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ガリヴァー旅行記 みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー70件

みんなの評価4.1

評価内訳

70 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

大人向け童話

2021/02/21 01:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る

結局小人の国リリパット程度のさわり程度しか内容を知らなかった。ガリヴァーはさらに巨人の国、空に浮かぶラピュタとその属国、最後に知性ある馬フウイヌムと忌まわしいヤフーの国と様々な世界を、少しだが日本さえも訪れている。最初の2篇はガリヴァーが巨人になったり、次には逆に小人になったり、視点が揺さぶられおもしろい。後半2篇は大分雰囲気がちがう。異様な風俗、寄想が詰め込まれておかしいところもあるが風刺が極彩色で凄い。フウイヌムという知性を持った馬の高い徳に感化され余生を彼等と過ごしたいと望む反面、亜人間「ヤフー」への生理的な嫌悪が次第に人間への嫌悪に変わっていく。風刺の果てに人間そのものへの底知れぬ呪詛に染まっていくので、ようやく帰国したガリヴァーは再会した家族に対してももはや心を開けなくなってしまう。重い読後感。子ども向けとは思えないが、では大人向けだろうか。スウィフトの風刺は異常さを感じさせるし底が知れない。

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紙の本

ここまで深い作品とは知らなかった

2019/01/13 22:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

こどものころ、小人の国や巨人の国へ旅したガリヴァーのことは絵本で読んだ記憶があるのだが、覚えいるのは小人たちに全身を括りつけられたガリヴァーの絵だけで彼がどのようにその国から脱出したのか、巨人の国へ行ってからどうなったのかといったことはまるで記憶にない。実はこの本は大人向けに書かれた本なのだ、ということは多くの人が案内してくれていることは知っていたのだが、ここまで風刺の効いている(というか効きすぎている)本だとはしらなかった。清廉な馬たちの国・フウイヌムでガリヴァーが悟った人間(ヤフー)の醜くさ、愚かさに対する嫌悪感は当時の大英帝国への批判でもあるし、今日の米中への痛烈な批判になりえる

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紙の本

奇想と思想、ひねりと明晰

2014/08/18 23:30

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ががんぼ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この有名な、古典的な物語を、私はちゃんと読んだことがなかった。
英語でも小説を読むのだが、英語はもちろん日本語でも読んだことがなくて、
しいて読んだといえば、子供向けダイジェスト版の小人国リリパットの範囲だけ、
つまり四部作の第一部だけだった。

他にもそういう人が多いのではないか、
というより、ほとんどみんなそうではないか。
四部作であるというのも、そうは知られてないかもしれない。

しかし、ひとたびまだ続きがあるとわかり、しかもその内容を聞くと、
みんな驚いてしまうだろう。
何しろ第三部では、あのジブリの映画の題にもなっているラピュタに行くのだし
(当然ながら内容はまるで違う)
最後に行く国では、インターネットでお馴染みの「ヤフー」が登場する。
もちろんスウィフトの話が先で、ネットの方はそれを借りた命名である。

こうした奇妙な設定、冒険のバリエーションが楽しめるとはいえ、
全体にストーリー性よりも、そこに示された考え方を味わうべき作品だろう。
だから(特に英語では)必ずしも読みやすくはないと思う。
内容を丹念に辿らないとついて行けず、その内容にアクションがさほどないから
筋を取りにくい場合も多いのではないか。

ただそこに展開される奇想の妙味や、そこにこめられた風刺を味わうのが好きな読者なら、
相当インパクトがあるはずだ。
詳細な描写に、よくぞここまで考えたものだと唸らされる。
最後はけっこう驚く成り行きで、なかなかに辛いものもあるのだが。

英語で読む場合について書いておくと、
何しろ昔の英文だから、単語が難しかったり、一文一文が長かったりするということはある。
しかしそのわりに、たとえば19世紀イギリス小説などに比べても、意外に読みやすいのではないか。
風刺文学で、内容は大変にひねってあるのだが、書かれている文章自体はスッキリしている。
文は長くてもきちんと区切ってあるし、区切りごとの意味はとても論理的でたどりやすいと思う。
作家自身の頭脳がいかに明晰だったかというのがよくわかる気がする。

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紙の本

童話も読んだことはなかった。が、深い深い政治への、そして現代にも通じる意見書だった。

2022/12/10 20:41

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:大阪の北国ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る

子供の頃から巨人になったガリバーの絵をそこここで見て読んだ気になっていたが、恥ずかしながら童話でも読んだことはなかった。今回初めて手にとって読んだが、作品後半の政治論・民衆論の展開にいい意味でド肝を抜かれた。
前半の2篇は一言で言うとそれぞれ小人国、巨人国に流れ着いたガリバーの「体験談」であり、創作に溢れていて奇想天外ではあるが、娯楽の域を出ないと感じた。多少は著作当時の民族学的知見が反映された漂流記かと期待して読み始めた私にとっては、実態に裏付けられていない単なる空想物語にしか思えず、期待した方が失敗だったと考えた。排泄に関する話題も準主役級の役割を担うが、(童話として訳されるような書には珍しく)やや下品と感じた。童話にはこれらのシーンはどう訳されるのだろうか。著者スウィフトはここまでのストーリーに当時の英国の政治状況やフランスとの抗争などを風刺的に織り込んでいるとのことだが、そのような背景に疎い浅学な私には楽しめる余地はなかった。はっきり言うと読み進める気も失せるほど退屈だった。そして大半の現代の読者も同じように感じるのではないかと思った。童話の多くはここまでとの説明も、さもありなんと納得できる。 
しかし、ここからが圧巻で、読ませてくれる後半2篇が始まる。ページをめくりながら作品を見直した。天才的な学者たちが崇高な理念のもと「くだらない研究」に一心不乱に打ち込む姿、正直に正義の世界に生きる馬と汚らしく下品な人間たちの生き様に見いだす理想の社会像。これらは現代にも全く共通する鋭い風刺であり、自分の生き方さえも見直す機会を提供してくれる。また思いもよらない描写が続く。特に「不死」を手にした人々が感じている、「不死であるが故の苦悩」には大いに納得した。不死になると人生をそういう考え方で生きることになるのか、といちいち頷きながら読んだ。
分厚く、長い物語であったが後半は速度が上がった。前半の不興もすっかり醒め、読み通して心地よい読後感に浸った。そして多くの人々には既知のことだろうが、ラピュタ、バルニバービ、ヤフーなど今見慣れている言葉はこの本から来たのかと、自分の辞書に書き加えた。これが現代にも通じる一級の政治学の教本だとの説にも納得した。読む価値ある一冊だった。

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紙の本

へぇ~、成程~、という感じ。

2019/08/19 20:23

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る

幼少の頃に読んだガリバー旅行記は主人公が小人の国で・・という話でしたが、それは本書では第一篇でしかなく、本書は第四篇まであります。
 第二篇は第一篇の逆で巨人の国の話で、第一篇と共に興味深く読めましたが、第三篇が印象に薄いです。第四篇は馬が中心の社会で、これまた、すっ頓狂な世界の話で破天荒な感じでしたが、人間界との対比が感慨深かったです。

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2006/09/29 14:21

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2008/02/04 00:59

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2008/02/16 03:10

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2008/04/24 03:42

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2009/01/10 22:46

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2009/02/17 11:36

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2010/05/10 07:01

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2010/01/11 00:39

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2010/02/21 05:40

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2010/05/10 21:26

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