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11件
国盗り物語
著者 司馬遼太郎
世は戦国の初頭。松波庄九郎は妙覚寺で「知恵第一の法蓮房」と呼ばれたが、発心して還俗した。京の油商奈良屋の莫大な身代を乗っ取り、精力的かつ緻密な踏査によって、美濃ノ国を〈国盗り〉の拠点と定めた! 戦国の革命児斎藤道三が、一介の牢人から美濃国守土岐頼芸の腹心として寵遇されるまでの若き日の策謀と活躍を、独自の史観と人間洞察によって描いた壮大な歴史物語の緒編。
国盗り物語(四)(新潮文庫)
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国盗り物語 改版 1 斎藤道三 前編
2017/07/09 19:05
好みが分かれそう
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nocturne2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
斉藤道三の回だが、正直言うと、私の好みではなかった。道三の強烈な個性の描き方が、めまいを起こさせる感じで、ストーリーがかすんでしまった。好みが大きく分かれるのではないかと思う。本当は僧侶から商人を経て、身の一帯の実力者にのし上がった才覚がある人だと思っていたのだが、その知性や胆力の部分がもっと見たかった。
国盗り物語 改版 3 織田信長 前編
2020/05/25 05:32
天下人
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
道三亡き後の後継者ともいえる織田信長を描く。破天荒ともいえる革命児の物語だ。明智光秀との対比も面白い。
2021/07/14 10:40
生き生きとした出だし
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
吉村昭ほどではないが比較的淡々とした記述が目立つ司馬遼太郎の中期以降の作品において、珍しくこの作品は生き生きとした出だしで読者を引きつける。ただし中盤以降はいつもの落ち着いた調子に戻るが。斎藤道三だけではなく織田信長も準主役の地位を占め、従来からのしきたりにとらわれない武将として描き出されている。