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電子書籍
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb
著者 道尾秀介
人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。やがて同居人は増え、5人と1匹に。「他人同士」の奇妙な生活が始まったが、残酷な過去...
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb
カラスの親指 (講談社文庫)
商品説明
人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。やがて同居人は増え、5人と1匹に。「他人同士」の奇妙な生活が始まったが、残酷な過去は彼らを離さない。各々の人生を懸け、彼らが企てた大計画とは? 息もつかせぬ驚愕の逆転劇、そして感動の結末。道尾秀介の真骨頂がここに! 最初の直木賞ノミネート作品、第62回日本推理作家協会賞受賞作品。(講談社文庫)
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紙の本
先に映像で
2023/05/13 11:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
または、先にこちらを読むかで違う感想になるかもです。ストーリーもやや変えてありますから。自分は、この作者のカエルの小指という続編のようなカタチの小説を読了し、こちらを再読始めました。2回目ですが、やはりいいですね
紙の本
自然な流れでの『騙され』
2023/05/13 10:20
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
所謂【解決篇】で、見事に騙されました。本書については敢えて叙述トリックの一書だという前振りを自分に入れずに読了出来た事が奏功した気がします。
さてその『騙され』ですが、内容は二つ在ると思います。一つは、著者が(表面上)騙すつもりはなくても読者が読み進める流れで解釈・認識してしまうもの。もう一つは、著者が騙すつもりで導くもの。(但し実際はどちらも著者が結局の所、騙すつもりで作品を作り上げる訳ですが)
前者は、そう解釈したのは、あなたですよね!?であり、後者はそう導いたのは著者である私です・・、です。前者を言うならば、具体的にはイメージからくるものです。例えば人名。重美(しげみ)や千尋(ちひろ)が男性なのか女性なのか。著者は作品の途中迄は性別には言及せず、最後に明かす。また或いは例えば年齢層の勝手なイメージ。腕利きのスナイパーと著述していっておいて、最後にそのスナイパーは老齢の人物だった等。
本書はパターン種別としては前者に属すると思いますが、内容は人名でもなく年齢層でもなく、『叙述』になります。これが驚きでした。トリック系は評判ではなく、気軽に自身の感性と尺度で判断していけばいいのではないでしょうか、と感じます。
本書で興味深かったのは人間の五本の指の造りでした。雑学ネタが広がって良かったです。
紙の本
結構いい
2023/02/07 19:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あや - この投稿者のレビュー一覧を見る
え、、?そういう事?!
って思うような場面や、
こうなるのか?!
って場面があっていい具合でどんでん返し、
奇想天外な感じがありました。
続きも読んでみます!
紙の本
あ
2022/06/27 19:13
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投稿者:ヨシカゲ - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めて道尾秀介作品。タイトルから全く予想だにしてなかった事まで綺麗に伏線回収されら後半はただただ圧倒されました。文章も癖がなくとても読みやすいです。
紙の本
詐欺師たちのお話
2022/03/20 17:58
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投稿者:こやまん - この投稿者のレビュー一覧を見る
どんでん返しが面白い作品です。軽い雰囲気でテンポよく進みますが、救いようのない過去の改装部分は辛かったです。映像化されたようで、阿部寛さんたちの表紙カバーが2重に付いていました。原作を読み終えたあとも、どの人がどれなのか、配役が結び付かなかったのですが、「驚き、笑い、そして泣く損はさせない大満足の代表作」というキャッチフレーズ通り、楽しませていただきました。
電子書籍
大傑作
2021/09/03 12:39
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投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは傑作です。詐欺師の男タケさんを主人公とする物語ですが、次々と起こる息詰まる展開にハラハラしっ放しでした。タケさんの心情が手にとるようにわかる濃密な描写が印象的でした。周りの登場人物たちが、それぞれいろいろなものを抱え込みながらも楽しく暮らしていこうとする姿もなんだか微笑ましかったです。見事な人間ドラマでしたが、この本の真価はそれだけにとどまりませんでした。真相を知ったときの驚きは半端なく、伏線の妙に感心しまくりでした。まったくとんでもないミステリ小説です。
