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投稿者:優 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本人だからこそ持って生まれた体質、そして欧米人との違い等といったことが書かれています。知っていることもあったけど、知らないことも多くて、とても勉強になりました。
日本人の体質にあった本当の健康法、病気予防法を教えてくれます!
2020/02/11 15:04
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、日本人の体質を明らかにして、日本人にあった病気予防法を教示してくれる一冊です。よく肉類の脂分を減らすこととか、卵を食べ過ぎないなどといったことが言われますが、それらは人類一般について普遍的な平均的な観点から言われていることが多く、必ずしも日本人に合っているとは言えない面があります。同書では、日本人の体質を細かく分析し、日本人の体質にあった健康法、病気予防法を提唱してくれます。その一例を挙げると、「日本人は炭水化物を控えてはいけない」、「筋トレをしても、日本人は<やせ体質>にはなれない」、「生活習慣が同じなら、日本人は欧米人より大腸がんになりやすい」などです。今までの常識を覆す一冊です!
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投稿者:Kazumasa Fukumoto - この投稿者のレビュー一覧を見る
欧米人に有効な健康法が日本人に有効とは限らない事が
多々ある事を指摘している。
ex)欧米人の喫煙の害は日本人の22倍だが、
アルコールには耐性がある。
逆に日本人はアルコールに弱く、全ての癌の発症率を
上げる。喫煙は日本人の癌の原因の3割を占める。
1章、2章で日本人と欧米人の違いを述べ、
3章以降は各病気の発症傾向、対策に触れている。
3章以降の末尾に、ポイントが纏められているので、
サクサク読み進める事ができた。
又、運動習慣を身に付けても防げる癌は大腸癌と乳癌のみ。
癌を遠ざけるには、p153.日本人の為の癌予防法を
熟読・実践するしかない。
遺伝子素因25%分の日本疫学論
2017/01/22 21:00
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投稿者:とらねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終わった後、家族に話して「へーそうなんだ」と言われたくなる本。
まあ、生活習慣病の一番のリスクは加齢。欧州の双子長期疫学研究で、環境要因75%遺伝子素因25%って言ってたし(確かNHKだったと思います)、「メジアンはメッセージではない」ってのも考慮に入れた方がいいかなぁというのが読後感。
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
欧米人と日本人では、同じ健康法では正しくないということがよくわかり、よかったです。具体的なアドバイスなので、役立ちそうです。
遺伝子素因と環境要因
2021/09/20 08:50
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投稿者:絶望詩人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
昨今、メディアで様々な健康法が取り上げられている。
だが、それは遺伝子素因と環境要因の影響を無視したものが多い。
この本には、遺伝子素因と環境要因の影響に関することが書かれてある。
この本を読んで、メディアの情報を鵜呑みにしないようにすると良いだろう。
日本人の「体質」
2019/04/27 16:09
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本人というより、人種の違いなんじゃないでしょうか……欧米人と同じ健康習慣が合うとは思えないですし、内容も目新しい部分は少なかった。
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日本人には、日本人のための病気予防法がある!
同じ人間であっても、外見や言語が違うように、人種によって「体質」も異なります。
そして、体質が違えば、病気のなりやすさや発症のしかたも変わることがわかってきています。
欧米人と同じ健康法を取り入れても意味がなく、むしろ、逆効果ということさえあるのです。
見落とされがちだった「体の人種差」の視点から、日本人が病気にならないための方法を、徹底解説!
・日本人は炭水化物を控えてはいけない
・日本人がオリーブオイルを摂りすぎると生活習慣病に
・筋トレをしても、日本人は“やせ体質”にはなれない
・血圧のために減塩すればいいとは限らない
・生活習慣が同じなら、日本人は欧米人より大腸がんになりやすい
・日本人は、欧米人より乳がんになりやすいタイプの乳房を持つ人が多い
・日本人が感染する東アジア型のピロリ菌は、欧米型のピロリ菌と違って胃がんを起こす力が強い
・日本人は、飲酒によって血圧が上がりやすく、すべてのがんの発症率も上がる
・・・・・・など、知られていなかった「日本人ならではの体質」の新常識が満載!
