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投稿者:M77 - この投稿者のレビュー一覧を見る
カエル娘なのに、滅茶苦茶カッコイイ!
安易に変身したり、アイデンティティの悩みを声高に叫んだりしないのも良い。
違う感覚を持った生物には、違った世界の捉え方があるのだ。
でもチョコレートが好きだったり、可愛い靴が履きたかったりはするのね。
カワイイ。
足無し豚は、短くなった足先や、床に着きっぱなしの腹が傷ついて悪くなったりしないのだろうか?
夢枕獏ミーツ冲方丁って感じ
2016/03/23 00:41
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投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
バイオ兵士ですよ。皮膚感覚ですよ。人類の宇宙進出ですよ。大企業の鬼っ子の暴走ですよ。使い古されたガジェットだが、五十嵐節で描かれると非常に現代性を感じるのはなぜだろう。おそらくきちんとネタを咀嚼している消化能力の高さなのだろう。決して筆の早い人ではないので、じっくり書かせてくれるプラットフォームとしてアフタヌーンは偉大。十分面白い一巻だったので、時間に期待します。
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
独特の絵柄 タッチがまず目を引く作品である。登場する人物や動物のバランスや配置が危うい絵は、絵そのものは決してうまいとは思わないが読み手の印象に残る絵柄である。ストーリー展開は遺伝子操作による異形の動物をテーマにしたもので、読み手にいろいろなことを考えさせる。コロナワクチンも遺伝子組み換えの成果物なのだな とか。
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面白い。
ミシェル・ウェルベックのような世界観。
これから起こり得るかもしれない近未来のSF。
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想像を超える世界観!美しすぎるイラスト。イラストというか絵画!!事前に聞いていた蛙だけにとどまらず、出るわ出るわのアニマル。ビジュアルだけじゃなく、その動物の本能を介して何重にも世界が描かれる。ミリタリー要素や政治的駆け引きも加わりエンタメ感バリバリのハラハラする世界規模の動物モノ漫画(笑)謎だらけだけど説明し過ぎず、でも読んでくうちに、こうゆうのもあるのかもなと思わせる説得力がある。広げ切るどころか中身が溢れ出している風呂敷に手をかけた所、というような1巻。好きすぎる五十嵐大介。
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読んだ時興奮が止まらなかった短篇「ウムヴェルト」。
本作でオクダがまだ多くを語っていないのでそれが序章だったのかどうかわからないけど....
(でも彼女は人口喉頭を使っているし容姿はそのままのように思える)
待ちに待った五十嵐先生の新作が少なくともその「ウムヴェルト」の流れを汲んだ作品であったことは個人的にとても喜ばしいです。
そして本作がとても読みやすいし流れを把握しやすいのにはちょっと驚かされました。
(弐瓶先生が「シドニア」を連載しだした時の感覚にちょっと似ているかも...)
「魔女」や「海獣」のような難解さが薄れるのはファンとしてはちょっと悲しいけれど一気に本作で先生の知名度が上がるような気がします。
もう超高密度の2時間の短篇映画化とかしてくれたら嬉しすぎる。
...アニメ「ピンポン」のような作品だったらもう言うことありません。
はい。もちろん続きに大期待です。
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まだまだわからないが、傑作の予感は間違いなし。
また死ねなくなった。
願わくば「ペトラ・ゲニタリクス」の衝撃の再来となってくれ。
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レビュー忘れてた。
大好きすぎる五十嵐さんの新作。
生物+ミリタリー+思想の配分が一番取っつきやすそう。
はー。全部のページがご褒美のようですわ。はぁ。
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"「あ それでキッチンにはどんなご用だったんですか?
え……クーベルチュール……?
チョコレートほしいの?」"[p.161]
表紙に惹かれて。
豹の身体に美しい女性の顔っていうインパクトすごい。
まだいろいろ明らかになってない感。楽しみ。
過去に読み切り「ウムヴェルト」が出ていて、関係があるというかその世界観を踏襲しているといった感じらしいのでメモ。
http://afternoon.moae.jp/news/1128
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豹の身体に人間の女の顔がくっついている。少女の足がカエルのような異形のフォルムを描く。
出し抜けに登場する彼女らの異形ぶりに驚きつつ、そのしなやかさと自然に与えられた絢爛たる美質に心奪われてしまう。
変わらない五十嵐節。おもしろい。
生物兵器たる彼らがなぜ少年少女の姿をしているのか、その運命はこれから描かれるのだろうが、見たいような見たくないような。
各地の紛争地帯で能力を見せつけるヒト化した動物たちの意味って。
五十嵐大介氏は戦争という事象をどう捉え、それをどう伝えようとしているのか。
『魔女』の頃から気になっているが、まだ明確な答えは見つけられない。
五十嵐大介のムック本も出ているけど読んでいない。やはり作品と対峙して、自ら読み取りたい。そんな意欲を燃やしてくれる作家だと思う。
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宇宙開発、戦闘用にデザインされた人と動物の融合個体『ヒューマナイズド・アニマル』。彼女たちのしなやかな肢体が躍動し、強化された聴覚、臭覚、触覚が世界を認識する。その自他の境界がわからなくなるような万物に溶け込んでゆく感覚…に陶然となります。異形の姿もグロテスクなはずなのに美しい。禍々しくも神々しくも感じます。自然との融合は五十嵐大介の一貫したテーマですね。今作はアクションシーンも多く、いつもよりエンタメしています。楽しくなりそうです。
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かえると女の子が混ざるとすごい。なんかこう、機能美。
それに比べて豹の方はどうにもグロい。無理矢理押し込めた感じ。ヨーロッパの古い絵に出てくるモチーフに顔だけ美女の獣はいますが、それだってどうも生首貼り付けただけな感じがしてしまう。これは文化的な違いなんだろうか
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五十嵐大介の新作はバイオサイエンスホラーだった。ファンタジー系の人だと思っていたので、ちょっと意外。
元の雑誌への掲載回数が少ないせいか、単行本になるのも年1回くらいしかないと思われ、第2巻もあと数か月は待たなければならないかと思うと、かなり待ち遠しい。
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命の観念とか倫理とか…に通じるようでいて、クーベルチュールお嬢様の、一人の女の子の、物語になりそうな予感。
静かな夜の森に、温かみを感じるようになる。
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五十嵐大介作品は初読。
人間の要素を遺伝子に混ぜて造られた動物たちの物語。
キャラクターも台詞回しも設定も筋書きも、作り込みが細かくて格好良い。
漫画としても、一枚絵の見せ方や、効果線の使い分け、液体や光の表現などが出色で、漫画であるからこそできることが詰め込まれている感じがする。