紙の本
人生の一発逆転を賭ける
2021/04/12 23:48
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
負けっぱなしの詐欺師ふたりに、掏摸少女や姉カップルまで加わって賑やかです。悪徳組織への痛快な反撃と、その先に待つどんでん返しもお見事でした。
紙の本
爽快にだまされる
2020/10/11 11:40
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投稿者:gunners - この投稿者のレビュー一覧を見る
道尾さんらしく最後にどんでん返しがあります。それもスカッとした感じでだまされるので後味良く読みたい方にお勧めです
紙の本
アラレちゃんに騙された
2020/08/23 21:30
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
詐欺師の主人公・武沢と相棒のテツ、なぜかこの二人を脳内でミルクボーイの二人に変換して読み進めていた。武沢が角刈りの内海でテツが相方の駒場にしか思えなくなって最後まで離れなかった。映画版の阿部寛と村上ショージよりは嵌っていると自分では思い込んでいる。闇金グループへの壮大な復讐劇は読んでいてハラハラしっぱなしで、うまくいけうまくいけと念じながら読んでいたのだが、予想外の結末が最後にまっていた。いろいろな武沢たちの会話の一つ一つが伏線になっていて最後にはちゃんと回収されていた(アラレちゃんのコップについては作者が間違えたのかなと思っていたら・・・)。読み終えたら、少し話としては出来すぎかなとも思えたが、この終わり方しかないように思える。この終わり方にしてくれた作者に感謝したい
紙の本
ひやひやしたぁ
2020/04/13 19:49
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
詐欺師のタケさんの所に転がり込んだ男女4人とネコ一匹。
それぞれ過去に傷を持った人たちが自分たちを苦しめてきたヤの字に一矢報いようと仕掛けます。
それぞれのエピソードが重い重い。
成功しかけてドンデンがあり、さらにドンデンありと最後まで気が抜けない展開。
でも、読後は爽やか。ちょっと寂しい。って感じです。
紙の本
詐欺師の話なのに
2020/02/03 23:17
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投稿者:ちー - この投稿者のレビュー一覧を見る
詐欺師の話なのに心が癒されてしまいました。
登場人物の繋がりとか過去の話とか上手く構成されていて楽しめました。
紙の本
アナグラム
2019/10/01 02:24
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投稿者:neige - この投稿者のレビュー一覧を見る
人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。
ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。
やがて同居人は増え、5人と1匹に。
「他人同士」の奇妙な生活が始まったが、残酷な過去は彼らを離さない。
各々の人生を懸け、彼らが企てた大計画とは?
面白かった。
仕掛けたつもりが、仕掛けられハラハラドキドキな展開に。
どんでん替えしには、主人公と一緒に騙された。
紙の本
騙される快感が味わえる1冊
2019/06/10 12:58
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投稿者:タラ子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
あとから登場人物のセリフを見るとなるほど!となるが、読んでるときには全然気づかず最後まで騙され続けた。
ストーリーも軽快で、一気に読めた!
この著者の物語を他にも読んでみたいと思った。
紙の本
どんでん返し
2018/05/17 16:16
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投稿者:狂人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
母が道尾さんのファンで、こちらはかなりのめり込んで一気読みしてました!最後の結末は必見!
紙の本
詐欺師バンザイ!
2017/03/05 22:10
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み易くて面白かったです。ヤミ金に人生を潰された不幸な過去をもつ5人が集まり、逆転劇を仕掛けるという話。みんな幸せになればいいのにと思いつつ読み進み、特に終盤のアルバトロス作戦で、敵に罠を仕掛け敵地に乗り込む場面は、緊張感がありました。このなんだかふざけたタイトルにこんな意味があったとは。完全に騙されたとともに、なんだか心温まるいいお話でした!