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紙の本
世の中、"普通”でないととっても生きにくい!
2019/03/28 09:39
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投稿者:よっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
世の中、どの時代でも、”これが普通だよね。”という既成概念や慣習、常識といったものが存在しますが、そこからはみ出すと世の中とっても生きにくいものです。
主人公も普通ではありません。それどころか、モンスター級の“普通”ではない人間。でも、悪意はまったくなく、自分がどうして異端なのかもよくわかっていない。
幼い時から”普通”の家族から心配され、不安がられ、友人からも変人扱いされる。
しかし、コンビニのバイトには不思議とはまった。
作者は、コンビニという舞台を使って、世の中の既成概念とそこに収まらない異端児の生きにくさをコミカルに描いています。
主人公は、普通を装うためにダメ男との結婚や正社員への就活をしようとしますが、・・・
最後は、普通でないとはいえ、主人公が天職を得たことは、読み手としてはホッとします。
紙の本
結局、周りはうるさいんです。
2019/01/10 13:28
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投稿者:はるりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公は、幼少期から変わっているようで、子供の頃のエピソードは、可笑しくてちょっと笑えます。
コンビニの店員という立場を得てから、周りは、喜んだのに、36才になってもアルバイト店員だと、周りはうるさくなる。
そこで、白羽が現れる。
白羽は普通とは、就職して結婚していることだと知ってて、その普通の人間が自分のように結婚も就職もしない人に対して、どんな感情を抱くかも解ってる。
主人公は、知ってても理解は出来ない感じ。
その二人のやりとりも、白羽がムカつくけど面白かった。でも、白羽が言う、女ってだけで寄生が許されるって言うのは、ちょっと刺さった。男女平等とか言いつつ、男は稼いでないと、とたんに価値が無くなる。
女は、働いて無くても、専業主婦って立場がもらえる。
そして、白羽と主人公が、付き合ってると勘違いした周りの反応が、極端で可笑しかった。ちょっと、理解出来ないけど、恋愛至上主義の人間ってそんなもん?
そこの表現も面白かった、(店員がムラのオスとメスになってる。)
これほど的確な表現はないかも。
最後は、それで良いんじゃない、結局本人がやりたい事をやるのが幸せなんだろうと思わせる。
ただ、白羽さんのような人に、解ってもらいたい、結婚して子供がいても、周りはうるさい。例えば主人公の母親のように。
学校とか、周りの親とか、近所とか。
普通とか、普通じゃなくても、生きてる限り周りはうるさいんだよなぁ。
紙の本
こんな人、ほんとにいるかな・・
2018/05/30 22:36
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投稿者:★ほし★ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みやすく、一気に読めます。
面白かったですが、本当にこんな人、いるのかな、とは思います。
電子書籍
不思議な気持ちになった。
2017/07/24 18:33
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投稿者:みゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
何がいい事なのか、悪い事なのか、わからない。誰のことを書いてるんだろう。こんな気持ち、私にもあるんだろうか。自分は自分のしていることが普通と思っているけど、他人からしたら、普通ではないのかもしれない。不思議な気持ちになった。もやっとした気持ちで終わってしまった。とても、短くて一瞬で終わってしまった。この後、どうなったんだろう。
電子書籍
1時間20分程の一気読み
2017/05/25 22:45
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投稿者:のこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
世の中いろんな人がいるので彼女のような捉え方の人も居るでしょう。彼女の分析の方が合ってる気もするし、白羽さんの考えも多少わからなくもないけど、白羽さんが口だけ番長なのが有り得ん。彼女の苦しさが私の中にも流れ込んでくるような読後感でした。
電子書籍
型が重要
2017/01/30 07:42
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投稿者:ワガヤ - この投稿者のレビュー一覧を見る
生きるのに型が必要な人がいるのだなと思いながら読み進めていっていたが、読み終わりのころには、誰にでもそういう部分はあるだろうなと思いいたった。
紙の本
現代日本の薄気味悪さ
2016/12/19 17:47
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投稿者:katu - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初の方の「コンビニあるある」的な話から始まって、段々と薄気味悪くなってくる。ただ、この薄気味悪さが、取りも直さず現代の日本の薄気味悪さなんだろうな。なかなか面白い本でした。
紙の本
比喩としてのコンビニ
2016/11/21 19:57
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投稿者:つよし - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語としてはこれといった起伏もなく、予定調和に終わるのだが、コンビニという場のディテールに説得力がある。音、匂い、温度、光、そして店員や客の動き。まるで一つの生き物、一つのシステムであるかのように不気味にふるまうコンビニという箱。これはもちろん現代社会のメタファーであろう。