- みんなの評価 16件
- 出版社: 徳間書店(Chara)
電子書籍
セキュリティ・ブランケット
ハシバミ色の瞳にウェーブの巻き毛――異国の血を引く華やかな容貌と裏腹に引っ込み思案な高校生の宮(みや)。幼い頃母を亡くし路頭に迷った壮絶な過去を持つ宮は、新進の陶芸家で叔父の鼎(かなえ)が親代わりだ。のどかな田舎町で暮らす二人を訪ねるのは、鼎の長年の親友でカフェ店主の高砂(たかさご)に、面倒見の良い幼なじみの国生(くにお)。宮にとって掛け替えのない男達は、それぞれ人に言えない秘めた恋情を抱えていて!? ※口絵・イラスト収録あり
セキュリティ・ブランケット(上)
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電子書籍セキュリティ・ブランケット(下)
2020/04/16 19:12
すみません本当にダメでした
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふた - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作家さん、苦しさの表徴として書くものが全部一緒なんだね…苦しさを「描く」んじゃなくて、嘔吐してると苦しそうでしょ?みたいな。
2024/05/12 06:49
「ライナスの毛布」
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
宮が主人公ではありますが、4人の視点で語られる物語は
まるで水面に乱反射する光のように読者を惑わせる。
絡み合う過去・想い・恋心
メインの4人だけでなく、他にも重要な登場人物がでてきて
4人のそれぞれの想いの糸がこんがらがっていくのが良くわかる。
宮のうつむき加減の思考はその生育環境にあり
(彼の幼少期の経験は切なく胸が痛すぎます。
でも生き延びてくれて良かったとも思うのです)
母の言葉はセキュリティ・ブランケットでもあり呪いの言葉でもある。
高砂はもう完全にそんな宮に落ちて翻弄されている。
(溺愛の未来も見えるが・・・それも疑わしいくらい無自覚さに翻弄されている)
年の差やお互いの関係性(親族関係(叔父甥でありながら親子)・友人関係他)
ストーカー女に元彼の子供そして
上巻最後に「え?」みたいな人物も参戦しての続くなので
下巻を準備して読むことをおすすめします。
余談
実はこの作品とても前に購入しており
2回ほど上巻途中で挫折してしまった作品です。
数年越しの積ん読(放置)作品となってしまっていました。
3度目に途中挫折したらもう諦めようと思ったのですが
無事に読むことができました。
(途中乗り越えた感覚があるので評価としては難しいのですが)
☆3.5
電子書籍セキュリティ・ブランケット(上)
2021/11/28 20:55
混線中
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
いっそ主人公がお父さんのところへ何年か行って頭を冷やしたらいいんじゃないかと思うくらい絡み合い複雑になった恋心。
悪意があったわけじゃないけど確実に傷ついた人間はいるわけで、その一番傷ついた人間は自分のことより自分が他の人に悪いことをしたと思うようなマイナス人間。
悪意はなかったかもしれないけれど、みんなどこかしら悪い部分はあったと思う。
とにかく主人公が可哀想でこちらまで哀しくなる。
周りの人間には反省が必要だろう、彼の性格を分かった上での隠し事や欺瞞は罪深いと思うし、誰かさんはもっと好きな子に配慮があってしかるべきだった。
(14歳は子どもだけれど18歳を好きな人間にとっては年齢は無意味だろう)
安易なハッピーエンドは望まないんだけど、この後どう料理してあるのか次巻が楽しみである。
2018/05/06 15:50
シリーズ1
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
凪良さんのストーリーはいつも繊細で、情緒にあふれているのですが、今回は、ちょっと私の好みとは違ってしました。同じような雰囲気はあるものの、あまりストーリーに入り込めませんでした。宮の話は涙、涙でしたが。
2024/05/13 05:45
「ヘイゼルナッツの王子さま」
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
4人のそれぞれの視点で書かれる物語は
水面に乱反射する光のようでちょっと惑乱させられますね。
絡み合った思いや過去
恋が実るのはやっぱりタイミングだなぁと思う。
お互いに思いあっていてもすれ違ってしまったものに
再度はないのだ。
鼎が色々痛々しいがこれからどうなるのかわからない状態で終了するのがまた良し。
(それにしても鼎にすべて降りかかってきてしまったみたいで気の毒ではある)
どこもかしこも同じタイミングで収まるところに収まるわけではないし
どこへ収まるのだろう的なのは悪くない(万ちゃんがんばれ派です)
花房ちゃん(なぜちゃん付けでずっと進んで行くのか不明)がさらにヤバい状態のままだし
(あれで終わるとは思えない)
ジェシーパパは相変わらずのくずっぷりだし
とはいえジェシーとマリアーノはある意味疑似親子的になっているようですけれど
どうなるのかとかも気になります。
ただ宮がくるまっていた毛布から出て、自分の欲しいものを手に入れることができて良かったなぁと。
彼の育ちからそうなるのだろうなぁと納得しつつも苛々とすることもなきにしもあらずでしたので
そこに至れて本当に良かったと思いました。
繰り返しでてくる「ヘイゼルナッツの王子さま」という言葉がじわじわっと染みてきていて
この物語の惑乱を鎮めてくれる気がします。
電子書籍セキュリティ・ブランケット(下)
2021/11/28 20:59
『ラ〇ナスの毛布』
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
