紙の本
書店員になりたかった
2022/06/06 21:15
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
神保町の古書店を舞台に出会う人々の人生の交錯を愛おしむ物語。古書を引き立て役に、古書店街にあるグルメもうまく取り上げられ、足を運びたくなる。本の魅力、読書の楽しさ、中古文学に向ける愛、など、本好きを夢中にさせる要素が満載だった。ひたすら読みつくす派の私には、読んだ本に関する知識をひらける力はないが、小さな頃に憧れた書店員への夢が書き起こされる物語でもあった。
紙の本
本好き達
2022/06/04 19:57
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
神保町の古本屋を亡くなった兄から継いだ珊瑚さん。孫がいてもおかしくない年齢。
商売の経験がないながらもお客に親身に対応し、ステキな本を紹介していきます。
お客は何かしら悩みを抱えていたりしますが、本と出合う事で少しだけ救われるのです。
珊瑚さんの親戚の子(国文学院生)、上の階の出版社の人たち、小説の卵なんかも集まり賑やか。
神保町といえば古本屋の町として有名。どんな所かは知らないけれど、本屋と美味しいもの屋がたくさんあるみたいで、楽しそうですね。
紙の本
穏やかな気持ちになれるステキな一冊
2023/01/18 08:10
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投稿者:higassi - この投稿者のレビュー一覧を見る
穏やかな気持ちになれるステキな一冊でした。舞台となる鷹島古書店は浮世離れした雰囲気ですが、登場する神保町の「食堂」たちは実在のお店なので、不思議なリアリティが浮かんでくるようでした。「オトナ」を感じさせる登場人物が多いのも良いですね!
紙の本
古本食堂!なるほど
2022/05/31 22:15
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投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
神保町の古書店を舞台に、美味しいもんと思いやりのお話。
登場人物は気遣い思いやりの人達、美希喜の母も何もしない父よりいいと思し。亡くなった滋郎さんの人たらしぶりも素敵でした。
読み進めて最後「古本食堂」タイトル回収、なるほど!でした。
電子書籍
古本屋
2022/11/08 23:22
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
神保町というと古本屋がたくさんあるイメージですが……。美希喜の大叔父の滋郎さんが、独身のままな~んと急逝!そして、大叔父の妹の珊瑚サンが、お店を継ぎます。そして、美希喜がお手伝いを。古本屋を舞台に色々と……
紙の本
ネーミング最高
2022/08/18 12:04
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
神保町古書街のこととか、過去の作家さんの作品とか、よく調べてあるなあと。
ただ、亡くなった店主のプライベートにかかわる部分が、どうも。
その部分は無いほうが、後味がスッキリしたかなあ。
紙の本
神保町に行きたくなる
2022/05/08 19:18
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
神保町を舞台とした古本屋さんのお話で、美味しそうなお店がいっぱい出てきます。話そのものよりも食べ物の描写が気になってしまうくらい美味しそうです。大叔母の珊瑚さんと大学院生のみきき、お客さんや周囲のお店の人たちとのやりとりもテンポよく楽しめました。
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穏やかに読み進めていたのに、終盤になって心をぐーっと持っていかれた感じ。
素敵なラストでした。
亡き兄の古書店を継ぐため北海道から上京してきた珊瑚さん。大学院生で本好きの美希喜ちゃん。
二人の視点で物語は交互に展開していきます。
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珊瑚さんのお人柄に親近感を感じるし何だかホッとする。それに磁郞叔父さんの優しいお人柄にも。
美味しそうな食べ物と本。作中に、今も現役のお店がたくさん出てきて思わずググっちゃいました。
古書店ビルテナントの出版社社長。お隣の古書店員さんにカフェ店員さん。世知辛い世の中だけど、作中のようにご近所さんと助け合える関係っていいなぁって思う。近すぎず遠すぎず。
こんなの読んだら古書店巡りがしたくなる。
面白かったです。
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大学院生の美希喜ちゃんのハキハキした話し方と、兄の古本屋を継いだ珊瑚さんのおっとりした話し方が、二人の会話をテンポよくしていて、とても読みやすく、面白かった。
珊瑚さんの恋路に、美希喜ちゃんの進路…日々考えることはあるけれど、美味しそうなごはんと面白い本があれば、毎日晴れやかに過ごせそう。そんなごはんと本の魅力をつややかに伝えてくれたお話でした。
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NetGalleyで、原田ひ香さんの「古本食堂」を読ませてもらいました。3月15日発売予定です。
