- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
14 件中 1 件~ 14 件を表示 |
あるナチスからの脱走兵の生涯から人間が本来もっている尊厳を見つめ直した貴重な一冊です!
2021/03/03 10:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、ドイツ近現代教育史及びドイツ現代史を専門に研究され、『ヒトラーに抵抗した人々』、『ディースターヴェーク研究』、『ナチズム・抵抗運動・戦後教育―「過去の克服」の原風景』、『ドイツ 過去の克服と人間形成』などドイツに関する興味深い著作を発表されている對馬達雄氏の作品です。同書では、第二次世界大戦におけるドイツ国防軍の脱走兵は、捕まって死刑判決を受けた者だけでも3万人以上と、他国に比べて際だって多いことが紹介されており、その多くは戦闘中の逃亡ではなく、民族殲滅などを目にした、命懸けの抵抗としての脱走であったと述べられています。こうした過去は、戦後になっても、彼らを断罪したナチスの司法官たちが続々と復権する一方で、彼ら脱走兵は長い間、名誉回復されないままだったようです。同書は、ある脱走兵の生涯から人間の尊厳を見つめた貴重な一冊です!
信じ難い事実
2023/01/04 10:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ナチスドイツの兵士とし戦地に赴くのは嫌だと脱走した人たちが戦後長く(復権したのは2002年)世間から除け者にされていたというのは信じがたい、まあ、英雄扱いはしなくてもいいとは思うが。この辺りにドイツの本音が見え隠れしているような
離脱者の声に耳を傾ける
2022/04/20 04:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
第二次大戦中のドイツ軍の逃亡兵を
扱った珍しい本です。
人間色々ですから、脱走の理由も
一つと決まったわけではないのではないか、
と思いました。
ハーリヒは死刑にされたのか?
2021/03/17 22:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
第二次世界大戦時のドイツ軍が脱走兵に対して過酷な運命を強いた事は、それなりには戦記類でも出て来るが、脱走兵を単体で扱った本は初めてかもしれない。
しかし、著者は前著「ヒトラーに抵抗した人々」に「せめて一時間だけでも」からの要約にある「逃亡兵」が誰なのかは知っているはずだ。「せめて一時間だけでも」に書かれているようにドイツ民主共和国時代の有名人、ヴォルフガング・ハーリヒで軍法会議の判決は「三ヶ月の禁固刑という軽いもの」だ。「ヒトラーの脱走兵」で書かれているように、脱走兵は死刑か懲罰部隊(執行猶予部隊)送りになるのに、何故ハーリヒはこれで済んだのだろうか?それとも彼のように親が有名人では共産主義組織に関わっていても軽い刑で済んだのだろうか?著者はハーリヒの例についても触れるべきだった。
ドイツ民主共和国は国家人民軍に連邦軍では廃止していた軍旗宣誓を導入していて、ヒトラーが採用しなかったヘルメットを被り、手直しはしているが、ドイツ国防軍そのものの軍装で、そのままの歩調でノイエ・ヴァッフェでの衛兵交代やパレードをしていたから、ドイツ民主共和国ものの番組では、こういう光景を放送していたものだ。この本の主人公を再統一後に支援した党として、かつてのドイツ社会主義統一党の後継政党、民主社会党が出て来る。国家人民軍や国境警備隊はベルリンの壁を越えようとした人民軍兵士や国境警備隊員を含めた人々を射殺するように命令されていたが、第三帝国のドイツ国防軍からの脱走兵が「犯罪的な」第三帝国ヘの抵抗として描くならば、スターリン主義を放棄したとはいえども、そういう過去のある政党の問題点に触れないのはどうだろうか?
面白かったです
2021/01/22 14:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:iha - この投稿者のレビュー一覧を見る
ナチス時代の脱走兵が、国家の反逆者として戦後どれだけ偏見にさらされ虐げられてきたか、そして彼らがいかにして名誉回復までの道をたどったかが詳細に記されている本です。
どこだって脱走兵はいるだろう
2020/09/20 10:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
どの国だって脱走兵や兵役忌避はいるでしょう。しかし、ドイツについては、そのような書籍はあまり見かけません。脱走する理由、その後、逮捕されたときの措置(どの国でも敵前逃亡は死刑が多かった)について、興味深いないようである。
14 件中 1 件~ 14 件を表示 |