どうなることかと心配したけれど一波乱も二波乱もあった恋の混線模様もなんとか解決した。
「セキュリティ・ブランケット」と言うのは聞き馴染みがなかったけれど、いわゆる『ライ〇スの毛布』のことだったんだね。
本書の『〇イナス』こと主人公は果たして毛布を手放せるのだろうか。
電子書籍セキュリティ・ブランケット(上)
2021/10/23 15:15
複数視点のドタバタ劇
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りお - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の宮の切ないお話がベースになっているものの宮の周辺複数人の視点で話が進むので気持ちがあっちこっち振り回されてしまいます。しかも次々と起こるアクシデントがシリアスだっありコミカルだったり忙しい。なんですか花房ちゃん、なんでこのキャラはちゃん付け?とか疑問に思いつつとにかく宮を幸せにしてほしい気持ちが強まります。続きが気になり本を閉じることが出来ず下巻へ。。多分徹夜。。
2018/09/21 17:19
高砂×宮がメイン
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tix - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮が主人公ですが、ふた組のCPのお話なので、
どの程度のボリュームで各々の結末を書くのか気になっていましたが、
高砂×宮がしっかりめに描かれていて満足です。
2018/09/21 17:16
四人の交互視点
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tix - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮、鼎、高砂、国生の四人の交互視点で描かれたふた組のCPのお話。
高砂×宮、国生×鼎はどちらも19歳差ですが、
奥手で引っ込み思案な子供の前に歴戦の恋愛巧者がヘタれる純情路線カプ
貞操観念が低いツンデレ美人に年下馬鹿犬が食らいつく体から入るカプ
と、かなりテイスト違いのふた組になっていました。
2018/05/06 15:52
ネタバレです
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ2です。お約束なんだろうけど、想像通りのカップリングで、ちょっとがっかり。違ったカップリングだと、意表を突かれて面白かったかな?などと、思っちゃいまいした。
電子書籍セキュリティ・ブランケット(上)
2018/05/13 16:31
4人の視点
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:冬みかん - この投稿者のレビュー一覧を見る
4人のメイン登場人物の視点で語られるので初めはちょっととっつきにくいです。コメディタッチで受けの子がアホの子で読みやすいですが、芯が通った話なので読みごたえがありました。
電子書籍セキュリティ・ブランケット(下)
2021/10/24 05:00
宮がセキュリティブランケットを手離すまで
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りお - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かった。4人の視点で展開するので皆幸せになってもらいたくなりましたがやっぱり主人公は宮。繰り返し出てくるおたふく風邪のエピ、そうか最初から2人の物語だったんだなと思うと心がジンワリあたたかくなります。高砂のフランス人並みの愛情表現がこのお話にピッタリフィットしていてとても好きです。高校生の時鼎が高砂の事を性的に意識しだしたきっかけも納得です。
電子書籍セキュリティ・ブランケット(上)
2018/09/24 14:14
多視点で描かれたお話
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふる - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物が多く、視点が四人分あってそれぞれくるくる変わるのは初めて読んだ。面白かった。好きな人に、同じ好きを返してもらえることは簡単ではない。もどかしく切ない感情に振り回される男たち。
電子書籍セキュリティ・ブランケット(下)
2019/01/18 17:38
気になって一気読み
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KoLe - この投稿者のレビュー一覧を見る
同い年の大人と高校生のダブルカップルで話が進んでいき、いったい誰と誰がくっつくのか、なかなかはっきりしないのですが、それぞれの心の様子が巧みに描かれてて最後はストンとハッピーエンドです。どのキャラも素敵で幸せな気分になります。
とても難しい展開をこんなに鮮やかに書かれる先生の技量に感服します。長編ですが、話が気になって一気に読んでしまいました。凪良先生の本には度々泣かされますが、今回は大丈夫でした。
電子書籍セキュリティ・ブランケット(下)
2018/09/24 14:29
人物の心理描写は上手い
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふる - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供の頃に母を亡くした宮とその育ての親の鼎、鼎の親友の高砂、宮の幼馴染みの国生。ダメダメな大人達を好きになってしまった若者たち。最後までどの登場人物の感情に共感できて最高です。