街道をゆく(35) オランダ紀行
著者 司馬遼太郎
まことに世界は神がつくり給うたが、オランダだけはオランダ人がつくったということが、よくわかる──いち早く自律主義や合理主義、近代的な市民精神を持ったオランダ。レンブラント...
街道をゆく(35) オランダ紀行
商品説明
まことに世界は神がつくり給うたが、オランダだけはオランダ人がつくったということが、よくわかる──いち早く自律主義や合理主義、近代的な市民精神を持ったオランダ。レンブラントやゴッホ、スピノザらを生んだ風土や日本に果たした役割を思う。
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阿蘭陀
2020/09/21 05:27
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
オランダと日本の関わりを歩き廻る。シーボルトゆかりのライデン大学など江戸時代に交流の深さを知る事が出来る。また人が作った国土という風土も味わえる。
すばらしい
2018/02/04 17:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mameko - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズは初めて読みましたが、上品な文体と司馬さんのものの考え方、おびただしい量の知識に裏付けされた旅行記で、とてもすばらしいです。これからこのシリーズを集めたいと思います。
もしかしたら、司馬さんご自身の考えが強く表れている分、歴史小説よりもおもしろいかもしれません。。
実際の旅行の話(食べ物や観光地など)は少なめです。ただその分、その土地の背景などは盛沢山です。
読みごたえもあり、最高でした。
タイトルが良いですね
2024/03/29 16:47
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
鎖国においても交易があったオランダです。プロテスタントを背景にした商業の歴史やゴッホやレンブラントなど司馬さんの画家への深い理解がにじみ出た一冊です。
鎖国時代の日蘭関係
2020/06/14 17:05
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投稿者:井沢ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
鎖国時代に交易があったオランダとの関係を踏まえた紀行文。他に文化慣習的な違いや時代ごとに日蘭で起きたことを比較しながら説明してくれていて、違った角度から日蘭の歴史が理解できて興味深く読めた。鰊漁で生計を立てていた貧しい国オランダから、プロテスタント、商業、貿易の国としてスペインから独立し英仏よりも先を行っていたことや、傑出した画家が多く輩出したことなどが目新しく参考になった。また、著者がゴッホに紙面を多く取っていて、その人物と人生に並々ならぬ関心を持ち、その不幸な人生に悲哀と深い理解を抱いていたのは意外だった。
支配される側から支配する側へと変貌した国
2023/06/21 01:07
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投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者による「街道物」の
第三十五作です。
本書での訪問地は、オランダ。
著者は、かの国が干拓を通して
国土を増やしてきた歴史に
感心する一方で、
チューリップへの投機をきっかけに
はびこった拝金主義については
かなり厳しいことを言っています。
支配される側から支配する側になった国探訪
2022/06/03 02:08
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投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の手に成る「街道物」の
三十五作目です。
オランダが本書での訪問地。
著者は、干拓して国土を作り出したてきた、
かの国の歴史に感心したり、ライデン市の
たたずまいが大いに気に入ったりする一方で、
チューリップの投機をきっかけに蔓延した
拝金主義については厳しいことを言っていたりも
します。