- 販売開始日: 2015/09/01
- 出版社: KADOKAWA
- レーベル: メディアワークス文庫
- ISBN:978-4-04-865254-4
神様の御用人4
著者 著者:浅葉 なつ
毎夜、夢に現れ「忘れるな」と告げる女性に恐れを抱く神様・天道根命(あめのみちねのみこと)。力を削がれ昔の記憶を失ってしまった神様からの御用は、その女性が誰なのか突き止めて...
神様の御用人4
商品説明
毎夜、夢に現れ「忘れるな」と告げる女性に恐れを抱く神様・天道根命(あめのみちねのみこと)。力を削がれ昔の記憶を失ってしまった神様からの御用は、その女性が誰なのか突き止めて欲しいというものだった。 夢の女性が挿していたという簪(かんざし)を頼りに、良彦と黄金は天道根命が国造(くにのみやつこ)の祖として治めた和歌山へ向かう。そこで出会ったのは、良彦のかつての野球仲間で……。 神代の時代に征伐された者と征伐した者。和歌山を舞台に、埋もれた歴史と人の子たちの想いが、いま紐解かれていく――。
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「御用人」シリーズ初の長編
2016/11/23 14:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
「御用人」シリーズ初の長編。
「天道根命」が簪に感じる恐怖心と夢に出てくる女性の謎。僅かな手がかりをもとに徐々にその真相に近づくとともに、高校時代の球友が家族や神様に抱く屈折した感情を解きほどいていくという内容。「名草戸畔」の伝承をベースに、今と神世の時代がシンクロする奥深い作品に仕上がっています。一方、神様の願いを叶えるために奔走する良彦に、淡い恋心を抱く穂乃香との青春ストーリーにもなってきました。
今回の活躍が評価され、御用人代理から御用人に格上げとなった良彦、相棒の「黄金」も健在で、次巻が楽しみです。
正式に御用人にするテスト
2016/05/06 12:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:黄龍 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は初めての長編。昔の記憶を失ってしまった神様:天道根命からの御用は、夢に現れる女性を突き止めてほしいということ。そこで出会ったのは良彦のかつての野球仲間の大野だった。2組の姉弟のそれぞれの想い、記憶が繋がって謎が解けた時は良かった。天道根命が姉のことを思い出して、かつての姿を取り戻すまでの数ページに泣き。御用人を断った人物は、大野だった。良彦が正式に御用人に昇格した最後のオチが面白い。正式に御用人になっても交通費問題は避けられないよ。大国主神の裏の仕事がびっくり。
心がほわっとする
2015/08/19 19:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆうた - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズは、読み終わった後に心がほわっとする。ところどころに笑いをちりばめ、けれど切なさと悲しさもあり。それでも最後には、みんな救われている。
飾らず、気取らず。時に不敬と言われても。それでも神様に寄り添おうとする、御用人見習いの一人の青年に人も神も救われ、彼自身も少しずつ成長していく。
素敵な話に出会えて、とても嬉しい。
1冊まるごと1御用
2022/09/02 09:02
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は短編集合ではなく、1冊まるごと1御用です。
悠久の時を経て謎が解明したり、
悠久の時を挟んだ先祖と子孫が同じ苦しみを抱えたり、
スケールが大きい中にも人間らしさが感じられて
読み応えありました。
紀国へ
2021/02/11 18:33
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
丸っと一冊一つ、和歌山県のお話。
神武東征で紀国の神となった「天道根命」の御用件です。
和歌山では高校時代のライバル校の野球仲間と再会。実は彼との意外なつながりも明らかに。
京都の実家には大国主命と須勢理夫婦が居候。賑やかに仲良くしてます。
感想
2016/08/13 00:58
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投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めての長編で、1巻を通して話が完結する。深い話で読み応えがあった。御用人を断った人も登場したので面白い内容でした。
【簪の鈴の音が風に揺れる時、埋もれた記憶が蘇る】
2024/11/01 00:26
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投稿者:えびし - この投稿者のレビュー一覧を見る
紀伊国造の祖、天道根命は毎夜、夢枕に現れる簪を付けた女性を探して欲しいと御用し、良彦達はその歴史が埋もれる和歌山へと向かう物語。
夢で人が現れる時は、その人の深層心理に深く結びついている時である。
つまり、何かしら意味がある。
天道根命はその簪を付けた女性が現れると何故か畏怖した。
その女性の御告げが心に残り、その正体を突き止めて欲しいと良彦に依頼する。
バックボーンを探る為に和歌山に訪れた時、縁故の旧友の事情を知って。
図らずも天道根命の姉の積年の想いを汲み取るのだ。
読み応えバッチリ!!
2016/06/30 23:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:仔猫のあくび - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回はまるまる一冊「和歌山出張」編です!
読み応えありますよ~
古代と現代の姉弟に関わる諸々の因縁。
主人公と顔見知りの青年も登場!
イロイロな意味で、ラストはスッキリしました♪