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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初はハードな設定にとまどいますが、そこからおもしろさがぐんぐん加速していきます。絶対おすすめの1冊です。
翻訳臭が全くしない
2021/01/08 18:34
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
ファンタジーものではあるが異世界や魔法や超能力で安易に物語を進める作品が多い中、そのような手段を使わずしっかりと物語を組み立てている。翻訳も非常によくいわゆる翻訳臭が全くしない。波乱と危機感に富んだストーリー展開に惹きつけられる。
少女が懸命に生き抜く話
2020/06/20 15:32
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投稿者:らんかむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
すごく面白くあっという間によみおわりました!
これからの主人公がどうなるか楽しみで、続刊もすぐに買いました。オススメです
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投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
他の方のブログからおすすめの海外小説と紹介されていて、気になって購入しちゃいました。
すごい面白かったです。
しょっぱなから面白いので続編も楽しみです。
和製ファンタジーといっても過言ではない
2017/03/23 01:20
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投稿者:ちょき - この投稿者のレビュー一覧を見る
和製じゃないかとおもえるほど自然に読める超一級海外ファンタジー。死刑台に向かっていく主人公がコンプライアンス(行動規範)により司令官の毒見師として九死に一生を得るところからもうガチッと心をつかまれた。500ページ超の読み応えあるボリュームで時間はかかったものの最後まで一切の中弛みもすることなくエンディングまで読める。ドラゴンとかの異世界の生物は出てこない(雪豹のみ?)。剣と魔法、毒と薬、愛と憎悪、謀略と忠誠、そういう対立軸がしっかりした人が中心の物語。こんな面白いファンタジーは久々だった。ご馳走様でした!
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投稿者:よーこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
イレーナが死刑から毒見係になった後、どうやって生き残るのか?そもそも何故、人を殺したのか?ナゾが解けていくのも面白いが、人物が魅力的!久しぶりに夢中で読んでしまいました
ティーネイジャー女子向けハーレクイン・ロマンスなファンタジー系ラノベ
2015/10/12 18:05
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投稿者:rooibos tea - この投稿者のレビュー一覧を見る
上出来なティーネイジャー女子向けハーレクイン・ロマンスなファンタジー系ラノベでした。さすがに私のこの歳で勇気づけられた、とまでは言わないけど充分面白く読みました。というか、自分がティーネイジャーの頃に読みたかったし、ただ今思春期の女子には超オススメであります。基本女子向けですが、アナ雪で育った新世代男子なら問題なく読むのではないでしょうか。
漫画化するとこの本の良さは失われてしまうでしょうか? もしできるなら、余計なお色気のないシャープな画風の女性漫画家に描いてもらって、かつ少年~青年誌に連載するという感じのがいいかなあ。
作者のFBを見ると、「アン・リーがアジア系の役者を使って映画化してくれたらなあ」と描いてありました。確かに主人公の女性の印象は「臥虎藏龍」の章子怡に重なります。もう少しだけ西洋風の顔立ちにして、緑の目を入れるとぴったり。
いい世界観のファンタジー
2025/02/23 20:48
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
すっごく面白かったです!最高司令官の毒味役として、死刑から救い出されたイレーナ。逃げ出さないために、毎日薬を飲まなければ、翌日には死んでしまうという不思議な毒を飲まされて、毒味師としての役割を果たすという設定も良かったですし、周りのキャラクターも魅力的でした。シリーズを追いかけます!
