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高嶺の花か、アスファルトに咲く野の花か
2003/08/28 04:37
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yurippe - この投稿者のレビュー一覧を見る
持ち続けるのも捨て去るのも、これほど難しいものはありません。プライドとの付き合い方は、誰にとっても永遠の課題なのではないでしょうか。本書で華麗に描かれるのは“プライドV.S.プライド”のバトルです。
ヒロインはオペラ歌手を目指す二人の女の子。それも全く対照的な二人です。才能・美貌・品位・財産・コネクションのすべてに恵まれた史緒と、場末のホステスの娘で苦学して音大に通う萌。高いプライドが邪魔して器用に生きられない根っからのお嬢様の史緒と、惨めな生活から這い上がるためにプライドをかなぐり捨てた萌が、ことあるごとにぶつかり合い、物語のテンションを引き上げていきます。中でも、父の会社の倒産で財産を失った史緒が、プライドだけでは生きられないことに気付き、お嬢様体質から徐々に脱皮していく様子は、細やかに描かれていて読みどころです。
前作『天使のツラノカワ』でも、お寺の娘でリッチな小悪魔美人の沙羅と、牧師の娘で図太くもかわいらしい貧乏娘の美花が好対照をなしました。対比によって登場人物の魅力を最大限に引き出すワザは一条先生の18番。今回も先がとても楽しみです。華やかなクラシック界が舞台なだけに、今のところ史緒に肩入れしたくなってしまいますが、これから萌がどう見せてくれるのか、目が離せません。
ただ、萌を見ていると「プライドを捨てるプライド」が、実は最も高いプライドなのではないかと感じます。平素の自分自身を振り返っても、何とつまらないことにカチンときていることか。ページを繰るたびに、しばし自省です。いつも華やかな一条ワールドですが、今回は生き方の示唆にも富んで抜群の読み応え。大御所の放つ“読ませる傑作”です。
歌姫
2016/11/09 09:33
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
歌を歌う女性2人の物語。主役はお嬢さまのほう。
お嬢さま、500万盗られても、全然心配でなかった。実際、ほとんどダメージないように見える…。
貧乏なほうはいろいろと壮絶…。
プライド
2016/07/14 14:25
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投稿者:ぺろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
父親の倒産によって生活が一変してしまったお嬢様の史緒。母親から愛情を受けずにプライドも捨てた萌。2人の女性がライバルになって成長していくストーリー。続きが気になる作品です。
流石大御所
2016/06/26 17:51
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投稿者:よよ - この投稿者のレビュー一覧を見る
古い漫画なのでどんなものだろうと思いつつ1巻無料だったので読んだらグイグイ引き込まれた。
お嬢様が一転一文無しになって…という設定はその時の無料の本の中にもいくつかある程ありがちだし、色々と現実離れしていたり都合のいい部分だらけだけど、不思議と違和感なく読んでしまう。大御所のオーラなのかな。続きが気になった。
「女の争いは熾烈」なのっ!
2003/10/02 15:47
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投稿者:あや - この投稿者のレビュー一覧を見る
朝日新聞夕刊(8月29日)の「コミック・ブレーク」を何気なく見ていたら、この本が紹介されていた。「一条ゆかり最新嫉妬作」…ちょっと気になったので、久しぶりに漫画を購入した。
私にとって一条ゆかりは、「有閑倶楽部」や「ロマンチックください」。絵が綺麗で(特に「男の子」は美しい)、現実にはないよねっという話なのは分かっていても、つい、わくわくしながら読んでしまう。
さて、本書はというと、主人公は麻見史緒と緑川萌というオペラ歌手を目指している学生。史緒は美貌・才能・財産・コネクション、とあげたらキリがないほど、様々なものに恵まれているお嬢様。それと対極をなしている萌。才能はあるが、家は貧しく、学校は三流。この設定が、「ガラスの仮面」を思わせる。でも、萌は北島マヤみたいに性格がいいわけじゃない。コンクールで史緒を陥れるところなんか、嫌な女丸出し。いや、この設定を喜んでいる私の方が嫌かもしれない。
まだ1巻ながら、「女の争いは熾烈」とばかり、かなりの盛り上がりを見せている。さすが一条ゆかり。読者を楽しませることを知っている!
