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疼くひと みんなのレビュー

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みんなのレビュー48件

みんなの評価3.1

評価内訳

48 件中 1 件~ 15 件を表示

疼くのは、どこ?

2022/01/27 15:45

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「疼(うず)く」というのは、『広辞苑』によれば「ずきずき痛む」とある。
 この作品でいえば、「ずきずき痛む」のは女性器なのか、それとも心なのか。
 70歳の女性の性愛(ずばりセックス)を描いて話題となっている作品を読み終わって、読者にとっての疼いているのは自身の想像力かもしれない。

 作者の松井久子さんは1946年生まれの映像クリエーター。つまり、物語の主人公である燿子さんが70歳であるから、松井さんはすでにその年を過ぎている。
 ならば、この小説は松井さんの体験に基づくものかと考えるのはあまりにも俗すぎる。
 松井さんは、自分たち団塊世代は「身体感覚」に長い間蓋をしたままだったといい、だからこそ今「老い」と「セクシュアリティ」の難題に挑んだという。

 主人公の燿子は70歳になるシナリオライター。別れた夫との間に娘が一人いて、その娘も結婚して子供がいる。
 そんな燿子にある日、ファンを名乗る55歳の男からSNSでメールが入る。
 このことをきっかけにして、2人は頻繁にメールを交換し合うことになる。
 ついには、東京での会うことになり、体を重ねていく。
 ぎこちなかった性愛が邂逅を重ねていくことで高まっていく。
 その場面だけ読めば、70歳の女性と60歳前の男性の性愛とは思えない。
 これはファンタジーだろうか。
 それがわかるのは、作者の松井さんたちの世代だろう。
 若い読者にとって、自身の想像力が「ずきずき痛む」のではないだろうか。

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この世の若者に捧げる物語

2021/11/10 22:31

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る

70歳という年齢を想像すると徐々に自分の人生を迷惑をかけない様に終える準備をと考える。

私は60歳を過ぎて、仕事のストレスもなく、子供の負担もなく、妻とも妊娠の心配もない、今はあらゆる事に能力を発揮でき自由に生活をエンジョイ出来ている。
本作を読んで、まだまだ自分たちの殻を破って、生まれたことの悦びを楽しまなければと、気持ちを新たにした。

本作の価値は、古希を迎えた女性が女としての悦びを、恥を捨て去り享受し、自分の欲望のままに愛し合う物語を作り上げたことにある。
歳を取れば誰もがタブーと思われることに恥ずかしくて触れたくはない、そして一冊の本に書き上げるなどしたくはないはず、けれど本当の自分の気持ちはどうなの?

若い人たちが元気がない。
年寄りたちは邪魔だと思われる風潮もある。
だからこそ、年寄りは恋を謳歌して、バリバリ働いて、歳をとるって良いよねと思われる年寄りになりたい。

本作の細かい出来不出来は考えず、このような物語を世に出された心意気に最高評価を与えたい。

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感激、老人が救われた。

2021/09/21 08:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:松田 健 - この投稿者のレビュー一覧を見る

72歳になった私は、セックスレがあたりまいと思っていた。
同い年の妻も、同じ考えと自然に考えていた。
自宅内別居で一緒にベットにはいることもなくなっていた。
作品を読んで、こんな世界があるんだ、老齢の女性にも性慾はあるのだと思い知らされました。
自分はAVビデオでごまかしていましたが、妻は、要求を我慢しているだけかも知れないという考えにいたりました。
朝、妻の目覚め頃に、妻のベッドにもぐりこみ、歯磨きをした口に水を含めて、キスしながら水を与えた。
拒否するかと思いきや、ゆっくり、時間をかけて飲んでくれた。
トイレに行きたいので、待って欲しいと言うので、自分ベットで待った。 

それからは、20代の情熱がよみがえり、長い抱擁、デープキス、もう保湿剤がいるので、用意していた(ほとんど使っていなかった)のん使い、長い咬合をすることができた。

射精に至る時もあれば、至らないこともあるが、お互い時間はたっぷりある年齢なので2時間、3時間と20代と同じ夫婦生活を毎日、楽しむことができています。
 
紙の本は、ほとんど読まなくなっているが、電子で読んでみて人生が変わった。
松井先生のおかげ、文学は人生の指針を激的に変化させることがある、有効な手段であり続けるでしょう。

お礼を申し上げます。
松田

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松井久子 疼く人を読んで

2021/02/22 21:25

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:今井豊 - この投稿者のレビュー一覧を見る

+主人公の古希を迎えた燿子と恋人になる年下の漣との出逢いと別れに、高校時代の同窓生4人の女性の人生を絡めた恋愛小説である。
著者松井久子が映画監督であり、映像を見ているような読みやすさがある。
1970年代から日本の働く人口の中心を担ってきた世代が高齢化し、男として、女として生きてきた歴史を振り返るとき、男本位の倫理観に縛られたものだった。
その呪縛は現在に至るまで取り除かれていない。性愛は子どもを産むためだけ、男性の性欲を満たすだけ、女性が奉仕するだけではない。人として愛し合うためのものである。そこには性による差別も年齢の壁もない。
ひととして愛し合うとは何かを考えさせる小説である。

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あっという間に最後まで

2021/11/26 21:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

一気に読んでしまいました。
脚本家として著名な70歳の女と55歳の男が、フェイスブックで交流を始め、危険では無いかと思いつつ実際に会い恋に落ちる。
最後はどうなるのかと思っていると、思わぬ着地点。
想像していたより地に着いた生活を持っていた男にこちらまで驚きを。
映像化されるとしたら?!とキャスティングを考えながら読むのも楽しい。

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人は何時でも自分らしさを求めている。

2023/02/21 15:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る

七十になって一人暮らしの燿子。かつての高校時代の仲間や離れて暮らす娘夫婦がいる、シナリオライター。FBを通じて知り合った男性が燿子の心を乱す。
 老いと孤独、恋愛を生々しく描いた。

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2021/05/13 19:29

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2023/04/07 10:41

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2021/12/15 14:32

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2021/08/04 19:03

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2023/07/06 08:11

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2021/09/27 05:54

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2021/09/11 12:09

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2021/09/21 18:40

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2021/09/27 20:06

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