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投稿者:Chocolat - この投稿者のレビュー一覧を見る
イレーナ、前向きで気持ちいいわ~
そして、他の登場人物もそれぞれ楽しくて
カッコ良すぎる彼も登場し
架空の王国に、習慣に、魔法が出てきたり
休日にどっぷりハマってリフレッシュ出来る軽い物語かと
平積みを見かけて。
2016/07/04 17:02
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
書店で平積みになっているところをぺらぺらめくってみたら、なかなかおもしろい。
腰を据えてじっくり読んでみると、世界観の構成がとてもよいと感じた。
人物造形やラストの種明かしなど「やっぱりね」と思う部分はあるが、まあまあ満足。
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(2015.07.24読了)(2015.07.17入手)
アメリカの作家によるファンタジーノベルです。500頁ほどあります。
設定が面白いので、興味深く読めるのですが、読者をぐいぐい引き込むスピード感が不足しているように思います。
主人公が、少女ということなので、読者としては、若い層が想定されているのでしょう。
原題は、Poison Study ですが、「毒見師イレーナ」は、内容に沿ったいい題名だと思います。興味を引く題名で、表紙も題名に沿った、目を引くものになっていると思います。
(ここまで書いて、停滞していたけど、次の課題図書が来てしまったので、決着をつけておきます。)
訳者の、子どもさんたちも、面白いといっていたそうなので、子どもにとってはテンポも丁度良く、主人公が仲間を増やしながらトレーニングを積んでゆく様も、好もしいのだと思います。
舞台:架空の国イクシア、8つの軍管区にわかれている
蛇の森の向こうに隣国シティアがある
イレーナ:死刑囚の少女、毒見師、曲芸が得意、孤児院出身
ヴァレク:イクシア領防衛長官、イレーナの上司
アンブローズ:イクシア領最高司令官、イレーナはこの人の毒見役
ランド:料理人、イレーナはこの人から食事をもらう
アーリー:最高司令官付兵士、イレーナにトレーニングを付けてくれる
ジェンコ:最高司令官付兵士、イレーナにトレーニングを付けてくれる
ブラゼル:第五軍管区将軍
レヤード:ブラゼルの息子、イレーヌに殺された
ムグカン:ブラゼルの顧問役、魔術師
アイリス:シティア領の師範級魔術師
イレーナは、レヤードを殺害したために、死刑を宣告されたが、アンブローズの毒見役を命ぜられ、死刑を免れる。しかし、すでに毒を飲まされているために、毎日毒消しを飲まないと、死んでしまう。
ヴァレクが、指南役となって、毒見役の訓練を受ける。いろんな毒を体験し、毒の見分け方を覚えて行く、毒を飲むので、毒消しで蘇生することになる。
隙を見て逃げたとしても、毒消しがなければ、死んでしまうことになるので、逃げることもできない。
毒見役だけで過ごせばいいかと思ったら、軍隊の訓練のために、逃亡者を捕まえる訓練が実施されることになり、逃亡者役を仰せつかる。
規定された時間より長く逃亡することができた。逃げる途中で、魔術師のアイリスにであったり、後で、いろいろ助けてくれることになるアーリーやジェンコと出会う。
訓練のあと、アーリーやジェンコに軍隊の兵士の訓練を様々つけてもらう。
イレーナに毒見役の訓練をしてくれ、毒消しの薬も毎日くれるヴァレクは、イレーナの生殺与奪の権限を持っているだけではなく、どうやらイレーナの見方でもあるらしい。
第五軍管区将軍のブラゼルは、イクシアの次の最高司令官の地位を狙っており、本性を現してくる。後ろで糸を引いているのは、顧問のムグカンだった。
アンブローズが第五軍管区の視察に出向いた際に、ブラゼルは、本性を現した。視察に同行したヴァレク、イレーナ達と、ムグカンの死闘が始まる。
ハラハラドキドキの場面と、ゆったり息抜きできる場面が織り交ぜてあ��ので、緊張したり、弛緩したりしながら長い話をあきさせずに読ませる本です。
残念なのは、イレーナが図書館で、毒薬に関する本や魔術に関する本を入手するのですが、その本が後のストーリーにあまり役立ってこない。植物の種をあずかって、図鑑で調べようとしたことも、同様です。きっとこれでなにかがわかり、物語の進行に関わってくるのだろうと思って、読んでゆくのですが、何度も肩透かしを食ってしまいました。
ムグカンの魔法をどうやって破ることができたのか、などもよくわかりませんでした。
ファンタジーであっても、それらしい理屈で、説明してもらわないと、楽しんでくれない読者がいることを分かってほしいものです。
クリオロは、コーヒー? チョコレート?
