読割 50
電子書籍
忍びの国(新潮文庫)
著者 和田竜
時は戦国。忍びの無門は伊賀一の腕を誇るも無類の怠け者。女房のお国に稼ぎのなさを咎められ、百文の褒美目当てに他家の伊賀者を殺める。このとき、伊賀攻略を狙う織田信雄軍と百地三...
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忍びの国 (新潮文庫)
商品説明
時は戦国。忍びの無門は伊賀一の腕を誇るも無類の怠け者。女房のお国に稼ぎのなさを咎められ、百文の褒美目当てに他家の伊賀者を殺める。このとき、伊賀攻略を狙う織田信雄軍と百地三太夫率いる伊賀忍び軍団との、壮絶な戦の火蓋が切って落とされた──。破天荒な人物、スリリングな謀略、迫力の戦闘。「天正伊賀の乱」を背景に、全く新しい歴史小説の到来を宣言した圧倒的快作。
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期待はずれ
2017/07/17 00:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きのこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
話題作であり、作者の「のぼうの城」がまあまあだったので購入しましたが、正直面白くはなかったです。以下、本書に対する素人の独断と偏見です。
まず登場人物が魅力的に描き切れていないことが、もったいないなと感じました。この方の作風なのか心理・背景描写が少ないので登場人物の深掘りができておらず、感情移入することなくサクサクと物語が進んでしまいました。結果として主人公・その他の行動について、全体的に?になる場面が多かったです。時代背景や立場等を考えても、本当にそうなるのか!?とツッコミどころ満載でした。
また、伊賀軍も織田軍も戦いへと向かう動機や目的が、本当かなあ??と思えるくらいの理由づけと浅さで、興味が無くなりました。
結末は伏線を回収しますが、先に述べたように登場人物に魅力を感じないので、感動しませんでした。
忍者を題材にしているので、戦闘シーンや忍術への期待もありましたが、表現が弱いので、格闘シーンや技に凄みを感じませんでした。
のぼうの城でも感じましたが、とりあげる題材がいいし、テンポは良く読みやすいとは思います。
紙の本
うーん 今ひとつです
2017/01/15 22:53
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
忍の戦いが人間離れしすぎでリアリティが無いぶん のめり込めませんでした。人間離れを面白く臨場感いっぱいに描く、何かが足りない感じです。
紙の本
違和感
2022/02/06 11:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
無門の心持ちとか、しゃべり方とか、違和感を感じる。
ひとりだけ浮いてるんだよなあ。
あと、児玉清さんの解説がb長ったらしい。
紙の本
カッコ悪いヒーロー
2020/06/13 09:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
卑怯であることを何とも思わない伊賀忍者が主人公。やることは汚いし粗野だし、「恥を知れ!」と言いたくなるような、共感する余地の乏しい主人公で、最後まで好きになれなかった。そういう風にしか生きられなかった主人公の境遇が最後に少し明かされるけど、それでもなお共感できなかった。忍者の生活ぶりや忍びの技は、たぶんとても詳しく調べられていると思われるので、そういうのに興味のある人には面白いかも。
紙の本
痛快な忍法小説です!
2019/09/13 17:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
忍法や忍者というと、荒唐無稽で現実感がないといった感じがするかもしれませんが、本書はそんなことはまったくありません。
著者は、多くの文献を参考にして、当時の書物を引用しながら物語を進めていきますので、フィクションでありながら、リアリティがあります。
また、読みやすい文章で合戦や戦いの場面もしっかりイメージすることができますし、主人公の無門はもちろんのこと、小田信雄、日置大膳、長野左京亮、柘植三郎左衛門といった多彩な登場人物も魅力的で、それぞれの織りなす人間模様も物語に花を添えます。
歴史好き、特に戦国時代が好きな方は十分楽しめると思います。
紙の本
痛快な忍者物
2019/05/03 05:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
時折やってくる『歴史物読みたい病』今回もそんな病に侵されつつ、ブックオフで見つけた一冊。信長の次男の信雄が伊賀に攻め込むという史実を元に、伊賀忍者の生き様というフィクションを加えた歴史物。何よりも銭を愛し、そのためなら平気で人を陥れる伊賀忍者をどこか滑稽に描いた作品。忍者ってめちゃすごい!土遁の術、手裏剣などハットリくんの世界が炸裂し、読んでいて実に痛快です。敵の織田家の面々も個性的。最後の解説は児玉清さん。これまた痛快な解説で、最後まで大満足な一冊でした。
紙の本
おもしろい
2018/11/01 16:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:TAICHI - この投稿者のレビュー一覧を見る
何回読んでも無門の性格がとても好きで、また何回も読みたいと思いました。ニンジャになりたいと思いました。
紙の本
壮絶アクションになってもなお痛快
2011/03/15 10:46
