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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2017/08/18
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • ISBN:978-4-10-120691-2

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電子書籍

イノセント・デイズ(新潮文庫)

著者 早見和真

田中幸乃、30歳。元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪で、彼女は死刑を宣告された。凶行の背景に何があったのか。産科医、義姉、中学時代の親友、元恋人の友人、刑務官ら...

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イノセント・デイズ(新潮文庫)

税込 781 7pt

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イノセント・デイズ (新潮文庫)

税込 880 8pt

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商品説明

田中幸乃、30歳。元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪で、彼女は死刑を宣告された。凶行の背景に何があったのか。産科医、義姉、中学時代の親友、元恋人の友人、刑務官ら彼女の人生に関わった人々の追想から浮かび上がる世論の虚妄、そしてあまりにも哀しい真実。幼なじみの弁護士たちが再審を求めて奔走するが、彼女は……筆舌に尽くせぬ孤独を描き抜いた慟哭の長篇ミステリー。

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みんなのレビュー721件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

展開はありがち

2023/12/08 14:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る

目新しい展開ではない。
あと、主人公の女性にそこまで深く関わろうとする周囲の人達の気持ちが浅い。
はっきり言って、ただの幼馴染。
ただの、知り合いの彼女。
そこまで入り込むに至った描写が物足りない。

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紙の本

イノセント・デイズ

2017/11/18 09:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:焚き火料理人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

いつもの本屋さんに平積みしていてポップにも惹かれて購入。読了。でも心にズーンと重く残りました。重いです。なーんかすっきりしません。

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紙の本

人に進められて読んでみました

2018/08/15 08:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:もちっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

帯にも書かれていますが、最後のどんでん返しはビックリしました。【こうきたかぁ】状態でやられました。でも、読後時間がたち主人公の性格を考えれば、この結末になるのかと納得もします。

どこにでも起こりそうな感情・思いを丁寧に書き上げていた感じがします。

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紙の本

印象に残ります。

2018/05/20 20:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る

よくも悪くも印象に残る物語でした。それだと話が全然変わってくるよ?ということが、後から後から提示されて、混乱もしました。

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紙の本

、のかと思いきや・・・

2017/11/08 16:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る

ストーカーの挙句に幼い子2人を含む親子3人を焼死させたとして死刑囚となった幸乃
彼女に関わった人々をとおして、彼女の真実を浮かび上がらせる・・・、

のかと思いきや・・・まあ、全く幸乃が浮かび上がってこないダラダラとつまらないエピソードばっかり
何故彼女が死刑を受け入れるのか、心の内が全く伝わりません
冒頭すごく面白そうなので期待まんまんで読み始めただけに、正直ガッカリでした

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紙の本

悲しみ

2022/11/08 00:27

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かい - この投稿者のレビュー一覧を見る

死刑になる女性がいますが、とても第三者からしたらものすごく同情してしまいます。ミステリー要素もあり、男性も女性も楽しめると思います。

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紙の本

死刑囚の心

2022/03/23 15:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公の死刑執行当日から始まるこの物語は、冒頭から重い。
時をさかのぼって、支援者や幼なじみたちが主人公を救おうと奔走する場面が描かれるが、結局本人の口から真相が語られることはなく、死刑を待つ「決意」が変わることはない。
真実はどこにー。
ミステリーだが、すっきりしない。ただ重い雲がのしかかってくる。

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紙の本

死刑執行で始まるこの小説に、

2021/09/25 08:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る

私はこの死刑が取り消されることへの希望を心のどこかで抱いていた。この小説がミステリーにカテゴライズされるにはあまりにも切なく、目を向けるべき社会問題がいくつも山積していた。彼女が死を選ぶこと以外生きる方法を見つけられなかったのには、母や友人からの愛情を受けられなかったからではない。愛してくれる人に反抗してそれでも愛されるという経験に乏しかったからだと思う。だからこそ純粋無垢な彼女を間近で見た数人は、彼女が事件を起こしたかどうかについて疑問に思ったのだろう。死刑ってなんであるの?

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紙の本

救われない切なさ

2020/12/16 19:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

重苦しく暗くどこをとっても徹底的に心が痛む作品。各章語り手が代わっていて、その人々の現在に余り深く触れない事でより一層想像力が掻き立てられ良かった。死刑制度と冤罪について考えさせられた1冊

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紙の本

一気に読んだ

2020/05/31 16:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る

放火殺人犯として死刑になった女性について、彼女の関係者がそれぞれ彼女について語る中で真実が浮かんでくるストーリー。時間が経つのに気づかず一気に読みました。彼女に生きたいという意思がなかったとはいえ、もう少し周囲の人間がどうにかしてやれなかったのかなぁという無念さが残りました。特に、彼女を有罪と決めてかかっていた幼馴染の弁護士に腹が立ちました。

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電子書籍

それでも続く人生に

2018/01/23 10:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kaoriction - この投稿者のレビュー一覧を見る

すべてが、ほんの少しズレただけで、ほんの少し間に合わなかっただけで。
誰かが、誰かひとりでもいいから、もう少し幸乃の人生に踏み込んでいたなら。

そうすれば、変わっていたのだろうか?

