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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「はぐれましたか?」
鎌倉の時と場所の狭間のような場所にある
鎌倉うずまき案内所で待つオセロを指す老人、
外巻と内巻が授けるのは
ひとつのキーワードとひとつのキーアイテム。
短編連作形式だけれど、
登場人物はつながっている。
全部は螺旋。
短編としてもグッとくる話が収録されているし、
長編として読んでもしっかり詰まった作品。
私のうずまきはなんだろう
2022/05/18 20:50
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投稿者:もこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「猫のお告げは木の下で」が大好きでこの本を読みました。
〜つむじの巻〜では最後涙が出ました。
息子に、普通や人並みを押し付けている自分の事の様で。
〜ソフトクリームの巻〜では、大好きだった大江千里や銀色夏生の名前が出てきて、ふわっと当時の記憶が蘇りました。
早速、千里君のCDを聴いたり、銀色夏生の詩集を読みました。CDや本を引っ張り出す事が楽しかったです。
手助けアイテムは単語だけで、変えるのも変わるのも「自分」だというところが好きです。
でもちゃんと背中を押してくれる。
本当に優しく温かいお話だと思います。
楽しい気持ちになりました
2021/11/16 21:28
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投稿者:みえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょっと不思議だけど、その人その人に合ったアドバイスで、とても幸せな気分になりました。
アニメになっても楽しいかなあ、と思いました。
続編を希望します。
うずまき案内所って
2021/09/23 13:58
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
何の案内所なんだろう?と興味が湧いたが、人生相談といった感じかな?
今すごく悩んでいる事といわれると、特にない気がするが、誰かの相談ごとをきいたら案外と自分のふと迷いに思ってる事も解決するかもしれないな。
双子のおじいさんとアンモナイト所長
2021/06/01 21:25
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人生にちょっと「はぐれてしまった」人たちが行きつける案内所。
双子のおじいさんとアンモナイト所長がヒントをくれます。
ずばりの解決策ではなく、あくまでもヒント。解決は自分で導かなくてはいけません。
でも、ちょっと視点を変えるだけで気が楽になったり、相手を理解できたりできます。
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あの人がこの時代ではこの人!なるほど!という
人とのつながりが面白くほのぼのする。
そしてその時代時代のネタが実在のものでなつかしさもあり、リアルで面白い。
鎌倉に行かないと、「うずまき案内所」に行くことはできないので
仕方ないんだけど、案内所に行くまでが毎回同じでちょっと単調に感じてしまったかな。所長が可愛いけど、実際に目の前に動かれたら気持ち悪さと驚きで言葉もないだろうな(笑)
どのお話も響いたけど2019年のお話が一番好きかも。
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青山美智子さんの作品を読み続けて5作品目。
他の作品同様に短編オムニバス形式で、それぞれの登場人物がどこかで誰かと繋がっている。
読み終わると、ホッとして心があたたかくなる。
タイトルの渦巻きとは?を考えながら読み進むと、最終章で、「自然界では渦ばかり」という言葉にドキっとする。たしかにそうだ。ぶつかり、渦ができ、パワーが生まれる。
作品の中の人達は、今もどこかで幸せに暮らしているだろう。
ミニチュア写真家の田中達也さんの表紙も、作品に合っていて好きなところ。
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外巻さん、内巻さん、アンモナイト所長。
何て不思議な案内所。
「気づくこと」で訪れる変化を、登場人物のリンクを楽しみながら感じられる素敵な1冊。
平成を6年ごとに遡りながらの展開で、懐かしいワードもあっちこっちに出てきました。
読後表紙を眺めて余韻に浸るのも楽しみのひとつ。
面白かったです♪
『「That's all 」ただそれだけ。失敗じゃない。』
『人生ってまっすぐな道を歩いていくんじゃなくて、螺旋階段を昇っていくようなものなんだなって。』
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心にモヤモヤとした渦を抱える人たちが、双子のお爺さん2人が案内してくれる不思議な案内所に迷い込む。小さな奇跡で、大切なことに気が付けたり、新しい一歩を踏み出したりできるようになる作品。
気持ちの良い作品だった。年号の終わりと始まりというテーマが綺麗にはまっていて、今を反映していて素敵だった。
時代を遡っていき、登場人物たちが思わぬところで関わっていく点が楽しかったと思う。
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「鎌倉うずまき案内所」を中心とした6つの短編集。
平成を6年ごとにさかのぼりながら、6人の物語が展開される。
各々悩みを抱えているが、鎌倉うずまき案内所でヒントを得て自分なりの答えを見つけていく。
それぞれの物語に共通して出てくる人物や事柄があり、読み終わった後もう一度読んで確認したいと思えるような内容だった。
伏線が絡まって6人の物語がつながっていく発想はおもしろかったが、逆に伏線的なのが多すぎて、最後のほうは若干くどく感じてしまうところがあった。
悩みの解決についても若干ありきたりな部分があったので、星4つです。
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各話ごとに6年ずつ時代をさかのぼりながら
登場してくる人たちの過去が描かれていて
その時代時代に生きることで後々の自分や
回りの人たちへ知らないうちに
影響していくところが面白かった。
読んでいくうちに「あぁ~あの話は過去に
こういうことがあったからなのかっ!」
なんて思ったり、過去をさかのぼっていくのも
私自身も体験した時代だったので懐かしく、
そしてその時代を思い出しながら読めました。
鎌倉うずまき案内所の双子のおじいさんは
なかなかキャラだし所長にいたっては・・・
人生に迷い、はぐれた人がこの案内所に導かれ
そしてがっつりと手助けしてくれるのではなく
ふわっとした後押しで気づくことにより
少しだけ前に進む感じがとてもよかった。
そしてまったく予想してなかった
「黒祖ロイド」の過去に
最後の最後で驚かされました。
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読み終えたあとにまた最初から読みたくなる。ナイスうずまき!独特の世界に引き込まれて、ほっこり温かく穏やかな気持ちになれた。鎌倉にも行きたくなった。
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この作者さんの最近よく読んでるけど、こういう話好きなので出会えて良かった
今作は鎌倉を舞台に何かからはぐれてしまった人にアンモナイト所長からのアドバイスをさずける外巻き、内巻きさんのお二人
同じ状況でも捉え方で良い方向に変わるって、他の作品でもテーマは変わらないかもだけど、舞台が同じで時代が遡っていくのが登場人物の過去を知るわけで新しくて面白かった。
同じようなテーマでもいろんな話、展開があって、そこはプロの作家さん
どの話も主人公はいろいろだけど、子供時代の自分、学生の自分、親になった自分、と重ね合わせるところがたくさんあってちゃんと感情移入できたし、SF作家さんの
あなたのために書きました
って、誰かにささることを発信してるのがなんか良かったなぁ
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はぐれた時に現れる「鎌倉うずまき案内所」悩める6人の人たちがそこで気づくことで優しく強くなっていく。不思議な話。最後まで呼んだら又、戻って読みたくなった。
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時代が遡りながらどの短編も緩やかにリンクして面白かった。最後にあー騙されてたと気づいたのも心地良し。シュールな所長、双子の爺さんも良かったよ。