12人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ががんぼ - この投稿者のレビュー一覧を見る
なるほど只者ではない(物語中の口調になっているか)。デビュー作の『のぼうの城』は痛快だったが、それだけでは一発狙いのまぐれ当たりという可能性も皆無とは言えなかった。しかし2作目のこれを読んで、この作家の才能は間違いないと確信した。並みではないのである。自由奔放に書いているようでいて、参考文献表の多さには唸る。要はちゃんと歴史文書が読める普通の意味での秀才であり、それを優れた物語に造り替えられる一級の才人なのだ。
『のぼう』に比べれば、こちらにはより戦国時代らしく血で血を洗う戦闘シーンも多くて、この作者に特徴的な、どことなく飄々とユーモラスな調子が一見そぐわないほど、終わりに向けた展開は凄まじい。
が、かといって痛快度が落ちるわけでもない。主人公無門の人間とも思えぬとんでもない技量、そしてそれでいて愛すべき多少間の抜けた人柄。無門の本性が、まるで忍びの術のように一種のどんでん返しになっているのもいい。
素材は信長の伊賀攻め(厳密にはその子信雄による最初の伊賀攻めの失敗)だが、まず何が描かれているかといえば、伊賀者と言われる忍びの道の非人間ぶりであろう。それを見事な物語化の中で内側から突き崩して見せた。
最後の締め方一つとっても才能を感じさせる。そして前作同様、人物の魅力を描き切る手腕は傑出している。ユーモアの味と共に、修羅場のアクションになってもなお痛快な所以である。
これは今後が楽しみな作家だ。次はどんなものを見せてくれるのか。願わくば変な方向へ行ってしぼんでしまわないように。
紙の本
面白い!
2016/05/06 20:29
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yu_kotikita - この投稿者のレビュー一覧を見る
のぼうの城のようにエンターテイメント感があるのかなと思ってたのですが、こちらの方はテイストがまた違いました。
私は忍者が大好きなので、正忍記から取り上げた事柄等が載っているのもよかったです。
史実に沿って、人間のドラマを楽しめました。
電子書籍
無門に惚れてしまいました!
2016/06/21 22:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:栗山 - この投稿者のレビュー一覧を見る
泣きながら読みました。
無門に惚れてしまいました。歴史小説ということで、全然期待しないで読み始めましたが、とても面白かったです。忍者VS侍。普段経験できない世界の話で読んでいて楽しかったです。文章の疾走感がすごくて、忍者たちのアクションが頭の中に描かれてとても楽しめました!おすすめ。
紙の本
わくわく!
2016/06/17 09:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エミー - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでいる間ずっとわくわくしてた!圧巻のエンターテイメント作品でした♪映画化もたのしみです!
電子書籍
忍びの世界を堪能できます
2022/06/10 20:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しん - この投稿者のレビュー一覧を見る
織田信雄の第一次伊賀攻めをしのび側の新たな視点から切り取った作品。忍びの技の売値を高めたい地侍たち、その人の心を操る術に操られ、自分でも知らないうちに戦争となるよう仕向けられていく信雄軍、伊賀軍。そんなずるがしこい地侍たちも予想できない事態が重なる戦争。本当にそんなことができるのか?と思うような忍びの技のバラエティに驚かされるとともに、ストーリーが巧妙で、最後まで一気に読める。
紙の本
無敵の無門
2019/08/27 20:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに再読。
やはり、主人公である無門の無敵ぶりが素晴らしい!
痛快なニュー時代小説です。
(映画版は、ボクシングのスウェーのような見切りの殺陣などが多く、期待していた映像とはちょっと違った感じでした。無門には、ワイヤーを使ってでも、もっと“ぶっ飛んだ”アクションをして欲しかった)
本作は紛れもない名作。おススメです。
紙の本
映画を見てから読んだ方はさらなる衝撃
2019/06/28 08:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yamamoto - この投稿者のレビュー一覧を見る
和田竜先生は『村上海賊の娘』を書かれた方です。本作は『村上海賊の娘』に負けず劣らず、入念な下調べと描写力から仕上がっています。普段から小説を読まない方でもスッと入ってくる文章かと。気になる方は是非。
紙の本
正に一気読みの面白さの忍者小説。
2017/07/25 23:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
正に一気読みの面白さの忍者小説。主要登場人物達の超能力者的活劇もさることながら、非情なまでに合理主義・利益主義に根差した殺人者集団としての「忍者」を描きつつ、個々人の心の機微も描いており好感が持てる。特に、主役の無門のお国に対する立場には笑いを誘われる。膨大な資料を基に、適宜史実を織り込むことで、物語に現実味を与える巧みさも大いに評価される。史実の挟間を埋める形で展開される奇想天外の物語が、如何にも事実と思えてくる。まあ、その辺は俳優・児玉清の解説が実に絶妙に触れているのでそちらを読んで欲しい。蛇足。和田竜『小太郎の左腕』(小学館文庫、2011年9月6日、小学館)も面白いらしい。