少し突っ込みをいれるなら、父親の会社が倒産したあたり。ここは納得いかない。代表者であったろう父親が外国に行けるはずがない。確か自宅の家財道具は全部持って行かれないはず…。
でも、これも史緒クン(父親にこんな風に呼ばれるあたりがお嬢様?)が成長していく姿を表現するために必要なネタなのだから、これ以上野暮ったい突っ込みはナシ。今後を楽しみにしましょう。
王道を行きつつ「一条らしさ」アリ。
2017/09/20 04:08
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投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「有閑倶楽部」しかり、一条作品=富裕層が主人公の世界が多く、
先に登場した史緒からしていつもの感じかぁと思ったのですが、真逆の女の子が。
最初はこの子に同情を寄せさせて…、
さすが、女の泥沼を描き続けてきた作家さんだなと思う手腕でした!
最後までニュージーとしか言わないところや「B・F」(←ボーイフレンドと読むらしい。)といった
バブル体験者の略語がなんだか…、時代設定以上の古さを感じました。
重い?
2015/09/23 16:41
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投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作者さんの漫画は面白軽い(気軽に楽しく読める)か話が重い(?)かのどちらかのような気がしますが、重い話もそれなりに軽く。。。(ある意味)読めていいですよね。今回もいきなり来ました逆転劇!!この先楽しみです。
プライド
2024/03/09 18:06
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投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
プライド。高すぎるプライドを持ってるお嬢様が一変して転落?
こんな時のプライドって邪魔になるけど……
美貌とか、生粋のお嬢様の振る舞いとか何かしら持ってるって、運も相まって…
結末を知ってるけど、このバチバチは凄いですね。
ぶつかり合い?
2018/10/17 12:34
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投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
プライドしか残っていない元お嬢様と、プライドなんて生きる役には立たないと捨てた女。
二人ともにオペラ歌手を夢見ていたが、同じ店で働くことに・・・ってなんかバトルの匂いがしません?
心理描写がたまらない
2017/01/18 22:58
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投稿者:ANNE - この投稿者のレビュー一覧を見る
一条ゆかり作品が好きになって、かれこれ40年以上である。
しかしながら、きちんと読んでいない作品、読んだかもしれないがよく覚えていない作品というものがある。
こちらも決して最近の作品ではないけれど、いつまでも色褪せない魅力満載である。
いい人を描くのは容易であると思うが、主人公のライバル、萌の心の闇がどこまでもどこまでも深くてゾクゾクする。
もちろん、主人公の並外れたお嬢様っぷりも見事である。
面白い
2023/06/06 16:59
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投稿者:なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
一条ゆかり先生の作品が好きなので読んでみました
主人公とライバル役の女の子のキャラクターが立っていてストーリーもとても面白いです
期待に沿った、昼ドラマのよう。
2022/04/10 18:47
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投稿者:どらやき - この投稿者のレビュー一覧を見る
憎悪、嫉妬、憧れ、屈辱等、色々な感情が渦巻いた、力作です。 会話、表情に迫力が満ちて、ハラハラしながらページをめくりました。 一条先生の有閑倶楽部のような、エンタメも大好きですが、昼ドラ系も面白いです。
蘭ちゃんが女装は
2020/12/27 21:52
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
「星ふる夜に聞かせてよ」のローリエ、有閑倶楽部の美童の女装思い出しました。それにしても隆が史緒にプロポーズしたのは単に史緒の母のことが好きだったからではないのかな?プライド高い史緒は亡き母の代用品みたいなプロポーズは受けるべきではないと思うが……。むしろ蘭ちゃんと史緒がうまくいけばなぁ……と期待します
自負心
2020/07/24 10:33
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投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
プライド
自尊心より自負心が近いストーリー展開かな。
美人で才能があって...そんなお嬢様が持っていたプライド。
場末の娘がのしあがる為に持っていたプライド。
プライドをすてるイコール自分をすてる。
極端な二人のプライドが見物です。
いいよ
2017/09/21 12:56
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投稿者:ちょびリッチ君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
有閑倶楽部とは全く違って、
女の戦いって感じ。
ライバルがいると女は成長していきます。
あっという間に読んでしまえる作品です。