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紙の本
森見作品入門書です
2015/03/22 23:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
本作は森見登美彦さんのデビュー作です。
他作品を読んだことがない人は是非この小説を読むことをおススメします。
理由としては、
・割と文章量が軽い(その代わり文章が若干粗い)
・猫ラーメンなどの他作品に通ずるネタが多い
・森見作品お決まりの「モテないダメ大学生」の描写が確立されている
といったところでしょうか。
この作品を気に入ったら「四畳半神話体系」や「恋文の技術」も読んでみてはいかがでしょうか。
紙の本
「ファンタジー」とは空想・夢想のことなのだ。だからこれはファンタジー小説なのだ!
2010/07/22 17:59
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みす・れもん - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は日本ファンタジーノベル大賞受賞作だそうだ。
ファンタジーの定義を何とするか。
それによって、本書から受ける印象も変わるかもしれない。
「fantasy」をYahoo!辞書で検索すると「途方もない空想, 現実離れした想像, 夢想, 幻想」と出る。
それならば、まさに本書はファンタジーに溢れる小説である。
主人公の森本は京都大学の5回生。
以前、水尾さんという彼女がいたが、見事に振られた。
その後も、水尾さんをつけ回すが、彼曰く「ストーカーなどという愚かな行為ではなく、高尚な”水尾さん研究”なのだ」そうだ。
彼も、その周りにいる男たちも、変わったヤツらばかり。
そう、彼のそばには”男”しかいない。
そして、クリスマスという男女が浮かれまくる習慣を憎悪する。
彼らとて、女性に興味がないわけではないのだ。
しかし、女性に対する免疫が少ないのだろう。
それを認めるには自尊心が高すぎる。
故に女性と恋愛するオトコを軽蔑するという歪んだ論理を展開するわけだ。
この辺りの感情。
もともと歪んでいるものを正当化しようとしているだけに、非常に可笑しいというか、可愛らしいというか・・・(苦笑)。
妄想も妄想。有りもしないことを頭の中だけでこねくり回して、自尊心を傷つけまいとする。
それがまた、いじらしい。
妄想の末に起こす行動も本人たちはどこまで真面目なのかわからないが、とにかくバカっぽい。
誇り高く、そして不器用な男子学生のユーモラスな会話と行動。
予想外に楽しませていただいた。
紙の本
下らない、でも笑える本
2020/09/06 15:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
京大の院生が彼女に振られ、友達としょうもないことを企んだり、クダを巻いてみたりする本。いかにも京大にいそうな人物ばかりで、京大キャンパスや近隣の様子も描かれていて、京大出身者には楽しめたけど、そうでない人達も楽しめる本なのかは疑問。文体が面白く、下らなさにクスクス笑える。
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失恋BOYが立ち直る!
2019/06/26 16:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワガヤ - この投稿者のレビュー一覧を見る
失恋BOYが立ち直る様が、おもしろおかしく描かれている。ものすごくひねくれているのに、愛らしく感じる。面白かった。
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時々置いてけぼりをくらいました。
2015/12/15 21:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
さえない大学生の妄想の物語。さえないけど京大生。
自分のもとを去った恋人(後輩)を研究としょうして見守る?付きまとう。
ちょっと気負った感じで時々ついていけないけど、言葉の巧みさはさすがです。
紙の本
読むだけ無駄、男子学生的妄想の青春日常
2008/04/20 21:16
15人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:cuba-l - この投稿者のレビュー一覧を見る
たまに何の予備知識もなく本を手に取り読んでみることがあるが、はずれを掴む確率が多いのは世の中に流れ出て積み上げられた本の山に、読むに値するものがいかに少ないかということの実証であると思われる。特に小説やエッセイという分野においてそのはずれ確率とはずれ方の度合いは甚だしく、著者の独りよがりと貧弱な想像と稚拙な表現が絡み合った作品に出会ってしまうと、個人的な時間と金以上に、社会的資源の無駄を垂れ流す出版社の不見識に腹立ちを覚えるほどの事態にまで至ることがある。
まさにこの本は「それ」に該当する。
学生の頃の妄想的日常、あるいはヒマと体力と過剰な自意識のあり余る若い日常を構成する妄想と思いこみが、無用に長い文章にこねくり回されたあげく、ゴミ箱のエサとしてできあがったのがこの本であると言っていい。書いている本人は様々なイメージと垂れ流して気分がいいことだろう。
ついでに言うならば、本編に付記された本上まなみとかいう「自称」エッセイストの解説もまた稚拙な小学生の作文の域を出るものでなく、時間と金を無駄にさせたという不快感を増幅してくれる。解説者自信のエッセイもろくな物でないことが推しはかられる。
普通ならば書評の相手にもならない本ではあるが、今回ばかりは読もうかどうしようか迷っている人が無駄な人的・経済的資源を無駄にすることのないように、ここに取り上げるものである。だから読もうかと思った人には迷わず「おやめなさい」と申し上げる。
人生も金も限りがある。こんな本を相手にするヒマがあったら他の本をチェックすべきである。
紙の本
長くてツライ
2017/01/01 16:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読書はじめました - この投稿者のレビュー一覧を見る
「夜は短し歩けよ乙女」が面白かったので、作家のデビュー作を読んだが、
支離滅裂すぎて(話が途中で変わった気がするのは気のせいだろうか)訳が分からなかった。
何度もリタイヤするのを押しとどめ最後まで読んだが、はっきり言って面白くなかった。
読後感は読まなければ良かったと、最悪。