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淡麗甘口でも“浅田節”
2015/12/04 19:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タンポポ旦那 - この投稿者のレビュー一覧を見る
浅田次郎のユーモア系。らしさに満ちた語り口と構成で、最後まで安心して一気に読ませる。
ただ、淡麗甘口の味わいで、ストーリー的には主人公の自己確認と再認識、および日本文化と伝統再認識の旅といった感。主人公の彫が浅いというか、単純すぎる気も。
もっとも、それだけにサブキャラクターが際立ち、他の浅田作品「日輪の遺産」や「シェエラザード」、或いは「霧笛荘夜話」に通ずるような“思い”が感じられ、その面では、また浅田次郎に<ヤラレタ>のかも知れない。
ユーモアを聞かせつつ、最後は感動的に締めくくる、浅田次郎ならではの作品
2015/12/01 22:06
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投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジャップ嫌いの元軍人を祖父に持つ主人公が、恋人に言われて単身日本を体験する。かなりおふざけ調のきらいはあるが、おもしろかった。
情報機器を一切持たず日本を旅し、感じたことを手紙で送ってほしいー。無茶ともいえる頼みだが、主人公は恋人いとしさに聞き入れる。そうして彼が日本に着いてから出会う驚愕の体験の数々。誇張気味に書かれているが、なるほどと思わされる観点のものも多い。
京都、大阪、別府、北海道。京都から大阪では、なぜか行きずりの美人と浮気し行動を共にするが、この間の恋人への手紙が現実を微妙にごまかしていて笑える。エピソードとしては、別府でお湯に魅せられた外国の〈スパーマン〉との出会いがユニークでおもしろかった。
日米の違いがわかります!
2018/09/12 11:07
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投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
アメリカにて、結婚の条件として日本をひとり旅して見聞するアメリカ人青年の話!筒井康隆さんの『旅のラゴス』的要素もあるね!日本人だから気づかない日本の良さに思わず「そうなんだ」と思うこともあり、ラストもやられました!読みやすいしあっさりだしわかりやすい!さすが浅田次郎さんですね。
日本って良いだろう!
2016/03/26 10:33
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投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
愛すべきラリー。
プロポーズしたジェニファーから「恋愛と結婚は違うの。結婚には価値観の共有が必要なの。日本を旅してきて!」。
携帯もPCも持たされず日本を旅するアメリカ人青年ラリー。
食いしん坊で恋心多き愛すべきラリーの日本の旅が楽しい。
途中あまりにも上手く行き過ぎ、へんてこな人物ばかりで少し間延びした感じはあるが、ラストの思いもよらない出会いで、よしとするか。
外国の人から見る日本は、不思議に感じる風習が多いが、美しく、清潔で、静かで、美味しいものがたくさんある魅力的な国なんでしょう。
ちょっと日本に住んでいて良かったと思ってしまった。
釧路のクレイン・ダンス見に行きたい。
思ったのと少し違う
2016/10/05 21:44
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投稿者:えるべっく - この投稿者のレビュー一覧を見る
はじめは楽しく読んでいたのですが、
後半ずいぶんと強引な展開になっていきます。
ラリーが孤軍奮闘しながら、
日本文化と格闘するかと思いきや、
偶然に偶然を重ねて、
北へと導かれます。
浅田さんの筆力なら、
もっと自然な展開で
クライマックスを迎えられるはずだと
感じました。
いつもの力強い作品とは
少し色合いが違う作品でした。
期待はずれでした
2016/01/02 12:48
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投稿者:めめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
どこか日本人目線や日本が外国人に対して抱く偏見で描かれている印象がありました。また、普段の日本では起こり得ないようなことも描かれており、「そんなことないない」と度々突っ込んでしまいました。ラストも「えーー、、」という感じで残念すぎました。