デボラ眠っているのか
2024/10/08 22:50
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投稿者:Keito - この投稿者のレビュー一覧を見る
フランスでナクチュと同じように生殖機能を持った人達が発見されたのをきっかけにヴォッシュ博士とハギリたちが出向くそこでまた事件が起こる
デボラという不思議な存在も現れると表現していいのかは分からないが出てくる
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
森博嗣の一貫した世界観にじっくり浸れる1冊。
世界の指す方角は。
設定がおもしろい
2018/11/23 18:48
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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
常にネットに接続している世界では、人やウオーカロンは影響を受けて、やろうと思えばコントロールできる。すごい設定だけれど、現代社会でも可能性はかなりあるからおもしろい。古いSFにもあったけれど、ネットでつながっているっていうのが今風。
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Wシリーズ第4巻。
ニュークリアが1人の少女に出撃される。取り押さえられた少女は、まるで自分が夢を見ていたようだと話す。
一方、再稼働した人工知能と同型の人工知能がフランスで見つかる。その調査に向かったハギリたちはまたしても襲撃される。
相変わらずのおもしろさ。赤目というキーワードも気になるところ。
ウグイが人間らしくなってきた。
前作の最後の一節はなんだったのか。
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wシリーズ4作目。
前作まで、あまりにも雑に読み過ぎて、誰が誰だかよく分からなくなってきてて、そろそろやめようか、、とも思ったのだけど、やっぱり読んで良かった。
この、不老不死、人間に似たロボット?のウォーカロンの存在、AIの発達、、などなど、未来を垣間見る世界観がとてもいいですね。
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シリーズ最新作。
前作から徐々に仮想世界の存在感が増していたが、本書では更に大きくなっている。
冒頭の引用文が、先頃、東京創元社から短編全集の刊行が始まったJ・G・バラード『沈んだ世界』だった。仮想世界の存在感が大きくなるに従い、作中の世界は終末に近づいているような印象を受けるのだが、独特の終末世界を描いたバラードが引用文になっているのは、やけに雰囲気が出ているなぁ……。
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Wシリーズは実は預言者森先生のバーチャル世界のガイドブックではないですか。博士の意識「ヴィールス」は果たして世界をあの「世」に導くことができるのでしょうか?(Walkalone式テヘペロ
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彼女は、なぜ兵器になったのか?
ナクチュの遺跡、フランスの修道院。相似する二施設。
ニュークリア襲撃。だがそれは彼女の意思ではなかった。
祈りの場。フランス西海岸にある古い修道院で生殖可能な一族とスーパ・コンピュータが発見された。施設構造は、ナクチュのものと相似。ヴォッシュ博士は調査に参加し、ハギリを呼び寄せる。一方、ナクチュの頭脳が再起動。失われていたネットワークの再構築が開始され、新たにトランスファの存在が明らかになる。拡大と縮小が織りなす無限。知性が挑発する閃きの物語。
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Wシリーズ4作目。
今作はSFアクション。SF要素が色濃くなってきた印象。
ウグイはどんどん可愛くなってきてる気がする。
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Wシリーズ4冊目。
タイトルと同じ一文からスタートした今作。出だしが意外でもあり、いきなり本題か?!というアクセル全開のドキドキ感が堪らない。
別シリーズで、今作の前に出た『赤目姫の潮解』とリンクする部分もあり、ファンにとっては楽しめる一冊。前作もすごい作品だと思ったが、今作も更に面白い。人工知能とか、トランスファとか、こんな未来が本当に来そうだし、可能性としてはリアリティがある。そんな世界観を展開できる森先生が凄過ぎる。
あと、最後のウグイが意外だった!意外、と思える行動をとるのも人間ってことだね。
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Wシリーズ4作目。ハギリと他の登場人物との質疑応答が主な内容。人工細胞をもつ人間ともたない人間、ウォーカロン、人工知能、コンピュータ・・・と立場を整理しながら慎重に、時には一気に読み進めていった。マガタ・シキの存在の大きさよ。
コーヒーをおいしいと思ったり生命の価値を考えたりするハギリの人間味を忘れずに次作も読めたらと思う。
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Wシリーズ、第四作。また百年シリーズとの関係が明らかになった。イル・サン・ジャック島はどうやらフランスに在ったらしい…。これを読み“マガタ・シキ”という名は一人の人物を指すと云うよりは、アミラやベルベットたちが戦っている“電子空間”そのものの名前ではないだろうか。
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森博嗣作品を読んでいるとたまに、サプライズのプレゼントの様に私には感じられる一文をもらえる事があります。
今回はエピローグのラスト2ページ(一文ではないですが笑)で、ウグイの取った行動についつい口元が緩んでしまいました。
それも、このシリーズ4冊目まで読んできて登場人物に感情移入し始めているからこそ感じられる喜びの様なもので、だから森さんの作品を読む事がやめられないのかなぁ...
