紙の本
熊吉、出世に悩む
2022/05/15 06:47
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投稿者:Satochan - この投稿者のレビュー一覧を見る
美人女将が切り盛りする居酒屋ぜんやシリーズ第2弾第2話。
2人の子供、熊吉とお花が主人公ですが、今作では熊吉に焦点が当たっている感じです。
薬種問屋に奉公する熊吉は、順調に出世するんですが、これを妬む同輩から嫌がらせを受けます。また出世した分だけ、旦那様からの期待・要求も高まっていきます。うっ、胃が痛い。どうする熊吉?
ってなわけで、今回も大人の2人、お妙と只次郎がいい味出して助けてくれます。そしてタイトルの萩の餅は、いわゆるおはぎですね。みんなで作れば仲良くなれて、空きっ腹も優しく満たす。安心の展開で、ほっこり優しい気分にしてくれます。
紙の本
若い二人
2022/05/05 20:14
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
奉公先で出世したために妬まれる熊吉。引き取ってくれた只次郎お妙の役に立ちたい、気に入られたいと思い過ぎてしまうお花。若い二人の心が細やかに描かれています。
紙の本
熊吉とお花
2022/04/25 10:55
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
奉公する俵屋で早くに出世した熊吉。その熊吉に他の奉公人からの嫉妬の目、嫌がらせ、悪質な罠が襲い掛かる。
また、ぜんやで育てられているお花は友達のおかやと喧嘩をしてしまう。お妙にも真の原因は伝えずに、一人我慢を続けていた。
奉公先で辛いことがありながらも懸命に前を見る熊吉、お妙と只次郎の役に立ちたいという思いが空回るお花。大人の階段を上り始めた2人の成長を描く。
熊吉もお花ちゃんに幸せが訪れるといいですね。お妙や只次郎もちょっと見ないうちに父・母の役割をこなしていますね。
電子書籍
熊吉とお花
2022/11/07 00:34
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は、熊吉の方がメインみたいです。早い出世は、いつの世でも妬みを買うし、また、それなりの期待を受けるから、本人も大変そう……。そして、お花は、相変わらず、養親に気を使ってるからなんだかなぁ~です。
紙の本
熊吉とお花
2022/08/02 21:37
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
人情ものです。熊吉もお花も一生懸命さが、好感持てますね。でも、熊吉へのねたみは、実際にもありそうです。やはり、会社内では……。まだ、続編は、あるのでしょうか……もう少してんかいが、速いと嬉しいデス
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今回は熊ちゃん苦難の巻でしたね。
仕事を頑張る熊吉ちゃんを妬んだ仲間に嫌がらせをされて、胃痛の薬が手放せないというのが可哀そう。
挙句、手籠めにあった女中のおたえと閉じ込められたり(◎_◎;)
そんな熊吉を癒してくれるのはお妙さんとお花ちゃんが作る料理。お花ちゃんも大人になり、二人の成長に目が離せないですね。
そして、坂井先生の愛猫の萩やんの名前がタイトルというのもほほえましい一冊でした。
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早い出世を同僚に妬まれている熊吉。養い子故に
色々なことを我慢してしまうお花。様々な試練が
2人を襲うが、それでも、温かい料理と人情に
励まされ、必死に前を向いて歩き…。
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熊吉とお花の若い二人は、温かい料理と人情に励まされ、試練を乗り越えていきます。
おはぎや茸汁、赤貝の漬け込み飯、蒟蒻と鰤のアラ煮など、今回も居酒屋ぜんやのおいしそうな料理が並びます。
江戸の料理と、二人の奮闘に心満たされる時代小説第二弾です。
次回作も楽しみです。
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熊吉とお花の若い2人が直向きに一緒懸命頑張って成長していく様子が微笑ましい。
それを見守る周りの温かい支援も心地良い。
只治郎さんの器の大きさにグッとくる。
血は繋がらないけれど、ふわっと結ばれている絆がとても良い。
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熊吉とお花がどんどん大人になっていきますね。これからも楽しみです。ただ、お花ちゃんの弟(妹)も見たいです。。
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新シリーズ二作目、熊吉とお花のお話が進む。
旧シリーズからの読者としては、お妙と只次郎の絡みがもう少し欲しい処か…。
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居酒屋ぜんやの新シリーズ「花暦 居酒屋ぜんや」
第二弾。
薬種問屋の手代、熊吉、
ぜんやの養女お花。
二人が育っていって、青春のころ。
成長に必ずあるつまづきや悩みを通して、人の交わりを物語る良い作品になっている。
才能溢れる熊吉は同年代の小僧の中では別格の出世。
いつしか親友と思っていた同僚にも、苛まれるようになっていった。
友人は店から逃走するが、熊吉は察してやれなかった自分を責める。
俵屋ではお妙のなき父親が作った薬を復刻。
新しい販路を広げようとしている。
大きな酒問屋、升川屋の跡取り千寿も妹ができて居場所を無くした思いで、家出。
人の成長を語る物語はしみじみとしてて良い。
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新シリーズ 2
恋焦がれたお妙と夫婦になった只次郎。
お花を養女として早数年。
新シリーズでは、幼かったお花と熊吉が、中心となって書かれている。
居酒屋「ぜんや」の常連である、薬問屋「俵屋」に奉公した熊吉。
実の母親から虐待を受け、心に傷を持っていたお花も、お妙と只次郎の養女となり、初めは、遠慮ばかりだったけど、最近は、少し自分の意見も言えるようになってきている。
《荒れもよう》
熊吉は、早い出世を、同僚から妬まれ、事件が起きる。
首謀者は「友」と思っていた、長吉。
それがバレて、長吉は、出奔する。
《花より団子》
お花は、仲良しのおかやと仲違い。
一緒におはぎ作りをする事で、仲直り。
長吉を探して、やつれが酷い熊吉にも、おはぎを食べさせて、励ます。
《茸汁》
長吉が江戸を出たと知れ、ようやく探す事を諦めた熊吉は、商いに精を出そうと決心する。
《身二つ》
お花が、大人の女性となった印を見た。
受け入れられないお花。
同じ日に、妹が生まれた千寿。
廻りの皆んなが、妹を見て、自分の居場所が無いと悩む千寿。
二人は、お銀の家に家出する。
《人の縁》
お妙の亡き父親が作っていた薬「龍気補養丹」を若旦那と共に、商って行く熊吉。
俵屋の旦那や「ぜんや」に集まる人々、そして、只次郎。
全員が心温かく、読後は頗る気持ちが良い。
若旦那と上方行きが決まった熊吉。
若い女性が苦手な若旦那の恋の行方。
次作が待ち遠しい。
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図書館で借りたもの。
早い出世を同僚に妬まれている熊吉。養い子故に色々なことを我慢してしまうお花。様々な試練が2人を襲うが、それでも、温かい料理と人情に励まされ、必死に前を向いて歩き…。
シリーズ2作目。
今回は2人がぐぐっと大人になった巻。
熊吉は子供の頃からの同期に裏切られて成長し、お花には生理(お馬)がきた。
お互いが苦しい時にさりげなく支えあっているのがいいね。
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坂井希久子「萩の餅」、花暦居酒屋ぜんやシリーズ№2、2022.4発行。荒れもよう、花より団子、茸汁、身二つ、人の縁の5話。お花と熊吉の話が多かった今回です。ちょっとテンポがゆるい気がしました。