心に元気をくれる本
2015/02/19 22:32
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:本の木 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ここ1年で最もアンダーラインをたくさん入れた本。自衛隊などの具体例をふんだんに示してくれながら、心の疲れをとる技術を優しく教えてくれる。世の中のストレスと戦うすべを、自分とうまく折り合うすべを教えてくれる、素晴らしい本でした。
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投稿者:AGE51 - この投稿者のレビュー一覧を見る
心も身体と同様に疲れ、回復させないと病気になってしまう、という事実に納得。
現在の自分はあまり良くない回復方法に頼っている。なんとか変えないと。
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投稿者:CarpeDiem0909 - この投稿者のレビュー一覧を見る
心が不安定なとき、どう対処したらよいかについて書かれています。
ためになると思いますが、おかれている状況によっては実践できないこともあるかと思います。
根拠のない 記述があって 3点だ
2023/05/24 21:20
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投稿者:清高 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1.内容
本書刊行当時の2013年においては、まだまだ自殺者が多かったが(p5.ll11-13)、このような状況の中で、東日本大震災時に過酷な任務を遂行した陸上自衛隊のノウハウを用いて、「ムリ・ムダ・ムラの3つの切り口」(p.6)から、個人や組織の不都合を解決する本である。
2.評価
(1)個々の方法論はなるほどと思うし、随所にある、休むことの強調は、現在でも通用するだろう(5点レベル)。
(2)しかし、本書では、随所に根拠のない記述があるので、その点で1点。(1)との中間をとって星3つとする。2つだけ挙げると(その他もあるので、それは読者が探してほしい)例えばp.78-83。「農耕民族を祖先に持つ日本人」(p.79)は正しいのか。世界の歴史は、概ね狩猟から農耕になったはずだが。p.93の「(認知療法など)」に否定的なのがいいかもわからない(認知療法はたしか科学的根拠がある精神療法じゃなかったっけ? ケース・バイ・ケースなのはわかるが)。
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パフォーマンスが低下している方などにオススメ。
自分の精神的な疲れ具合のチェックに役立てて下さい。
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自衛隊のメンタルヘルス担当官による、心の疲れに対する、理解と対処を解説した本。自衛隊ならではというよりも、一般的な、働いている人及び管理職を対象に、役立つ内容になっている。「7~3」「7:3」については、とても参考になった。
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現代人のココロの「ムリ」「ムダ」「ムラ」を細かく、わかりやすく説明している。現代人が無意識に感じている「心の疲れ」の取り方と、社会の「多少ムリをするのが当たり前」みたいな風潮とを説明している。
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長期戦を戦うための疲労コントロール法を自衛隊でのコンバットストレス教官として教育している著者が教えている。
・ムリをしない
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ランニングを本格的に始めるようになって感じる肉体的疲労と仕事による精神的疲労について、毎日どのように向き合っていけばよいかを考えさせてくれた本でした。休むことの大切さ、また、上司が部下をマネジメントする時の部下のその仕草、態度から疲れを感じていることをいち早く察知するそのやり方を解説してくれています。リーダーだけでなく、誰もが読んでほしい本で、お勧めです。
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題名に自衛隊と入っているから、自衛隊独自のやり方や理論を期待したが、なんのことはないメンタルヘルスの初心者向けの内容であった。
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精神科医が書いた本の後に読んだ為か、やはり本人が「体型だった教育を受けたわけではない。あくまで実地での経験から纏めたもの」と言う通り、書かれている理論?の説得力、機序が今ひとつかなと。
逆に著者の特異なバックグラウンドである、自衛隊での実際、をもっと書いてくれればより面白かったかなと。
とは言え、自分自身の毎日の生活におけるティップスとしては得るものが少なからずあるかなと
⭐年齢を重ねることによる体力の変化に気づかず、昔はこのくらい出来たから今も出来るはず、と見誤り、知らず知らずに疲労を溜めてしまいがち
⭐子供の頑張り、大人の頑張り、の二種類。子供の頃のように知力体力が成長するわけではないので、あるいは一つの正解があるわけではないので、闇雲に根性でひたすら努力をするだけではダメ
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疲れてくるとつい気持ちがささくれ立ってしまう、他人に失礼なことをされると瞬間的にカッとなってしまう。
そんな自分に気付くことが、ままあります。
「いつも平穏な気持ちで過ごしたいなあ」という反省の意味を込めて、気になった関連書籍を読むようにしています。
この本の著者は、陸上自衛隊の「コンバットストレス教官」。
自衛隊という独特の環境下にある集団の中で、長期に渡り厳しい局面にさらされる隊員の心を、どのようにケアしているか。
「ムリ」「ムラ」「ムダ」という切り口で、人間の感情の動きを理解し、対処する方法が解説されています。
「ムリをしすぎる」の話の中で特に印象に残ったのが、「7~3バランス」。
自分にとって”良いこと”を、長期に渡ってストレスを感じずに続けるには、そのことを無意識にできるようになる必要があること。
そしてその”良いこと”を「面倒だな」と思う意識をムリに抑え込まず、7対3の割合でほどほどにやるくらいが良い。
何かをやろうと決めても、なかなかやり続けられない自分にとって、肩の力を抜いてもらえたように感じました。
また「感情のムダを無くす」の話の中では、”睡眠を意識してとる”、”腹式呼吸をくり返す”といったあたりを、あらためて実践してみたいなと思いました。
また、怒ることなくその場をやりすごした際は、攻撃されたままのイメージではなく、上手に対処したイメージを加えて記憶するというのも、「なるほど、やってみよう」と思う手法だなあと感じました。
著者が自ら学んだこと、そして自衛隊の中で実践してきたことが、概念図を交えて説明されているので、この分野に初めて触れる読者にも理解できる内容ではないかと思います。
体と同じく、一生付き合っていく、自分の「心」。
長く健康を保てるように、今後も関連書籍を継続して読んでいきたいと思います。
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本書を読んで最も印象に残ったのは、無理をしている人は「子供の心の強さ」を持っている。子供のような成長期には我慢して努力すれば伸びる確率は確かに高い。ただ、大人になり能力に陰りが見え始めた段階で「子供の心の強さ」だけにしがみついていると徐々につらくなる。大人になったらなったで、あるもので対処する能力も身につけねばならないとの記載でした。
成功するのに忍耐は重要とは思いますが、やはり過剰な忍耐は本人のためにもならないことが上記の記載からも確かだなと思えるようになりました。
私自身は頑張りすぎることはない人種になりましたが、世の中は必要以上に頑張る人もいて、そういう人に限って体調を崩して仕事を辞めざる得ないような話もあります。大きな無理はリ-ダ-シップの失敗と心得よと本書でも書かれているように、真面目すぎる人は自分の責任と思わず、休む時は休むことが重要なのだなと改めて感じさせる本でした。
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○自衛隊でメンタルの共感を務める下園氏の作品。
○著者の指導経験や自身のメンタルヘルス経験を踏まえ、いかに「心の疲れ」を乗り越えるのかを解説したもの。
○事例が具体的で、まねできそう。とても参考になる。
○ポイントは、離れて冷静になること。
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うつなどの原因は疲労蓄積であり、この疲労蓄積は意外と気づきにくいという点にはとても共感できる。
したがって、比較的高評価としたが、内容に目新しい点が少なく、人によっては内容に物足りなさを感じるかもしれない。