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旅のラゴス(新潮文庫) みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー845件

みんなの評価4.0

評価内訳

845 件中 1 件~ 15 件を表示

人生において手放すこと、奪われることを恐れるな

2009/11/22 09:51

13人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る

地球とは異なる惑星に住むラゴス。
ここは約2200前、別の星を先祖が捨てて
たどりついた星です。
その星では文明を築くことができず、
元いた星の文化文明は書籍でしか読むことができません。
乗ってきた宇宙船でさえ、動かす技術がありません。

ラゴスは北から南へ旅をします。
その宇宙船を実際に見学し、書物を読むため、
先祖が住み着いたキチとボロの盆地を目指します。

この旅が物語の前半。ロードノベルとして、
集団転移や壁抜けの男など、さまざまな人々と知り合い、
別れ、旅を続けます。冒険物語として楽しめます。

そしてボロの盆地で、ラゴスは数千の書を15年かけて
読み解いていき、その知識を北の国に持ち帰るのが後半。

その15年の間にラゴスは、書物で得たコーヒーの知識を持って
ボロの人々を富ませます。
人々は勝手にラゴスを王様にし、王国を築き始めます。

この後半は王様となったラゴスがその地位や仕事を
自らあっさりと捨てたり、
外部の力によって、その知識が奪われたりします。

しかしラゴスはショックからすぐに立ち直ります。
筒井康隆は手放すこと、奪われることを恐れるなと語ります。

最後に、ラゴスは最後の旅に出ます。
心の旅です。
どうしても心惹かれるものへ旅立ちます。

目的などどうでもいい。
旅そのものが目的なのです。
そして旅は人生と置き換えられることに気付かされます。


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知識の恍惚

2002/03/21 22:28

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:もくれん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ラゴスという男の知的探求心の旅。
 ある星のある時代。人々は失った科学力の代償として、超能力を会得していた。
 まだ若い文明。南の大陸には先人の遺物があるという。
 それを知りたくて、危険な旅に出るラゴス。
 旅の途中で色々不思議な事に遭いながら、ラゴスが得たものは、未知なる科学や知識、高度な文明であった。
 ラゴスが新しい知識に溺れる姿を読者は恍惚として読む事でしょう。
 とても気持ちのいい、ラゴスの一生です。

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SF 苦手な人にも是非!

2016/02/23 14:50

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コーシカ - この投稿者のレビュー一覧を見る

SF とファンタジーの中間のような話なので専門知識も少なく読みやすい。
駄目なSF に有りがちな独りよがり感も無く読後感も良い。
3時間位で一気に読んでしまった。
満足。

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筒井氏の作品だから何が起きても驚かない

2019/01/28 23:09

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

筒井氏の作品だから何が起きても驚かない。この作品で起こった出来事は想定内であった、と言って想定内だから物足らなかったということではない。読み手として彼の作品については、どういう展開になろうとも覚悟しているという前提があるのだ。主人公ラゴスの住む世界は一度文明が破壊されてしまった世界で、その代わり集団転移とか同化といった超能力を授けられている人もいる。筒井氏も年をとったがこちらも年をとってきているので(彼が50代になる手前の作品)、ラゴスのゆっくりとした行動は歓迎だ。もう少し前の筒井氏ならラゴスにひと暴れさせていたことだろう

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一気に読んでしまいました

2016/04/20 13:14

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:tacotaco - この投稿者のレビュー一覧を見る

ポイント期限が迫っていたので、定価が安くて面白そうな本を買おうと思い、この本を選びました。内容が面白く、ページ数も手ごろだったために一気に読んでしまいました。また、注文してから手元に届くまでの時間も短くて良かったです。

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旅のラゴス

2015/08/19 10:52

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:こうちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ラゴスと一緒に不思議な世界を旅しました。
とても感動しました。

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旅することの自由な息吹。清々しい風合いを感じた素敵な作品です

2004/08/27 19:55

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:風(kaze) - この投稿者のレビュー一覧を見る

ラゴスという男が、不思議な能力を持った人たちと出会ったり、危険な目に遭ったりしながら、世界を旅していく物語。
久しぶりに筒井康隆さんの作品を読んだのだけれど、どうしてもっと早く読まなかったんだろうと口惜しくなったくらい、これは素敵な作品でした。

この謎はどういうことなんだろう? という、ミステリー風の味わいも感じました。殊に、以下の三つの謎に興味を引かれました。
○ラゴスという男は、この世界では、一体どういう人間なのか。
○ラゴスの旅には、何か目的があるのか。
○ラゴスが旅する世界は、そもそもどういう世界なのか。
ラゴスの冒険談がエピソード的に積み上げられていくなかで、上記の謎も明らかになっていきます。作品の副次的な要素ではありますが、この伏せられた謎の行方は、かなり気になりました。

