紙の本
全体を通してとてもよく考えられている
2023/02/13 00:56
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投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
皇后が寵姫を巫蠱術で殺害したといわれ、延明らが冤罪で囚われる。
皇后や太子らも抑えられた中で、桃花は延明の冤罪を証明するために彼の部下らと協力し、寵姫の検屍をさせてもらえるように動く。
いつものようにぼんやりしててはいけないと積極的に解決努力をする桃花だが、予想外の展開がいくつもでてくる4巻目。
完結なのかな?
桃花が医官に告げた「責任とは、自己がおのれの心に背負うものでもある」の台詞がとても良かったなぁ。
この新キャラ医官がすごく美味しいキャラだったわ。
最後まで飽きさせず、全巻通して伏線回収も見事で楽しく読了。
紙の本
桃花の選択
2022/11/27 17:09
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
窮地の延明を救うために奔走する人たち。
その中には桃花の姿も。
延明が必死に積み重ねてきたものが延明を救った…
まさに「情けは人のためならず」。
そして桃花の選択。
自由の身になれたのに、桃花は残る事を選んだ。
そして延明と無冤の道を探ると。
この選択は重い。
問題はそこまでして○氏が完全に権力を握るためにどうしてあそこまでの真似をしたのか。
何故両親が…を殺す必要があったのか。
そこの説明が足りてないのが残念だった。
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絶体絶命のピンチ
2023/10/28 17:04
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
延明がまたもや冤罪で囚われたのを桃花たちは延明を救うべく事件の解明に奔走する。この時代捕縛されると取り調べという名の拷問で否応なく自白させられるか、その最中に力尽きて死亡するかのほぼ二択という絶体絶命のピンチにハラハラドキドキ。
宦官や奴婢など人間扱いされなかったり、権力にためにはわが子さえ殺そうとしたりとあまりの昏さに心が折れそうになった。次巻からまた新章が始まるがリアルタイムで追うには気力が持ちそうにないので、ある程度区切りがついてからまとめて読みたいと思う
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不憫な
2023/02/18 08:13
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投稿者:はな - この投稿者のレビュー一覧を見る
途中はハラハラ落ち着かない展開で、もしかして、とも思わされましたが、後宮をめぐる一連の事件も一段落。まだまだ続く?
桃花に情緒を期待一喜一憂する延明も不憫です。
紙の本
怒涛の展開・・・
2023/01/12 08:09
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投稿者:マツモトキヨシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
開始数ページで怒涛の展開にびっくりしました。
一気に動くか?!こうでなくっちゃ、後宮ものは!!
ただ盛り上がってくると検死の人数も増えてきて
今回1冊の中での検死数は最大なのでは??
一気に読むとちょっと胸やけしました(笑)。
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今回のこの展開は面白かった。
でもまぁ、これでも中華風の世界観ですから、親が子供を殺すなんてありだろうし。(自分の子どもを自分で殺して、ライバルのせいにするなんてざらのお国柄)
今回はたくさんの助けがあればこそ解決できた事件でしたね(*^^*)
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3巻での終わりから気になりすぎて全巻買ってしまいました。
今までの伏線や前巻でのあの不穏な終わりの解決編でした。
上手く言えないですが、自分のやりたいことを信念を持ってやっている方はかっこいいなと素直に思えました。
人は亡くなっても人。ただ呼吸や心臓が止まっているだけ。それだけで忌み嫌われるのは昔から変わらないのだろうなと。
今まで解決してきたり、助けてきた方々の力で桃花が延明の所にたどり着く展開はうるうると来てしまいました。
最後の終わり方的にこれで終わりな気もしますし、まだまだ続きそうな気もして…個人的には大好きなシリーズなので続いて欲しいです。
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延明が投獄された結果、いつもよりも活動的でやる気に満ち溢れた桃花を見ることができた。
延明の思いはどうもまだ一方通行のように見えるが、桃花と延明が2人揃って褒美に月見を願ったというところにちょつとニヤニヤしてしまった。桃花が延明の思いに気づく日は来るのだろうか。
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中華風後宮ミステリー
1巻からの事件が全て、個々で解決しながら4巻で終結
こういうのが読みたかったんだよ〜!
罠の張り巡らされ方が巧妙で、現代日本人には理解できない理屈で動いている推理のしにくさも楽しかったです
多くの宦官や太医、間諜が動いて情報と伏線とミスリードを置いていくのも楽しかったし、主人公二人の距離が、1ミリも『恋愛的な意味』で近付かないのも、とっても私好みでした
キリよく終わったので、これで終わりでも綺麗
続くなら勿論、楽しみに待ちたいと思います
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点青と延明が共に投獄されてどうなるかと思ったけど桃李が宦官姿で検死官をはたし、見事梅の死因も判明
延明自体危ない事にはさらされたが無事回復してきて良かった
しかもこれからも延明の想いとは違うけど一緒に検死官女官として居ることを選んでくれてほんとに良かった
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シリーズの謎が一通り回収される巻.よくある仮想中華の推理ものであるが,ホームズ役が検屍官という立場が独自である.ワトソン役は,類似シリーズ以上に存在感があるように読めた.この巻が最終なのか,新企画で続くのか,気になるところである.
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もう「終」を読むまで気が気でなかった!
そりゃ桃花も寝ている余裕はない。
次から次への検死(屍)次から次への推理。
延明様も獄中にいながら、推理を展開。
彼視点の話が多かったのに、終盤に延明様に降りかかったのがあの展開だったから、本気で息が止まりかけた。
え、嘘だろと。
梅妃嬪が亡くなったのも意外だったし、夏陀様の扱いにも驚かされた。
他にも、ええ、まさかあなたが!と思うことも多々。
広げていた風呂敷を一気にここで畳む、畳み続ける展開。
今まで一番夢中で読んだ巻だった。
前述通り、全てが終わるまで気が気でなかったけれども!
本当に驚きっぱなしだった中、一番驚いたのは、最後の最後に桃花が今後の身の振り方について語ったこと。
当初から随分変わったなあと。
桃花からあの内容を言わせただけ、お相手はお手柄だったと思う。
それだけ桃花から寄り添ってくれているのだから。
本当に変わったなあ、桃花。
その変化に驚いて、その変化が嬉しかった。
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ものすごいところで終わった3巻から、どうなることかと思ったが、きっちり丸く収まって一安心。
絶対大丈夫だと思いながらもだいぶハラハラした。こんな高揚感は久しぶりだったかも。
真ん中の二人もそうだが、脇のキャラクターも魅力的。
いちおう一段落といった感じだが、まだ続くと思っていいのだろうか…?
もう少し、この先も読ませて欲しいものだ。
【追記】
全て解決したあと、「女は怖い」を連呼していたけれども、"女を怖く"しているのは、「後宮」という男が作ったシステムなんだよコノヤロー、と明記しておきたい。
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ずっと少しずつ解き明かされない謎を残して展開してきた物語の風呂敷を、ここにきて一気にたたむ、たたむ!
ヒーローが捕らわれて終わった前作の最後、からの今作で、受動的だったヒロインがようやく能動的に動く。
1巻からずいぶん変わったなぁ桃花。
1巻の頃の距離感も良かったが、今作の最後の二人の距離感もすごくいい。
物語は一段落したけれど、桃花側のバックボーンなんかも解き明かしていくのかしら?いや、でも後宮にいてて出来るか?
続いてほしいなぁ。
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4巻で一連の事件の決着がつきました。
一番手に汗握る巻でした。恐るべし後宮…。
そして気になる参考文献「宦官 中国四千年を操った異形の集団」‼️