- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
読み終えてスッキリ
2021/02/21 19:55
4人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タンタン - この投稿者のレビュー一覧を見る
何が正しいかなんて分からない。自分が正しいと思った事に進んで行ける勇気は凄い!と思いました。面白かったです。
勝手に実写化の場合を頭で描きながら読みました(笑)山賀さんはムロツヨシさん、結城さんは岡田健史さんで…
素晴らしい本です
2024/09/29 17:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
融資をする営業部、債権を回収する渉外部など、銀行の見方が変わりました。確かに融資あれば回収あり、回収できないから貸倒とはいかないでしょうが、こんな時に債務者のほうが割と開き直って返せないもんは返せないとあっけらかんとしているのも、妙にリアルでした。
終盤の畳み掛けが
2024/07/30 17:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:麻紗子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作家さんの作品はいつもそうですが、
終盤の畳み掛けでぐいぐい引き込まれ、
最後に「そう来たか!」と唸らさせます。
この作品の前に「さよならドビュッシー」
を読んだ時も「やられた!」と1人でニヤニヤし、
今後もいくつか読んでみたいと思い
この作品を手に取りました。
金融関係の話ですが難しいコトバも
気になりませんでした。
さらにいくつか読む予定です。
中山七里氏による金融ミステリーの傑作です!
2021/01/06 10:13
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『さよならドビュッシー』、『贖罪の奏鳴曲』、『切り裂きジャックの告白』、『七色の毒』、『ハーメルンの誘拐魔』、『ドクター・デスの遺産』、『カインの傲慢』、『連続殺人鬼カエル男』、『騒がしい楽園』などの話題作を次々に発表されている中山七里氏による作品です。内容は、入行三年目の銀行員・結城は日陰部署と囁かれる渉外部に配属されます。落胆する結城はある日、上司である伝説の不良債権回収屋・山賀に伴われ、小さな町工場を訪ねます。多額の負債を抱え破産寸前の工場を、山賀は鮮やかな交渉術で救うことに成功します。山賀の美学に惚れ込んだ結城は、彼の背中を追い業務に邁進していきます。しかし、山賀が何者かに殺されるという事件が起こります。巨大銀行の闇に立ち向かう男たちの熱き想いが炸裂する渾身の金融ミステリーです。
魑魅魍魎のだまし合い
2022/11/30 21:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:lucky077 - この投稿者のレビュー一覧を見る
不良債権回収を行う伝説の行員・伝説の銀行員・山賀が主人公かと思っていたら、あっという間に殺されてしまいました。その後を入行3年目の結城真悟がそのまま引き継ぎ、戸惑いや恐怖と戦いながら、難案件を回収していきます。
途中、誰が敵やら味方やらのだまし合いで面白くもあり嫌気も感じました。
銀行の貸付金回収にまつわるストーリー
2021/11/04 17:24
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
中山七里の描く銀行小説である。短編を5編集めているが、いずれも主人公は同じ人物で大手銀行の渉外部に勤務する若手の銀行員結城の物語である。
主人公結城が勤務するのは帝都第一銀行である。その渉外部というのはあまり耳にしない部署であるが、本書では融資の回収がその主たる業務という設定である。支店レベルでは融資の回収は融資課が担当するのが普通であるが、本書では渉外部ということになっている。
主人公が渉外部に異動になり、やや腐っているが、有能な先輩行員山賀の教えを受けて徐々に成長していく姿を描いている。短編は各々融資相手を変えて、読者に飽きさせない工夫をしている。例えば、出版社を早期退職した人物、新興宗教団体への貸付金の回収、貸付金の担保として確保している美術品の鑑定評価、担保物件の土地の鑑定など、貸付金の回収に関する実例を小説風に表現している。
有能な山賀は早々に殺害されて、結城は単独で勘を働かせてこの回収業務を続行していく。担保物件の鑑定、評価までその概要が登場する。なかなか読ませる内容である。その辺りは一般の銀行利用者にはなかなか見えない面が多いので、興味深かった。
笑え、シャイロック
2020/10/28 10:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
銀行の渉外部に配属された結城はシャイロックとあだ名される山賀の下で不良債権の回収業務に従事する。しかし、山賀が何者かに殺害され、結城は山賀の仕事を引き継ぎ難航する不良債権の回収を担当する。
退職金をすべて株につぎ込んだ男性、創業家の二代目、宗教法人、元剛腕の政治家、暴力団のフロント企業といろいろな相手に債権回収を行う。
と同時に刑事と協力して山賀を殺した犯人も捜す。
経済小説の要素もあり、推理小説の要素もあり読みやすかった。しかし事件解決についてはちょっと不満が残る。