なんにせよ、清々しい風合いを感じた作品。ラゴスという男のキャラに、「旅に病んで夢は枯野をかけ廻(めぐ)る」と詠んだ芭蕉の姿が、ダブって見えました。
人生を旅に明け暮れたラゴス。旅に憑かれたかのようなラゴス。
旅することの自由な息吹が、全編にわたって(特に、後半に行くほど生き生きと)いい風を吹かせていたところが、本当に素晴らしかった。

書影が出ないのが残念ですが、影山徹さんの文庫カバーの装画もいいんですよ。空に浮かぶ丸い地球儀みたいなものの上に、スカシウマに乗った「アラビアのロレンス」風の男、ラゴスがいます。周りには、雲。眼下には、森と平原が広がっています。

さあ、スカシウマに乗って、あなたもラゴスの旅に出かけてみませんか?

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何度読んでもスカシウマに乗って空が飛べます。

2002/07/12 00:28

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぴこちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

文明が発達しすぎてまた人類が原始に戻る。電化製品の故障も修理ではなく買い替えの時代。大昔の病気が治せないように、いつか修理の方法も製品の最初の構造さえも知る人がいなくなってしまうかもしれない。そして人類は再び五感をたよりに生活することとなる。設定が素晴らしい。有り得るかもしれない。旅をしながらラゴスは少女と出会い、別れてそして年齢を重ねて行く。スカシウマに乗り、心をひとつに走るシーン。次の瞬間、私もスカシウマに乗り身をゆだね、空を飛びます。何度読み返してもラゴスになり、ラゴスとしてカカロニになりきり、スカシウマと一つになる。私にとってこの作品を超えるものには未だに出会っていない。

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崇高なファンタジー

2001/08/21 18:36

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:猫  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 シンプルなファンタジーだが、世界観が緻密に作られており、しかも余白を想像させる奥行きの深さがある。なにより文章がすばらしく、一人の男の生涯を鮮やかに描いている。

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人生の愉しさ

2024/06/12 20:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:空庭 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「終わってほしくない」と感じた本は、旅のラゴスが初めてだったかもしれない。多くの人が人生最高の一冊に選ぶ理由も、今なら頷ける。ラゴスと旅先で出会った人々とのふれあい。ただそれだけの事なのに、胸が温かくなり、時には引き締められる。例え自分がどれほど年を取っても、この本は必ず読み返すだろう。そして、今とは違った、深く沁みわたる感動を味わうと思う。(読書メーターより)

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何度飲んでも面白い

2024/01/25 10:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

ユニークな超能力をもった人間が次々登場し、自分もその能力ほしいと思いました。旅をすることによって、人生というもうひとつの旅がはっきりと見えはじめる、ということだそうです。

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ラゴスとの旅

2016/02/05 12:25

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:$hin - この投稿者のレビュー一覧を見る

・ファンタジーと現実の中間地点のような設定
・テンポ良い展開
・キャラクターが立った登場人物達
・傑作ショート・ショートを読んでいるかのような区切りの良さと
 それが繋がり、大きな一つの物語に昇華する上質な映画を見た後の読後感
賛否が出そうな設定ではあるが、
人気や期待の高さに違わぬ傑出した作品と言える
読中・読後に訪れる高揚感や満足感は
他を抜きん出ていると言える※他と被らない味付け

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表紙の絵素敵

2021/06/01 16:39

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:creammochi - この投稿者のレビュー一覧を見る

面白かったけど最後が。いざとなれば転移できると勝手に安心して納得させました。
著者の人生経験なのか教訓が所々に散りばめられていました。

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想像力の旅

2020/04/26 20:02

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

放浪の末に王となる、主人公・ラゴスの数奇な運命に引き込まれます。道中に立ち寄った巨大な図書館で、貪るように本を読むシーンが特に好きです。

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ラゴスが過ごした人生

2017/10/17 20:28

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひまわりまま - この投稿者のレビュー一覧を見る

一つ一つは短編のようになっていて、でも実は一つの壮大な流れの中にいることに最後に気が付く仕掛け。難しいこともなくすいすい読み進められるけれど、その卓越した筆致はさすが筒井康隆と思わせるし、最後にわかるラゴスの人物設定は、やっぱり「いいとこつくよなあ」と思わせる技術力。一生をかけてラゴスが見出したものって何なんだろう、人生はあっという間に過ぎ去っていってしまうことを改めて思い、一日一秒を大事に生きようと思う。

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