幸乃の人生も、彼女を取り巻く人たちの人生も。
結局は、タラレバ論になってしまうのだが。

あれこれ思い巡らせてみても、何が正しかったのか、何が悪くて 誰が正しくて 間違えで、何が本当で何が嘘で、誰が本当で誰の言っていることが正しくて、何が正義で、誰が悪人で、何がどうなって、どこでどうやって、誰がどうしてこうなったのか…
結論など出なくて。
あーだこーだと思い巡らすだけ。

せつない とか、苦しい とか、そんな言葉では足りない。

クライマックスに向かえば向かうほど、真実に近づけば近づくほどにイライラは募る。

どいつも こいつもッ!

思わず声に出してしまった。

小曽根理子も、翔も。敬介も姉も。
幸乃を取り巻く誰もが身勝手すぎる。
幸乃の人生を、真実を語りながら、結局、赦しを乞うて赦しを求め、解放されているのは彼らだったように思う。
幸乃の人生をなぞると共に、自分の人生に区切りをつけて、次に進んでゆく彼ら。みんながそれぞれに次なる一歩を踏み出し、生き続ける。

翔は慎一の名前も幸乃の誕生日も覚えていないのに、なぜ、幸乃を助けられると思ったのだろう。そして、なぜそんなにも傲慢な態度でいられるのだろう。人の気持ちに寄り添うこともできない、しない翔のような人間が弁護士だなんて、私はイヤだ。そんな翔が弁護士として生きてゆくということに 微かな嫌悪感も抱く。
もう少し、ほんの少しでいいから慎一に近づき、幸乃を思ってくれれば。何かが変わったかもしれないのに。

小曽根理子には失望しかない。
幸乃に罪をなすりつけたまま大人になり、名声も得て。講演までするような大人になって。子どもたちに「人生が変わるかもしれない」などとたいそうなことを言っておきながら心の中では
「逃げ切った」
などという思いを抱いているだなんて。

信じてはいけない。
目に映るもの、目にしたものが、本当にそのまま真実だなんて、信じてはいけないのだ。
誰かが言った言葉も、テレビも雑誌もニュースも。鵜呑みにして、信じてはいけない。
本当のことを知るには、自分で立ち向かわなければ。

失われてゆく命や人生がある一方で、生き延びてゆく人もいる。何食わぬ顔で、何も知らぬままで、あるいは嘘を抱えて、赦されたのだと勘違いしたまま、逃げ切った、と都合のよい解釈をしたまま。そうやって、生きている人もいる。

幸乃がいなくなっても、変わらず回り続ける人生が多々ある。

やるせない。

結局、人生なんてそんなものなのかと、やるせない気持ちになる。

「寝込む」ほどではなかったけれど、重くのしかかる読書ではあった。軽い風邪の引き始めのような。

まとまらない。
感想という感想もまとまらないし、書きづらい。
何度か読んで抱く自分の思いが見つかるかもしれない。
けれど、再読するにはまだまだしばらく時間を要する。

翔は、「大切な友達の誕生日」と幸乃が言ったことを知る日はあるのだろうか?
慎一は、すれ違い、間に合わなかった幸乃の人生に再び苦しみはしないだろうか。

知らないこと、気づかないこのなんと多いことか。真実かどうかもわからない人生。
それでも続いてゆく。
望んでも望まなくても。

幸乃はでも、自ら望んでその道を絶った。

そして、遺された者の人生は……

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紙の本

ミステリー

2017/08/26 12:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はな - この投稿者のレビュー一覧を見る

思ったより最後が面白くなかった。かなり売り出しているわりに実際の内容とのギャップがあった。

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紙の本

良かったですね

2017/06/22 22:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オハナ - この投稿者のレビュー一覧を見る

読み始めた時は、何なのこの本はと正直に言って思いました。でも読んでいく内にどんどん引き込まれていきましたね。

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紙の本

帯を見て購入

2017/06/16 09:54

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ライディーン - この投稿者のレビュー一覧を見る

読後のスッキリ感はないですね。
哀しいと言うか、虚しいと言うか。
構成も自分が想像はしていたのとは違って、少し戸惑いましたが、決して読みにくい内容ではありませんでした。
中盤以降、死刑を回避するのか、しないのか、が気になってページを捲るスピードが上がりました。

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紙の本

なにからの解放か…

2017/05/15 10:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆー - この投稿者のレビュー一覧を見る

帯が「少女はなぜ、死刑囚になったのか」
で、読みはじめたらその死刑囚、「少女」という年齢じゃなかったのです。
でも、読み進めるとたしかに「少女」でした。

また、出てきた幼馴染みの二人の男が印象的。
ねじ曲げられてた正義感は幼いことから一緒。
見て見ぬふりは正義じゃない。
謝ることが正義じゃない。
信じないのは正義じゃない。
読み終わってからずっと、こいつの誕生日に死刑が執行された意味を考えてました。
二人の男の、
感じた違和感は同じなのに
そこから行き着く答えは違う。
すごいな、と。

情報リテラシーとか
死刑についてとか
色々考えさせられることあるけど。
私が一番考えさせられたのは
幼いときの記憶、かな。

誰も救われないなぁ、と思ったけど
結果的に少女は記憶から救われたのだから、良かったのかな?
救いというより「解放」。
彼女に関わった人は逆に、閉じ込められた気がする。

少女は…
見捨てられるのが怖かったから見捨てたのかな

でもなんであんなエピローグなんだろうかというのだけが疑問。

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