯人や、動機が簡単にわかりすぎてしまい、それが他の作品の仕掛けに類似しているのが問題です。もし、この後で横溝正史の金田一耕介シリーズを読もうという人には、致命的です。そういう意味では、幕間の羽衣母さんのロマンスと友情を扱った短編が、オリジナリティがあって、加納朋子を思わせるようなところはありますが、最高でしょう。
ここで文句をひとつ(もしかすると、新しい版で直っているかもしれませんが)。なんと文章と挿絵が合っていないのです。特に母さんの手のひらをじっくり見てください。一枚は文章の通りですが、もう一枚は、明らかに違うのです。これはミステリではあってはならないこと、ぜひ直して欲しいもの。
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子供向けといって侮ってはいけません。
大人も楽しめる本格推理モノなのですよ、これが。
ミステリのメーリングリストでも話題の的でした。
この名探偵夢水清志郎シリーズはNHKでドラマ化されてました。
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まあまあかな。トリックなんかは結構面白かったし犯人の計画もこういう目的だったらこんなもんか、といった具合。ただ犯人が目的となる人物を探すのにとった手段は微妙に納得いかない。それで良いのかね?
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主婦の生活には、そうそうドラマチックな出来事などありません。でもわたしは、いまの平凡な日常生活がとても気に入っています。<本文抜粋>
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犯人の「魔女」には共感できるところもあった。他にスキーする兄弟の話もあったけれど本当この兄弟仲いいな・・・!と思わせるような話でした。笑
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推理ゲームが企画されている笙野之里へやって来た名探偵・夢水清志郎のもとへ、「魔女」と名乗る人物から手紙が届く。推理ゲームが始まり、次々と謎の事件が起こる。「魔女」とはいったい誰なのか?羽衣母さんの謎、スゴ腕記者・伊藤さんの過去など、もりだくさんです。
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尊敬する沖神ライターさんの好きな作家がはやみねかおる
さんと聞いていたので、図書室で見つけてすぐ読んでみた。
児童書の作家だったのねー。
だからミステリー嫌いな私にも、読みやすかった。
軽い感じはあったけど、ミステリー嫌い
克服感覚で読んでみたらいいかもしれない。
余談だけど、名前からして女の作家かと思ってたw
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僕がミステリーだとか推理系にどっぷりハマるようになったキッカケの本です。
久々に読み直して見ましたがやはり面白いです。
終盤のあるセリフが非常に印象深いです。
読み終わると少しゾクっとするかもしれません。
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解かれなかったもうひとつの謎は、
時を経て解かれることとなった。
人間はどうしようもなく哀しいもので、
けれどそれを知りながらも教授は常に
あたたかいものを守ろうとする。
そんな教授がわたしはすきだ。
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この作品はおそらくメイン事件の
犯人と事件真相は
勘の鋭い人にはピーンと来るはずですよ。
でもわかったとしてもトリックは
大人もびっくりするほど手が込んでいるので
別に気にはなりません。
今回の事件の真相は
聞くと悲しくなるものです。
そう、ある人は事件に巻き込まれたのです。
その事件の一番の犠牲者に…
そして珍しく迷探偵が
いいことをはいています。
そう、知ってはいけないこともある…
ということ。
しかし最後の引越しは
やっぱり迷探偵ですわ。
肝心のことを忘れたら
引越しできないでしょ!!
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中短編集になってます。雑誌編集者の伊藤さんが初登場。いきなりポチ1号(彼女の愛・軽自動車)の大暴走で楽しませてくれました。 青い鳥文庫なのにますます新本格派風にパワーアップしております。今回は推理小説を読み込んでる方なら結末を推理できるかもしれませんね。 羽衣母さんと一太郎父さんのなれそめ編は推理には「普通の人は気づかないよ」と思いましたが、徐々にエサを小出しにして夢水さんをリードする羽衣さんがすばらしかったです。
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夢水清志郎シリーズ4作目。
シリーズ初めて明確に殺意を持った犯人が登場した気がする。
解かれなかった謎は深見のお姉さんのことだろうか。文庫版の方で加筆されてるそうなので機会があれば見てみようと思う。
毎回教授が何かをむさぼり食うシーンが本当に美味しそうでたまりません。夢水清志郎の食い倒れシリーズぜひ読みたい。
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少し現実離れしたような展開もあるんだけど、大人が読むには断然第二部が面白いと思う。今回、教授があえて口にしない真実があった。探偵は謎解きしてこそだと思っていたけど、それは時と場合によるのかもしれない。私は明らかにする必要がない事も、世の中にはあると思ってる。だからあえてそういう選択をする教授が好きだし、名探偵なのだと思った。読者泣かせではあるけど。
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小学生の時読んでいたら好きだったろうに、読んでなかったのだよなあ。
でも教育テレビのあのドラマはとても好きなのでした。