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佐藤優さんと斎藤環さん
2023/08/31 14:17
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
ポストコロナには、人と会い、会話して、意図的にメンタルの修復に努めようとのこと。コロナ禍のため、完全リモートの対談本です。会ったほうが、話が早いのはなぜか、会うことが暴力だからだそうです。そうだったのか。
オープンダイアローグの先駆者と、知の巨人が、縦横無尽に語り合った。 英知の言葉が、闇夜のような世界を照らす光となる。
2022/09/29 10:04
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
「本書で私は、佐藤さんと大げさでなく『生き延びるための対話』をしてきたという実感がある」(斎藤環氏の「まえがき」より)
「こういう状況(末期腎不全で十分な作家活動はあと数年しか出来ないことが明らか)で、斎藤環氏は、私が心の底から会いたいと思う人だ。それにはいくつかの理由がある。
第一に、斎藤氏は対話(ダイアローグ)ができる人だからだ」(佐藤優氏の「あとがき」より)
オープンダイアローグの先駆者と、知の巨人が、縦横無尽に語り合った。
世界を襲った新型コロナウィルス。
誰もが予測し得なかった前代未聞の事態が続く中、対話は続けられた。
この時代を生き抜くためには、どのようにすればいいのか。
対話の中から、たくさんのヒントが紡ぎ出されていく。
他人なれども語らいぬれば、命に替わるぞかし。
英知の言葉が、闇夜のような世界を照らす光となる。
<「生きるヒント」より>
○第1章「鬼滅の刃」ブームに見る現代日本人の心の闇
・「密な家族」は仲良くなるか、険悪になるかのどちらかに振れやすい。
・女性は男性よりも、「会わないこと」から受けるダメージが大きい。
・追い込まれないために、悩みや苦痛は口外すべし。ぜひ、役所などにも頼ろう。
・精神科と心療内科の違いを理解して、適切な治療を受けよう。医師は選ぶべし。
・ペットや趣味など「内向きの不要不急」を大切に。
○第2章 人はなぜ、人と会うのか
・(1)人に積極的に会いたい人、(2)一人でいたい人、(3)その中間ぐらい。自分はどれか、「あの人」はどれか、考えてみる。
・人に会うのに苦痛を感じるのは、そこに「暴力性」があるからだと理解する。しかし、その「暴力」には意味がある。
・人と会うことで不確実性は高まる。「偶然の事故」から新しい発見があったり、新たな展開が生み出されたりする。だから対面にはリモートにはない意義がある。
○第3章 危険な優生思想に蝕まれないために
・人間には心があることを再認識する。
・脳科学を過信しない。
・「AI時代」を生き抜く鍵は「読解力」にあると心得よ。
・人間の生に「いい」も「悪い」もない。多様性に対する正しい理解は、これからの時代を生き抜く自分のためでもある。
○第4章「同調圧力」と日本人
・スペイン風邪は記憶されなかった。パンデミックは適切に記憶する努力が必要。記憶するためには「終息記念日」のような祭祀化が必要。
・コロナ禍をめぐるマスコミの「炎上商法」を冷ややかに見ること。
○第5章 息苦しい「組織」「学校」から解放されるために
・自分の居場所が「学校だけ」「会社だけ」になると息苦しくなる。クラブ、教会、学習塾。意識的に別の居場所をつくっておくと、心はだいぶ楽になる。
・この機会にひきこもりの人の気持ちを理解しよう。外に出られなくて苦しんでいる人がいることを理解し、寛容になれれば、外に出られているあなた自身も楽になる。
・「逃げるときには逃げる」というのは、生き延びるための立派な知恵。心の中に、その自由を確保しておこう。
・ポストコロナには、人と会い、会話して、意図的にメンタルの修復に努めよう。
オープンダイアローグの先駆者と、知の巨人が、縦横無尽に語り合った。 英知の言葉が、闇夜のような世界を照らす光となる。
2022/05/08 10:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
「本書で私は、佐藤さんと大げさでなく『生き延びるための対話』をしてきたという実感がある」(斎藤環氏の「まえがき」より)
「こういう状況(末期腎不全で十分な作家活動はあと数年しか出来ないことが明らか)で、斎藤環氏は、私が心の底から会いたいと思う人だ。それにはいくつかの理由がある。
第一に、斎藤氏は対話(ダイアローグ)ができる人だからだ」(佐藤優氏の「あとがき」より)
オープンダイアローグの先駆者と、知の巨人が、縦横無尽に語り合った。
世界を襲った新型コロナウィルス。
誰もが予測し得なかった前代未聞の事態が続く中、対話は続けられた。
この時代を生き抜くためには、どのようにすればいいのか。
対話の中から、たくさんのヒントが紡ぎ出されていく。
他人なれども語らいぬれば、命に替わるぞかし。
英知の言葉が、闇夜のような世界を照らす光となる。
<「生きるヒント」より>
○第1章「鬼滅の刃」ブームに見る現代日本人の心の闇
・「密な家族」は仲良くなるか、険悪になるかのどちらかに振れやすい。
・女性は男性よりも、「会わないこと」から受けるダメージが大きい。
・追い込まれないために、悩みや苦痛は口外すべし。ぜひ、役所などにも頼ろう。
・精神科と心療内科の違いを理解して、適切な治療を受けよう。医師は選ぶべし。
・ペットや趣味など「内向きの不要不急」を大切に。
○第2章 人はなぜ、人と会うのか
・(1)人に積極的に会いたい人、(2)一人でいたい人、(3)その中間ぐらい。自分はどれか、「あの人」はどれか、考えてみる。
・人に会うのに苦痛を感じるのは、そこに「暴力性」があるからだと理解する。しかし、その「暴力」には意味がある。
・人と会うことで不確実性は高まる。「偶然の事故」から新しい発見があったり、新たな展開が生み出されたりする。だから対面にはリモートにはない意義がある。
○第3章 危険な優生思想に蝕まれないために
・人間には心があることを再認識する。
