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初めて読んだ司馬作品。面白くて、怒涛の勢いで4巻読み通した。武士の生き様に憧れると同時に、千代のように夫を支える妻になりたいと思った。良妻賢母という言葉がしっくりくる女性だと思う。
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能力や実績のない人が,上司の出世レースの中を巧みに泳ぎ,おべっかの使い方だけで出世を果たすという,サラリーマン的サクセスストーリー.その本人ではなく彼を操った妻の話なので,女性が読む分には面白いんだろうけど,やっぱり,男の子としては,歴史ものを読むときは血沸き肉踊る感じが欲しいですね.土佐入国後の話をもっと詳しく書いて欲しかった,というのもある.
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2006年大河ドラマ『功名が辻』の原作。意外と読みやすいです。自分の能力がわかっていてうまく立ち回っているところや気付かせずにうまく一豊を動かしていく千代が魅力的です。一豊は千代だけでなく運も味方についてる感じですね。
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面白いっす。山内一豊なんて戦国武将、山内容堂の先祖?くらいしか知らなかったが、そんなマイナー武将でもオモロイんだ!!話がうまいなぁ〜。戦国武将の人物像を語らせたら司馬遼太郎以上の人は居まい。。。
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親の決めた結婚をする所から始まり、一番有名な馬のエピソードが最後にあります。
あっと言う間にドラマに追いついてしまいますね〜。
少女時代に出会ったとか、燃えるお城の中で結婚を決める、といったあたりは脚本家の創作でしょうねー。
のちには大名になったので、ある程度記録も残っているはずですが、若い頃のことは詳しくはわかってないのでしょう。
大河で存在感が強かった男女の忍者二人のことは小説中にしっかりあるんですね…
司馬さんにしては色っぽい設定だなあ〜賢い女房と木訥な一豊だけじゃドラマが不足してるという判断なのか…?
歴代の大河ドラマでは戦国時代が視聴率が高い、と新聞に載っていました。
激動の時代の流動性がスリルがあって好まれるのか、女性も江戸時代より婦徳などと言われず比較的活躍の場があったのも良かったのではと分析されていました。
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まだ一巻だけしか読んでいないけど、おもしろいね! 速く続きがよみたい。大河ドラマのほうは見たことが無いのですが(惜しかったな)
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大河ドラマもいいけどやはり原作(全4巻)。千代を盛り立てるためか、一豊をちょっと誇張して頼りなさげに書いてある風だが、土佐24万石の大名に上り詰めるまでを司馬氏が雄弁に綴っている。
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全4巻。豊臣か徳川かを悩み、徳川を選ぶところはTVでは簡単に書かれていたけど違う。やっぱり原作は面白い。仲間由紀恵さんと上川隆也さんをイメージしながら読むと楽しい。
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司馬遼太郎は歴史上の人物を魅力的に描き出すのが非常に上手な作家だと思います。
この作品に登場する人物のほとんどは教科書に出てこないような地味な人物たちなのです。
ですが、彼らの一挙手一投足にこちらまで一喜一憂していまいます。
2巻を読むのが楽しみです。
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大河ドラマにもなった原作。
司馬作品にありがちな資料重視・作者視点の論述がこの作品にはあまりなく、『小説』として楽しめる。登場人物のコミカルな面が多く出ていてさくさく読める。
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最終的には土佐24万石の領主となった山内一豊の一生を描いた物語。冴えない一豊が千代の内助の功で出世する。やはり妻という存在は大きな鍵を握っているのかもしれない。一豊の終生の変貌ぶりが明治維新を引き起こした志士の出現につながっているのかも知れない、と考えたら感慨深いものがあった。
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ご存知大河ドラマにもなりました、一豊君と千代ちゃん物語。一豊にはドラマのようなかっこよさはさっぱり無いです。仲間由紀恵嫌いもあって、本のほうが数倍面白かった感じ。
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織田信長の渦中に、特筆すべきことのない武士、山内伊右衛門一豊がいた。その彼が、賢く美しい嫁、千代を迎えてから爽快な人生を歩んでゆく。女性が主人公であること、そして農夫のような一豊と、それをうまく操る千代の性質が面白く描かれているため、歴史の苦手な女性も読みやすいかも。10両の馬、という話が面白い。
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わたしの歴史の主な知識のほとんど、なぜか、大昔、兄貴がしゃべってくれたことが元になっております。
昔は、兄貴も、それなりに情熱的にしゃべってたということだなぁ。
で、「功名が辻」の話も、だから、多分、兄貴に話してもらっていたのが、原型としてはいっているはず。
兄貴が面白いといった司馬遼太郎ものは、「国盗り物語」とこの「功名が辻」だったような記憶があります。
わたしは、歴史小説は、中学校から高校ぐらいに1番読んでいたのですが、動機がけっこう不純で、楽しくてテストの役に立つとか思って読んでいました。
だから、「功名が辻」とか、あんまり有名人(テストに出てこない人)が主人公の話は、読んでなかったのですね。
そんな「功名が辻」も、NHKの大河ドラマになり、書店で見かけることも多くなりました。
で、ねぇさんが、読んでみたいなぁと言ったので購入したのが、大河ドラマが始まる前なので、2005年の年末ぐらいだったと思います。
そのあと、ねぇさんが、読んで、NHKドラマも楽しんで、だったのですが、わたしは、あんまりテレビを見ないので放置してました。
けっこう、楽しそうでした。
で、受験勉強からもはなれた今(爆)、読んでみようと。
司馬遼太郎を読むのが、メチャクチャ久方ぶりです。中、高校時代に、戦国のメインストリートもの*1を読んで、あと、なぜか、「韃靼疾風録」とか、「龍馬がいく」とかを大学時代に読んでました。
幕末ものもおもしろいと聞いていたけど、「跳ぶが如く」がわたしの性に合わなくて、それ以外は避けていた感じですね。 *2
新撰組は、兄貴の評価が低かったので、ずっと読まなかった。いかに影響力があったかよくわかりますね。でも、これは、川原正敏の「修羅の刻」や、木原敏江の「天までのぼれ」にであって、20代ぐらいのときに、「燃えろ剣」とか読んだら、とてもおもしろくて、あと新撰組にもけっこうはまりました。
で、今回の「功名が辻」。
読む前のイメージでは、バカな旦那さんとそれをもり立てた賢い猛烈奥さんの話?
あぁ、司馬遼太郎って、おもしろかったんだなぁと再確認しました。
なんか、確かに、説教くさいというか、自分の価値観を語るために、上手に人の性格をつくっているところは、あると思うまですが、読んでみて、伊右衛門も、千代も、かわいいですねぇ。
欠点のない人間としては書いてないです。
はじめは、千代の賢しさが目立つのかなぁと思っていたのですが、伊右衛門の方も、彼だからこそ、一途に駆け抜けていったんだなぁという感じが見えます。
なんか、夫婦が同じ夢を見ててしあわせそうだ。
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仲間由紀恵と上川隆也が主演したNHK大河ドラマの原作本。この小説で語られる二人の雰囲気は、ドラマとはまた違う印象を受けます。千代のしたたかさと、一豊の何事も一途に立ち向かう姿勢。ドラマ以上に小説は面白いです。