スープの森～動物と会話するオリビアと元傭兵アーサーの物語～【電子版特典付】 みんなのレビュー

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投稿者：ラ・レーネ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ページをめくるたびひと匙のスープを味わうように読んでしまうそんな一冊でした。
人とは違う力があったばかりに家族からはじかれ､森に逃げ込んだオリビアと戦いに疲れた元傭兵アーサーの出会いは2人に安らぎをもたらした。もちろん､そうなるまでには色々あったのだけれど､偶然も重なればそれは必然､いや運命かもしれない。そんな気がします。
読み終えた時、ほっとしている自分がいました。疲れた心にそっと寄り添ってくれる…そんな一冊でした。心ならずも気持ちがささくれだっている時に手に取っていただきたい､そんな一冊です。疲れた心がページをめくるたびにほぐれてゆく感じのする不思議な本でした。

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投稿者：おはな　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

動物と会話が出来るオリビアが元傭兵のアーサーと出会い、幸せになるお話。
動物との会話は言葉が通じるわけでなく、動物の感情が読めて、こちらのイメージを伝える感じ。
5歳のオリビアは勇気を出して逃げ、森で良い出会いに恵まれ良かったけど、親は手放すにしても預ける相手をもっと選ぶべき。馬が同情する修道院ってひどすぎる。
イラストがイメージにぴったり。

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投稿者：S910　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

動物や人の心の声が聞こえてしまうせいで気味悪がられて五歳の時に家族から捨てられるところを逃げたヒロインは、優しい老夫婦に拾われて幸せに育った。
彼ら亡き後は森の中に遺された食事処を営んで暮らしているが、雨の日にやってきた元傭兵ヒーローが深く傷ついているのに気付き、彼を労りたいと思うようになっていく。
心に深い傷を負っている二人が出会って、動物や人の優しさに触れながら過ごしていく日々の物語。

この作者さんは行動力があったり芯の強いヒロインを描くことが多いけど、この作品はひたすらに穏やかで優しい感じがして好きだ。
三人称なのもあってキャラクターの心情による起伏が大きくなく、淡々と描かれて見える作風と、ちょうどこの物語の温度感がピッタリしている気がする。
これまで読んだ作者さんの作品の中でも一番好きかもしれない。
それに、心が読めるっていうキャラは今までも出会ったけど、ヒーローヒロイン共に互いの心が読めてしまう関係はなかなか見たことないし、恥ずかしがっても恐れたり気味悪がったりしないお互いを特別に想うようになるのは当然だわ。
あとよくあるグルメチートとかで大絶賛とかがないのもいい。
あくまで日常風景での食事って感じが素敵。

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投稿者：ふじのき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

オリビアとアーサーと、動物達のおとぎ話のようなお話し。波乱はそれなりにあれど、主人公は村の皆から愛されていることをアーサー視点でよく分かる。動物達との会話も微笑ましい。

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投稿者：にゃお　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

優しいけどシリアスなシーンもあって面白かった。
心が読めるってしんどいですよね。
自分の置き換えてもしんどいなって思うけどその中でアーサーとか街の人とかいろんな人と関わりながら心開いていくオリビアをこれからも見たいです。