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客観性の落とし穴 みんなのレビュー

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一般書

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みんなのレビュー75件

みんなの評価3.7

評価内訳

75 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

客観性で 生きにくくなり 経験もっと 重視しよう

2024/03/17 22:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:清高 - この投稿者のレビュー一覧を見る

1.内容
 科学の進化などによって、「自然も社会も心も客観化され」(p.149)るようになった。数値が力を持ち「人々が競争に追いやられる」(同)ようになった。一方で、「個別の経験の生々しさが忘れられがちになった」(p.150)。その結果、人は生きづらくなった(村上靖彦の見解)。もちろん客観性を全否定するわけではないが、生きづらくなっては行き過ぎである。そこで本書は、「個別の経験の生々しさ」を取り戻し、より生きやすい社会を作るために何をすべきかについて、「現象学」等のキーワードを用いて説明するものである。

2.評価
(1)参考文献に、小田中直樹.歴史学のトリセツ:歴史の見方が変わる時.がある(p.190)。思考の流れが、小田中の本の流れに似ており、面白かった。すなわち、小田中の本を読めばわかるが、歴史学は、客観性を重視したランケ派が今も主流であるが、オーラルヒストリーといった、「個別の経験の生々しさ」を取り上げた方法も用いられるようになった。本書のように、客観自体を否定はしないが、その問題点を克服するために「個別の経験の生々しさ」に焦点を当てるのは、大げさに言えば現代社会の流れに乗っている。

(2)内容面でも、客観性を全否定せず、「個別の経験の生々しさ」に焦点を当てようとする問題意識は、筆者はなるほどと思ったし、他の読者も読めばそう思うだろうと勝手に推測する。筆者は第8章の「アウトリーチ」をした・された経験がなく、読む限りではどちらもしんどそうに感じるが、筆者の経験不足が原因と思われるので点数は減らさない。

(3)以上の通りであるから、5点。

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紙の本

「客観的視感の恐ろしさ」に気付く1冊です。

2023/07/28 16:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る

昨今は「客観的にものを見る」ことが当然になっている社会になっていますが、著者はこれに対して、当書で強い警鐘を鳴らしています。
「客観性視感ばかり崇拝するのがいかに恐ろしいことなのか」について、著者は当書で口を酸っぱくして主張しています。障害者など、社会的弱者に視点を向けることで、より温かみのある優しい社会を目指そうと、著者は提唱しています。多くの方々に当書を読んでいただきたいです。

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紙の本

個別性と偶発性と物語ることの意義。

2024/05/19 22:32

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゲイリーゲイリー - この投稿者のレビュー一覧を見る

客観性こそが真理であり、主観や偶発性はノイズであるという風潮は年々強まっている。
もちろん、データに基づく意思決定が功を奏するケースや数値化することで傾向が見えてくることも往々にしてあるだろう。
しかし本書はタイトルの通り、客観性だけを盲信することには落とし穴があると警鐘を鳴らす。
客観化する学問そのものが悪なのではなく、客観化が世界のすべて、人間のすべて、真理のすべてを覆いつくしていると思い込むことで、私たち自身の経験をそのまま言葉で語ることができなくなることこそが問題なのだ、と。

そもそもいつの時代から客観性が重要視されてきたのか。本書は客観性の歴史をほどいていき、なぜ我々人間が主観性への排除と客観性への執念に至ったかの経緯を明確に示す。
法則性を重視した結果、対象間の法則こそが客観性だとみなされ、個別対象は抹消されてしまった。そんな世界で生きる我々にとってリアルな質感など感じれるはずがない。
自然、社会、心などをデータへと変換し、経験という「やりとり」を蚊帳の外にしてしまったために、一人称的な経験と二人称的な交流の価値は三人称の客観性に埋め尽くされてしまったのだ。

客観性が切り離してきた、個々人の経験や偶然、うつろいやすさ。しかしそうした個別性や偶然、うつろいやすさの中にこそ生きることの生々しさが宿ると著者は主張する。
語りつくすことができない経験だが、一方で経験とは語ることでしか意味を持たない。そうした経験と語りのあいだにある緊張関係を揺蕩いながら、我々は不合理で意味を持たない現実に対して、かりそめにせよ意味を与え、生き延びていく。
人間を数値化して比較することより、物語るという営みを皆が支持するほうが希望はあるはずだ。

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紙の本

客観性になると数字の管理になるのね。

2023/07/16 19:44

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:おじゃもんくん - この投稿者のレビュー一覧を見る

数字のデーターが、全てに見える最近の世の中。
死者の数。
コロナ感染率の数字。
高齢化率や、過疎地域の人の数。
そして、「世の為人の為に生きる」「働く意思の無い者を税金で救済するのはおかしい」という社会。
ホンマ、弱者に優しく無い社会ですね。
この日本国の息苦しい社会についての一冊ですね。

第1章と2章で、個々の生きづらさの背景にある客観性への過度な辛辣について書かれて。
第3章と4章では、数値が過剰に力を持った世界で人々は競争に追いやられて行く過程を。
第5章では、個々人の語りを細かくする事で見えてくる経験について。
第6章では、生き生きとした経験の話のリズムについて。
第7章では、語りと経験を捉えるための方法としての現象学の提案を。
最後の第8章では、そこから見えてくる望ましい世界について。
筆者の関わっている、大阪市の西成地区の取り組みから我が国の問題解決の糸口を提案。
と言うか、すでに実践されていて国内に広がりつつあるとの事。
競争から脱却して。
「ケアのコミュニティー」社会を構築して。
抜け落ちた人の居場所を作り。
みんなが安心して暮らせる社会が、この国をより素晴らしい方向に進めて行く。
相互ケアの社会が実現して欲しいですね。

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紙の本

個別・個人への配慮と尊重

2024/01/04 08:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る

客観化すること自体を非難しているわけではなくて、数値化や統計的な考え方の行き過ぎを憂えるということ。ケアや教育などの場を中心に、個別・個人の語りを丁寧に尊重をすることが抜けてしまうと、自己責任ばかりが行き過ぎて強調されると。客観性の落とし穴、というよりは、個別性の尊重を訴えた本だと思いました。

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2024/01/17 16:47

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2023/09/18 23:20

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2023/08/12 10:17

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2023/06/24 07:17

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2023/07/15 17:23

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2023/07/26 10:33

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2023/07/04 09:24

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2023/06/17 09:53

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