●選択(337頁)
「人生では誰もが選択を迫られる。いい選択をするときもあれば、悪い選択をするときもある。それが生きるということだ。」
(2015年8月2日・記)
内容紹介(amazon)
ある殺人を犯した罪で死刑囚となった少女イレーナ。ついに絞首台へと送られる日を迎えるも、そこで思わぬ選択肢を与えられる――今すぐ絞首刑か、それとも、国の最高司令官の毒見役になるか。だが毒見役を選んだイレーナを待ち受けていたのは、逃走防止の猛毒だった。かくして少女は毎日与えられる解毒剤なしには生きられぬ身体に。わずかな生きる希望に賭け壮絶な日々に立ち向かうが……。
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【献本】ハーパーブックス創刊。
死刑になるか最高司令官の毒見役になるかの選択を迫られた死刑囚の少女イレーナが、最低の境遇の中でも生きる希望を見出し尊厳を取り戻していくサスペンスタッチの物語。翻訳物独特のわかりにくさも無く、つぎの展開が気になって面白く読みました。イレーナが別の地でどのように過ごすのか?ヴァレクとの関係は?この続きは無いのかしら?あったら読むのに。
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面白かった♪
最初、タイトルを読んだときは毒見師の話という事で藤沢周平の「武士の一分」を思いながら、そんな話かとあたりをつけていました。
が、
読み進むうちに、展開する世界はちょうど栗本薫さんの「グインサーガ」のようであったり、あるいは上橋菜穂子さんの「獣の奏者」。絵で言うならレンブラントに代表されるような光と影が曖昧な世界でした。
つまり魔術師が跋扈する妖しいヨーロッパの中世。
独特の陰鬱で窒息しそうな重苦しい日常の中で、それを唯々諾々と受け入れずなんとか自我を見つけよう、掴もうとする主人公や人々が絵画的に描かれているのです。
読むほどに惹き付けられ、最後は一気でした。
信じていたものに裏切られ不信でいっぱいの主人公が、自らの運命を知恵とそして愛とで切り開いていく、という本は数多くあるので、そのテーマ自体はなんら目新しいとは思わなかったのですが、
主人公を毒見師にしたというのは、なかなか面白かったです。
毎日、生きる事と死ぬ事の線上を行き来させられ、
諦めと失望と自棄に陥りながらも、「生き抜く」という目標を始めは夢のように、そして次第に現実の物として掲げていく主人公は逞しく、そして清々しいです。
戦いのシーンも丁寧に書き込まれていて視覚として頭に入り込んできます。
主人公以外の人物についても、悪者は悪者らしく、善意の人はそのように描かれ、ある意味「安心」のキャラクターたちです。
何よりもヒーロの押さえた人格が渋くて知的で、なおかつ情熱的です。
はじめはメタ視点で読んでいた私も、いつのまにか、自分とイレーナを重ねて同じように嘆き、悲しみ、そして喜びました。
と、言うことで、
とっても素敵な本に出会えたと思う私です♪
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いやあ、何年ぶりでしょうか。続きが気になって、夢でも本の謎解きをした挙句飛び起きて、寝不足上等!と最後まで読みきったのは。
読み始めて数チャプター経ってから、意図的に盛り上がるところで場面切り替えというかチャプターを閉じて、「で、どうなるの?」と次のチャプターを読まざるをえない、という仕組みにしているのだな。と冷静に思っていたはずなのに。まんまと引っかかります。
ヴァレクにも、まんまとハマりました。これみよがしに青い瞳で、格闘技も剣も使えて、暗殺もできて、でも優しくて、どこか含みのある性格で。そんな見え見えなツンデレには引っかかりませんよ!と息巻いていたのに、いつのまにやら、ヴァレクがこんなこと言うのはきっと理由があるはず、ヴァレクが疑うってことは何かおかしいんだ、と完全にヴァレク教信者に。いやあ、最後のデレっぷりもすごかった。愛の証が、あれか。すごいな。
あえてマイナス点をあげるなら、イレーナが不安定です。なんというか、作者の好きにされているようで、ころころと意見が変わります。矛盾しまくった精神が人間だと言われればそれまでなのですが、それをフィクションに求めるひとはまあまあ少数派なのではないでしょうか。だからといって、あまりにカリカチュアなのもいただけませんが。
イレーナの境遇には同情するものの、イレーナという人物にはあまり感情移入できませんでした。どうにも甘ちゃんなイメージが払拭できず。
ヴァレクが全部持っていってしまった感は大いにありますが、アーリとジェンコの「最強の双子」(このネーミングが好きだ)にもほっとさせられます。
次巻に期待。
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◆あらすじ
絞首刑の免除と引き換えに最高司令官の毒見役となったイレーナが、幾多の困難に立ち向かう話。
◆帯
イレーナはほとんど普通の人で、あっと驚くような奇跡も大逆転も起こせない。だがその”英雄らしくない”ところが、我々読者の共感を呼ぶのだ。(堺三保)
◆感想
いつ死んでもおかしくない毒見役な上に、別口で命を狙われているヒロイン。それでも希望を失わず、生き延びるために必死で足掻く姿にハラハラしたりほっとしたりした。
冒頭から魔法で敵をばーんとやっつけるお話になるかと思ったけど、そういうわけではない。
なんか謎が解けてないぞと思ったら翻訳まだだけど続編があるようだ。
防衛長官ヴァレクがとにかく格好良い。
ヒロインが危なくなると颯爽と駆けてくる。何でも鮮やかにこなす。中年。
なんというストライク!グラッとくるだろ!
でもラスト信じてませんでした。ごめんよヴァレク。
◆メモ
今まで頂いた献本で一番面白かった。あと相手役が一番格好良かった。引用文はヴァレクのネタバレばかりなので注意\(^o^)/