・脳科学を過信しない。
・「AI時代」を生き抜く鍵は「読解力」にあると心得よ。
・人間の生に「いい」も「悪い」もない。多様性に対する正しい理解は、これからの時代を生き抜く自分のためでもある。
○第4章「同調圧力」と日本人
・スペイン風邪は記憶されなかった。パンデミックは適切に記憶する努力が必要。記憶するためには「終息記念日」のような祭祀化が必要。
・コロナ禍をめぐるマスコミの「炎上商法」を冷ややかに見ること。
○第5章 息苦しい「組織」「学校」から解放されるために
・自分の居場所が「学校だけ」「会社だけ」になると息苦しくなる。クラブ、教会、学習塾。意識的に別の居場所をつくっておくと、心はだいぶ楽になる。
・この機会にひきこもりの人の気持ちを理解しよう。外に出られなくて苦しんでいる人がいることを理解し、寛容になれれば、外に出られているあなた自身も楽になる。
・「逃げるときには逃げる」というのは、生き延びるための立派な知恵。心の中に、その自由を確保しておこう。
・ポストコロナには、人と会い、会話して、意図的にメンタルの修復に努めよう。
わかりやすい
2025/01/11 17:56
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間関係が上手くいく方法が、わかりやすく解説されていて、よかったです。メンタルをすり減らさないようなヒントが、役立ちそうです。
コロナ禍での生活にぜひ
2023/02/04 11:59
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投稿者:とまとま - この投稿者のレビュー一覧を見る
斎藤環さんの本は新刊が出る度にチェックしています。
こちらの本も論理的かつ優しい、環さんの言葉でとても読み心地が良いですね。
個人的には共著は、単著よりも多様な視点から書かれていて好きです。
電子書籍は、外出時疲れている時でもアクセできるためオススメです。
まぁそうだよなぁと思う事項ばかりで、正直云って新味なし。
2022/03/04 20:10
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容的には、今回のコロナ禍における個人的な経体験からすでに推察していた事項が大部分であり、特段の新味はなかったところが残念なのですが(その意味では、時間とお金のムダでした(笑))、もちろん書かれていることは首肯できる点ばかりでした。特に「コロナ・シンドローム」というか、今回炙り出された日本人一般の特性について記された部分が、興味深かったですね。
「日本は全体として「絆社会」で、同時に「自助社会」ですから。」(40頁、斎藤氏)
「それまで、神は形而上学的な「上」、天上にいると考えられていました。ところが、天文学や自然科学の知見が世の中に広まり、加えてマゼランが世界一周をしたとなると、そうは言っていられなくなった。日本から見て上は、ブラジルにいれば、地球を突き抜けて下ですから、「上にいる神」という概念が、普遍性を失ったのです。」(133~4頁、佐藤氏)
「エピジェネティクスという最新の遺伝学の研究では、ゲノム(遺伝子配列)があって、環境があって、その相互作用によってある性質が発言するということが明らかになってきました。」(155頁、斎藤氏、優生思想の否定根拠の一)
「最前線で身の危険も顧みずに奮闘する医療従事者が、生活の場で「差別」を受けるような状況も広がりましたね。」「日本人特有の「ケガレ」の意識が働いた結果でしょう。そこに触れたり近づいたりした人を、自分のテリトリーから排除しようとする心理です。」(188頁、佐藤氏・斎藤氏)
「日本の同調圧力の本質は、「俺は得をしたい」ではなく、「自分だけ損をするのは嫌だ」「人と違う状況にはなりたくない」なんですね。」(190~1頁、斎藤氏)
「日本社会の息苦しさが凝縮された世界として論じておきたいのが、実は学校なのです。・・・ あえて言っておけば、そういう空間に心地よさを見出す人も数多くいて、例えば日本の若者向けのエンターテインメントの大半は、「学校の物語」です。」(203~9頁、斎藤氏、「大半」はちと大袈裟だと思うが・・・)
「そこから見えてくるのは、工場、学校、軍隊という近代的集団行動のシステムの制度疲労だ。現在の制度に身体と心が合わない人が一割くらいいても不思議ではない。」(245頁、佐藤氏あとがき)
「斎藤氏によれば、生理学的に脳の構造についてはごく一部しか啓明されておらず、心の働きを脳に還元することなどは科学的根拠がないとのことだった。」(246頁、同上)
なお、対談上の濃淡としては、佐藤氏はほぼ聞き役という印象で、メインの話し手は斎藤氏でした。佐藤節ないしは佐藤本を期待される向きには若干物足りないかも知れません。
論理的
2023/03/16 07:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
文体が冷静で、論理的に書かれています。なぜ、人に会うのがつらいのかなぜならば、それは暴力だからだ……は、いささか、誇示付けかと思いながら、読み始めました。しかし、文体と構成力で、引き込まれ……
高評価のレビューは多いのですが
2022/12/29 20:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yy - この投稿者のレビュー一覧を見る
COVID-19が流行し、人と実際に会う頻度が以前と大幅にかわりました。ネットで話題になっていた本で、読まれた方々の評価も良かったなので、私も読んでみたのですが、正直、あまり深い事は書かれていない印象で物足りなかったです。
多様性に寛容になれるか。
2022/07/31 15:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
感染症の為に外出に制限がかけられ、自宅勤務が増え、引きこもりにも似た生活をする人たちが出てきた。
人に会えない苦痛もあれば、人に会わない生活に馴染む人もいる。
そんな現代社会を臨む対談集。