舞台は神保町の古本屋街、鷹島古書店。店主の鷹島滋郎が亡くなり、その妹である珊瑚が北海道から出てきてひとまずお店を引き継ぐことに。そして滋郎を大叔父に持つ大学院生の美希喜は、鷹島古書店に通い珊瑚を手伝うようになる。
優しいお話。でも、単なるほんわかした話ではなく、生きていく中でのイガイガした部分や躓く部分が描かれていて、ちょっとドキッとさせられた。
お店には、悩みごとなどでちょっと心が立ち止まってしまいそうな人が訪れる。悩みを話し、おいしい物を食べ、本に出会い、悩みも気持ちも和らいでいく。
人が本と人をつなぎ、本が人と人をつなぐのって、なんかいいなあと思った。
本がきっかけで自分の中の何かが解決したり、人生の方向性さえ決まったりすること、割とあると思うし、そこはけっこうリアルだなあと思った。
お店で食べ物を食べる場面は、ストーリー的に大切な部分を担っているとは思うものの、もし自分がこのお店に入って店員さんと別のお客さんが物を食べてたらちょっとイヤだろうなとか思ってしまった。ニオイもしそうだし。先日、新しく見つけた古本屋さんに足を踏み入れたらタバコくさすぎて、すぐに出てしまったことを思い出した。
とは言え、どれもおいしそう。ボンディには一度だけ行ったことがあるので、読みながら「そう、そう、懐かしい」と嬉しくなった。
第一話から最終話まで、どのエピソードも悪い展開にならない。終盤では意外な事実が明らかになりつつ、どれもこれも明るい未来を思わせてくれる穏やかな終わり方。良かった。この先も見てみたいから、番外編とか続編とか出て欲しいなー。
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面白かった。
神保町にますます行きたくなった。
おそらく実在のお店が多々出てくるので、古本食堂巡りがしたい!古本食堂のタイトル由来は最後の数ページでやっと出てきてそういう意味か、と。
急に古書店経営に至った珊瑚さんが謙遜しながらもめちゃ本詳しくてビックリ。
古書店が継げる美希喜ちゃんが羨ましい。
読みながら自分の仕事についても色々思いを巡らせた。
作中に出てきた本も色々気になったので読みたい。知らないタイトルもいくつかあった。この手の本を読むと読みたい本がまた増えるのが悩ましくも楽しい。
落穂拾ひは積ん読状態なので読まねばと思った。
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本とおいしいものと人の繋がりが織り成す物語。亡き兄の滋郎さんが経営していた神保町の鷹島古書店が舞台。
『お弁当づくり ハッと驚く秘訣集』小林カツ代著と三百年前のお寿司
(笹巻けぬき寿司を始めて知った。)
『極限の民族』本多勝一著と日本一のビーフカレー
『十七歳の地図』橋口譲二著と揚げたてのピロシキ
『お伽草子』とあつあつのカレーパン
『馬車が買いたい!』鹿島茂著と池波正太郎が愛した焼きそば
『輝く日の宮』丸山才一著と文豪たちが愛したビール
これらの目次を見るだけでも、古書が気になるし、口にしたくなるものばかり。
一冊の本に出会えたことで、助けられたり、価値観が変わったり、生きることを考えたり、自分の本当の気持ちに気づいたりすることがあること。そんなことを考えることができる物語だった。そして、私のお気に入りの一冊になった。
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原田ひ香さん、「三千円の使いかた」につづき2作目。
タイトルのとおり、本と美味しいものが大好きな人には嬉しい作品。
神保町にある「鷹島古書店」。
兄の遺した古本屋を、妹の珊瑚がまよった挙句、引継ぎ店を再開する。
そこで出会うお客さん、街の人、美味しいメニュー。
珊瑚は北海道出身のほんわかした人。温かみのある、良い意味での田舎者。
でもその空気が、神保町の古書店にとてもよく似合う。
そして街の人も優しい。東京は他人に冷たい、なんて聞くが、昔からの町、本好きな人を引き寄せる空気は変わらない。
各章は本の題名と作者名がついており、そのときのメニューもセットされている。
出てきた本を探して読んでみたくなる。
神保町といえば、「本の街」。
そして美味しい店も並んでいる(らしい)。
私は土地勘がないけれど、知っている人なら、ああ〜あの店の!美味しいよね〜、と声をあげているだろう。
ひとつツッコミたいのは、珊瑚さん、そんなに美味しいものをご馳走していてはお店が潰れてしまいますよー!
話の行方は、意外なところと予定調和なところがあって楽しめます。
きっとこれは続編が出そうな締め。
次作が出るまでに神保町で古書巡りをしたいものです。
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本の街、神保町
古本屋と界隈のおいしい食事
本が好きな人達
本に関わる人達
残された古本屋をはじめてみる人
古本屋になることを決意する人
本が好きな人達の話は
読んでいて楽しい
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サクサク読めた!
第二話の建文くん登場の話は面白かった。
読書の話を誰かとすることなんて、本当に少なくなったなぁ。
どんな本読んでるか尋ねたら「いろいろ読みます」って言われたこと結構あった(笑)。書名を口にしても「この人にはわかるまい」と思われてたのかぁ、としみじみ。
ラストも気持ちいい。なんとか丸く収まって良かった。