紙の本
我が国最古の正史「日本書紀」を楽しく読みたい方には、最高の一冊です!
2020/06/03 12:01
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、奈良時代に成立した日本の歴史書であり、日本に伝存する最古の正史で、六国史の第一にあたる書『日本書紀』の現代語訳版です。舎人親王らの撰で、養老4年(720年)に完成したと言われており、内容は、神代から持統天皇の時代までが扱われています。同書は、昭和に詩人・小説家として活躍された福永武彦氏による最も分かりやすい現代語訳であり、神話、伝説、歴史など、さまざまな記録が織り込まれ、よくわかる一冊となっています。
紙の本
国の正史
2024/01/01 11:57
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投稿者:ないものねだり - この投稿者のレビュー一覧を見る
中国では国家の正史は次代の王朝が前王朝を記述するので当初は優れ滅亡前は腐敗がはびこった事にされがちだと聞いている。
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古事記を読んだら次はこれ。間違い探しっていうより、微妙に表現が違うのが、かえって想像力を豊かにします。
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図書館から借りました
神話。日本最古の国史。
複数の説を並列で登場させる。
古い、アマテラス大御神あたりの話は微妙に違う話がいくつもあるのだが、だんだんに数が減っていき、すっきりとする。おそらく、統一されたんだか、文字で記されるようになったんだか。
なんとなく知ってはいるけれど、ちゃんとは読んだことがなかったので。
ただ、この本は400頁超えなので、読み終わるのに二日かかってしまう。
日本の国ができるまで。(文字通り、水の中から国土を引っ張り上げて、島を生むまで)
いざなぎ・いざなみ神話で、女の方から誘うのはいけない、とわざわざうるさく書いてあるのは。
基本の神話(原型)が、女性主権だった(元は母系所帯のはずだから当然だろう)のを、戦主体政治になってから女を圧する必要が出来てきたからか?
まあなんにしろ。
やたらと戦の多い話であった。
神話はだいたい、知ってたなー。
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いいとこ取りの抄訳なので当然と言えば当然なんですが、
終盤84節、
蘇我馬子の登場が凄く唐突に感じられました。
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現代語訳でも、もう一度じっくり読まないとよく分からん。
前半の神話よりも、後半、天皇や皇后やらのぐちゃぐちゃの人間関係のほうがおもろかった。
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【認識】
日本書紀を現代語に翻訳した書籍
【対象】
・日本書紀に興味のある人
・原文(漢語)を読めない人
【感想】
原文どうしで比較するとどうなるかは知らないが、古事記よりも文章的に堅い印象。
古事記と同様に前半は天皇の由来を語るための神話。
後半は天皇が誰とくっついて、どうなったかとかそういう話。
個人的に前半が好き。
後半は天皇が思い通りにいかなくて激おこってのが多く、エピソードが単調で退屈だった。
普通の物語と違って面白いところは、そのエピソード必要あったの!!ってなるところ。
○○しますから許してください→許さない、という逸話に対して、その○○を細かく説明する必要ありましたか???、となる。
かなりあっけなく死罪にするので通常の物語とは異なる構造で非常に面白い。