著者について
奥田 昌子
内科医。医学博士。京都大学大学院医学研究科修了。愛知県出身。長年にわたり健診センターで予防医学に従事するとともに、産業医として大手化学メーカーに勤務。また医療専門学校で、臨床神経学、病理学などの講座を担当してきた。英語検定1級を持ち、多数の医学文献、医学書の翻訳に従事。翻訳書に『身体が見える・疾患を学ぶ 解剖アトラス』(メディカ出版)、『ジョージィの物語――小さな女の子の死が医療にもたらした大きな変化』(英治出版)など。著書に『健康診断 その「B判定」は見逃すと怖い』(青春出版社)がある。
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日本人には欧米人と違う日本人の体質があり、それに基づいて健康な生活習慣を身につけましょうって、もっともらしいんだけど、結局だからどうしたらいいのという、ぼんやりとした議論。科学的事実といってもデータをああでもないこうでもないと弄んでいるようにしか見えない。
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購入。
日本人の体質がその他の人種と比べてどのように異なるかを根拠とともに紹介する。
部位ごとのがんのなりやすさ、生活習慣とがんの関係が人種で異なることを最近の研究成果を示しながら説明する形式で書かれている。
研究成果は典拠が示されているので、その気になれば文献を入手することもできる。
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《献本でいただきました!》
普段から便秘気味で大腸がんになるかもという不安と、乳がんが増えているからこそ気をつけたいことなど、今の私にぴったりの内容っぽかったので、献本応募しました。
読んで見てびっくり。人種によってなりやすい病気があるんですねー。
口から入るもので私たちはできているので、食事によってのみ病気のなりやすさってあるんだと思っていました。
遺伝子レベルの話で少し難しかったけど、後半になると興味がある話題やからスイスイ読めました。
私、癌って結構すぐになるもんやと思ってたんですが、細胞が変化しだしてから10年以上後なんですね。
乳がんの章で「30代から40代で増える背景には10代の頃の食生活が影響を与えている」的な話があってマジかー!!ってなりました(笑)
と、内容は非常に良かったんですが、グラフや表の位置がイマイチ見づらくて星−2です。
グラフや表を見なきゃわからないんだけど、その参照がページをめくらなきゃ見れないってのが何気にストレスでした。
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日本人には日本人の体質に合った健康法があるということを,多くのデータをひも解きながら,分かりやすく解説してくれる本です。
病気の多くは,食べ物や生活習慣で防ぐことができることを肝に銘じて,生活したいと思いました。
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体の大きさと遺伝的な傾向から見た日本人向けの健康法、ということになるのかな。個別には遺伝子診断とか受けることになるのだろうけれど。集団としての話と個人としての向き不向きはまた別として、確かに数千年かけて島に適応しちゃった集団ではあるんだろうなあ。最近の日本人論はいろいろ面白いけれど、併せて読むといろいろ想像が膨らむ。
個人的には割と菜食に寄せたたんぱくを魚と大豆を主とした豆に頼るあまり高負荷ではない運動多めの頭を使う生活、がそれほど悪くなさそうでちょっとほっとした。
201912再読。
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食べる量も 脂のつき方も 筋肉も同じようで同じではないよなぁ 性格が違うと 生活習慣も違うんだから 健康法も変わってきそう 結局は 極端に走りがちな 日本人には ほどほどのバランスというのが 一番の守るべき健康法なのかも
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一日本人として過ごしてきて漠然とした違和感を抱いてきたものを「やっぱりそうだったのか」と思わせてくれる良著。
舶来物好きの私たち日本人は、何でもかんでも、欧米の真似をしたがりますが、元々人種が違い環境が違うわけで、欧米人にとって効能があるものでも日本人にはそうではない、或いはその逆ということがあるのだということが、よくわかりました。