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ロマンティック
2024/11/23 10:20
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
SNSを賑わす、人魚を探して銀座の街に現れた王子様。人生の転機を迎えた5人の男女が、異様な存在から『人魚姫』に思いを馳せる事で自らを俯瞰していく、幻想的でロマンティックで、それでいて等身大の物語。
またしてもとんでもない想像と創造の力が青山美智子から迸った、と終始ニヤけが止まらなかった。
「王子」が何者なのか?「人魚」は何処なのか?それだけで十分に心奪われるのもさることながら、各章に割り当てられた主役の心の行方からも目が離せない。いっぱい詰め込まれているが、なぜか時間の流れは緩やかに感じ、あれ?私もそっちに連れて行かれたかな?と錯覚するような夢心地でどっぷり堪能した。
自分にしかわからない自分の事と、自分だからこそわからない自分の事を、他人に重ねて紐解いていく。色んなところが少しずつ引き継がれて繋がっていく構成が魅力的な作品。
どの章もユーモアと気付きがあり、それぞれに見合った説得力を感じた。小説家にスポットを当てた4章は職業柄か言葉選びが頭一つ抜けていて、2章の娘はアーティストなだけあって創造に対する感性が光っていた。細部までこだわり抜いた設定が愛しく、駆け出したくなるような恋がしたくなった。
素敵なファンタジー
2025/04/13 08:08
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投稿者:魚子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんて優しいお話でしょう。ラスト泣きました。こんなに人魚姫について考えたことは初めてでした。こんなファンタジーなら有りです。大好きです。
『人魚姫』を軸に人間関係を考える
2025/03/01 18:05
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
金座のど真ん中で王子様が人魚姫を探しています。居なくなって初めて気が付く「大切なあの娘」って。そうそう、王子様って鈍感なのよね。
王子様と会話をした人たちは自分に置き換え人間関係を考え、新たな一歩を踏み出します。
恋人関係、親子関係、夫婦関係。うっかり傷つけてしまったことや誤解をしたこと、後悔したことなど様々。
自分を否定せず、これまでのことはこれからのために必要な事だったのだと思わせてくれる、静かで美しいお話。
じんわり柔らかく心に刺さる、青山美智子ワールド
2024/11/15 20:32
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投稿者:みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後まで、青山美智子ワールドにはまってしまいました。
青山先生の、登場人物の見事な繋がりを
今度は「王子」がつとめています。
どのお話も、それぞれに愛あふれる内容ばかりで
どんどん引き込まれていきました。
青山先生の、お話の面白さも素敵なのですが
登場人物のちょっとした一言が
読んでいるこちら側にじんわり、柔らかく突き刺さり
心温まる物語でした。
また、作中にカバーに使われている田中達也さんや、My presentの表紙を描かれた、U-kuさんもさり気なく登場していて、私達の現実と、本の中のフィクションが混ざり合う感じも楽しめました。
"「言葉なしで相手の気持ちを理解するなんて、とても難しいことです」(中略)「でもだからこそ、目や仕草が表しているその人の思いを、見逃してはいけないのかもしれない」"40頁
"いろんなリスクがあることだって、初めから百も五百も承知よ。不安がなかったわけじゃない。だけど、誰かにやれと言われたことじゃなくて自分が願ったことだから、つらいことも全部引き受けるって、それくらいの強い決意で臨んだのよ"67頁
"失敗のペケじゃない、経験の掛け算さ。これからもっともっと、味わい深い人生になる"107頁
"「しっかり、って漢字でどう書くか知ってるかい?」(中略)確り。「確かな自分を、持てばいい」"168頁
#人魚が逃げた
2025/02/23 16:03
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投稿者:はぐらうり - この投稿者のレビュー一覧を見る
本屋大賞ノミネート。幻想的だけれど、舞台となる銀座によく似合う落ち着いた連作短編集。人それぞれ、語られない物語がある。し、語らないとわからないよね、ほんとのことは。人とのかかわりを教えてくれる良い話。
そういうことか
2024/11/28 14:07
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
王子にも人魚にも、特別な意味合いがあったのね。
最後まで読んだら、もう1回最初から読み直したくなる。
この人はとか、この言葉は、とか、新たな気付きがありそう。
個人的には……
2025/03/04 01:09
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
個人的にはマルでしたが、貸してくれた友達は、なんなんこれ、という本だけど、読む?と。だから評価は分かれるかな。これ、設定が…ね。…12歳年上の女性と交際中の元タレントとか、娘と買い物中の主婦とか、離婚された収集家、作家、高級クラブママら、5人が。
不思議
2025/01/14 20:34
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投稿者:みみりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
青山美智子さんの、なんだか不思議な物語。
いきなり出てくる、「王子」「人魚」という単語。日常生活では使わない単語に惹きこまれる。