生まれた時からアルデンテ世代
2021/02/13 20:01
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
生まれた時からアルデンテを知っている世代は、
給食のソフトめんの美味しさがわからないんですよねー。
今でもメニューにあるのは、
大人世代の懐かしさと優しさからだと思うのですが、
当の子供たちからは
「うどんでもなく、パスタでもない珍妙なもの」
扱いと知った時に起きた衝撃と
同じものを感じました。
「食」中毒のエッセイ
2017/08/01 22:12
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投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
暴力的食エッセイ。海外の一流レストランで供される前衛的な料理から、自宅の湯船に浸かって食べるパピコまで網羅した自由な感性と文章が楽しめる一冊です。
それでいて、きちんと提供する側の人にも着目してるところが憎めない。キャッチーな言葉と絵や写真は読むよりも見る感覚で楽しめます。
個人的にはレモンの魅力だけを書いた見開き1ページがどうしようもなく好きです。
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
いろいろな食にまつわるエッセイなのですが……なんだか、もっと「食べる」ことを大切にした方がいいのでは? と思える内容でした、残念だ。
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発売日時から、どことなくタイトルと表紙に狂気をかんじていて気になっていた一冊。
重版になり、まわりでも読んだ、面白かったという評判をきいて思わず書店で購入。
いわゆる、食のエッセイではあるが、いわゆる、美味しいものをゆるふわ~な文章ではなく、食を小さいころから楽しむひとりの女性というか、異常な執着をもったりもたなかったりその緩急が誰にとっても楽しめるエッセイです。
その紹介する食べ物は、高級なレストランから柿ピーやパピコまで。その高低差がめくるめく波状攻撃のようにページをめくるたびにやってくるので、もう作者の食を表すことばを体が待ってる状態です。
僕にとっては2014年前半で今の所一番楽しめた本です。
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ここまで食べ物と真剣に向き合っている本って、なかなかないと思う。
平野さんの「発見」はどれもハッとさせられるものばかりで、とても面白く読みました。
スマホでゆるふわ写真を撮って、「◯◯さんとランチ。いっぱい刺激をもらった。感謝!」、「おいしいカフェみつけちゃった!(そしてコメントといいねを稼ぐ)」みたいに、blogやSNSでは食事は媒介として扱われがち。
お店を外したくないから、食べログで下調べ。
そんなことが当たり前ですが、平野さんが書いているように、食べ物の美味しさって、本来は個人の体験なんですよね。
ロイヤルホストの小林さんの話は爆笑。
本のデザインも面白いし、新しくてとても素敵な一冊でした。
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あぁぁなんて至福の読書体験。
まずたまらなくタイトルが好み。一瞬でひかれた。本屋でぱらぱらめくるのも勿体無くて、どこも売り切れでようやく見つけたから嬉しくてにぎりしめた。
同い年なのに、この感性。ためいきがでるわ。
ただの食エッセイじゃない。愛が溢れてる。そしてこの本を作った人たちもきっと愛に溢れてる。細部までこだわってるのがいやでも伝わってくるのよ。紙から文字から。
いいわぁ。
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Twitterで知って。
前から好きだった青柳文子氏のお友達らしい。
私と年齢は1.2歳しか変わらないのに、
語彙力だとか表現力だとか、
そういうのがすばらしい。
食に対する思いはもちろんのこと、視点がすごい。また喩えもすごい。
なかみのデザイン的要素も楽しめます。
新たな食べものエッセイという感じ。
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題名の『産まれたときからアルデンテ』という言葉遣い。センスがあるなぁ。そして、そう、そういう世代がどんどん外に出て新しいモノを表現しているワクワク感を感じた。
一方で…私が子どもの頃のスパゲッティは、喫茶店のナポリタンでもなく、おうちのメニューのなんちゃってミートソースやらナポリタン。ついでにピザトースト。どれも大好きで私の前世はイタリア人に違いないと思ってたあの頃(の食の記憶)を愛おしく思った一冊。
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―――舌で思想は食べれるのかな―――
いろんなものをすきなだけ。
飲食至上主義の著者がであったタベモノの風景。
電車で向かいに座った男に「幸薄」呼ばわりされても、
いまの恋人に上海蟹で釣られても、
たくさんの味のシロップがとけたかき氷を飲み干して
「味がいっぱいする」と、火垂るの墓の節子状態になっても、
ロイヤルホストの小林さん(仮)の正体を突き止めても、
彼女は、たべることへの幸福の純度をぐんぐんあげていくばかり!
グルメ、とか、大食漢、とか、そういうことはまったくなくて。
しかも、食ブロガーを名乗ってるわりにブログの更新は月2回ばかりで。
マッシュ(菊池亜希子)が出会いだと思っています。
その、意外と骨太な文章や感性を
もっと著作につなげてほしいお人。
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ブログですでに読んでいるものもあれば、他誌掲載のエッセイ、書き下ろしも入っている。自分の舌で味わったひとの言葉は強い、やら、1人で食べると味がよく分かるしお店の人に優しくされるってのも、そうそうと頷ける言葉がたくさんで、ウキ〜ってなりながら読む。遅番紳士小林さん(仮)のラストには悲鳴。どれひとつ同じものはない。平野ワールドのアソートな一冊はちっとも食べ飽きない。
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面白い!なんて面白いんだ!そして年下!恐るべし!文才も食への貪欲さもちっとも勝てる気がしない。天才現る。おや?と思ったら、シベリアの回は&Premiumで読んだ文章でした。この方だったのか!とこれまたビックリ。あー面白かった。20140519読了
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食に造詣が深いだけでなく、文章も面白くあっという間に読み終えてしまった一冊。
食に対する研ぎ澄まされた感性に感心する。
私はライターとして雑誌にレストラン紹介の文章を書いている身なので、「不感症グルメ」のくだりは特に面白く、自分の職業を呪いたくなった。
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食べ物の表現の仕方が面白い。読んでるとお腹が空いてくるので、満腹の時に少しずつ読んで、ぷぷっと笑ってました。
あ〜お腹すいた。
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食についても触れてるのだけれど、アーティスティックな食についての表現で、想像以上にイメージが広がってとても楽しめた!
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普段は読まないジャンルの本なのですが、表紙とタイトルがなんだか目を惹いて手に取りました。
食べ歩きの本かと思ったらそうでもなくて、食にまつわる著者の考え方とか観察とか色々面白かったです。
勿論お店もいくつも実名で出るので行ってみたいと思うところもちらほら。
私は面白く読めたけど、時々ポエムっぽかったり文章的に鼻につくって人はいそう。若いのに高いランチ食べたり、お金持ちなんだろうな~という感想は持った。