たまに無機質にも感じられる森さんの作品で、ふと現れる登場人物達の人間らしさ(と言ってよいのかわかりませんが...)にちょっとした幸せな気持ちをもらっている気がします。
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ウォーカロン(単独歩行者)と呼ばれる人工細胞で作られた生命体。人間との差はほとんどなく、容易に違いは識別できない。
唯一の違いは生殖出来ないことだが、人間も人工細胞を肉体に取り込み半永久的な寿命を手に入れた代償に子供が生まれないという未知の問題に直面している。
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人間がウォーカロンに、ウォーカロンが人間に。両者の違いは曖昧で、同様に人間の定義も曖昧になってしまった近未来。
研究者ハギリは人間とウォーカロンを識別する技術を開発したことで命を狙われる。
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Wシリーズと呼ばれる森博嗣の新作シリーズの4作目。
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1作目、2作目は世界観の説明と人間とウォーカロンの持つ問題(主に生殖できない問題と人間と機械の境界の問題)が主題だった。
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3作目はウォーカロンが持つ病理(人工細胞の変異による暴走の危険性)と遺跡から発見されたスーパーコンピュータの発見が主題。
スーパーコンピュータには人工知能が搭載されていて人類の共通思考の構築を目的としているらしい。
人工知能が人間を支配する方向に話が進むのか?
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そして、4作目では遺跡で見つかったスーパーコンピュータが再起動して2日後にトラスファ(ネット上に存在する人工知能のウイルスのようなもの)に操られたウォーカロンの襲撃を受ける。
ウォーカロンが操られたのはスーパーコンピュータの再起動と同じタイミングだった。
すでにネットワーク上では複数のスーパーコンピュータやトラスファが攻防を繰り広げているらしい。
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人間をエネルギィの無駄と考える人工知能が勝利すれば、人工知能は人間を排除する方向に動くかもしれない。
ウォーカロン(と、それを操るトラスファ)はその手段になる。
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やっぱりそうゆう方向に話が進むのか??
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現代でも人工知能の開発は盛んだし、ハードの機能も向上している。
万能細胞の研究も進んでいるし、将来的にはこの物語のような世界もきっと来る。
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ぜひ見てみたいものだ。
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残念なのはそれまで自分はいきていないだろうということだ。
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Wシリーズ(って言うんだね)の4冊目。
前作あたりでこの世界に慣れてきて、漸く面白くなってきたところ、今回は再稼働させたナクチュのコンピュータがハギリにアクセスしてきて…という滑り出し。
『「よくわからない話だ」そうとしか言いようがなかった』という件りがあるが、これまで同様こちらもハギリと一緒に悩み思索しながら付き合う。
バーチャルな電子空間の中でのコンピュータ同士の勢力争いがリアルな世界と反転しようとする狭間を垣間見せる物語、既にして人工知能が人類の知能を追い越している状況ではあるが、コンピュータが行う思考に対し、人類しか出来ない発想があることも確認する。
前作にあった“人間の人間的判断”の考察が深められながら、人類にとって人工知能が天使になるか悪魔になるか、お話が深耕されて行く様が興味深い。
ウグイ、なかなか可愛いぞ。