電子書籍
ランチ酒
著者 原田ひ香
犬森祥子の職業は「見守り屋」だ。営業時間は夜から朝まで。ワケありの客から依頼が入ると、人やペットなど、とにかく頼まれたものを寝ずの番で見守る。そんな祥子の唯一の贅沢は、仕...
ランチ酒
ランチ酒 1
商品説明
犬森祥子の職業は「見守り屋」だ。営業時間は夜から朝まで。ワケありの客から依頼が入ると、人やペットなど、とにかく頼まれたものを寝ずの番で見守る。そんな祥子の唯一の贅沢は、仕事を終えた後の晩酌ならぬ「ランチ酒」。孤独を抱えて生きる客に思いを馳せ、離れて暮らす娘の幸せを願いながら、つかの間、最高のランチと酒に癒される……。今日も昼どき、最高のランチと至福の一杯! 心を癒し、胃袋を刺激する絶品小説。
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見守り屋?
2023/09/29 22:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初、見守り屋って……???から始まって、読みすすめるにつれて、引き込まれていきました。原田ひ香さんの書かれたモノは、どれも読み始めると一気読みするのが多いです。犬森祥子は、頼まれたものを寝ずの番で見守るという…。この設定とランチ酒がね
電子書籍
仕事終わりの昼飲み譚
2023/05/23 08:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:サンバ - この投稿者のレビュー一覧を見る
昼飲みと言いつつ仕事明けの一杯。これを16回、丁寧に描く。その時の人間関係や終えたばかりの仕事、目の前の酒はどれも異なる。心を癒したり、深く悩ませたり、時にただあるがままを肯定したり、ここに出てくるお酒はまるで学校の先生のようだった。お酒に救われることができる、という境遇にも感謝したくなる一冊。
紙の本
お気楽な話ではなかった
2022/10/28 15:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
想像して手のと違って、ちょいと重いテーマも流れてた。
でも,それがないと、ただ食べて飲むだけだったのかな。
料理の感想の表現が上手です。
電子書籍
見守り屋
2020/06/28 16:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
という職業が実在するのか、ランチ酒できる店も、本当にあるのか、小説の中だけの話か、実在していてもおかしくない世界なのかわからないところが余計に物語に惹きつけられます。
紙の本
おいしいご飯に救われる
2019/07/10 23:03
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
孤独のグルメ的小説かと思いきや、依頼を受けて誰かの夜を見守る「見守り屋」で生計を立てる女性を描いた読ませるお仕事小説。バツイチで子供と別れて暮らしてて、仕事に一喜一憂して、仕事明けの楽しみはおいしいランチと昼酒。バツイチでも女性でもないのに引き込まれる。
良い仕事ができた朝も、モヤモヤする朝も、一ヶ月ぶりに娘と会う約束を反故にされても、おいしいご飯は悲しいくらいにいつもおいしい。分かるなあ、分かるなあと物凄いスピードでページを捲っていたら、心地良い読後感と空腹感。帰宅後にいつもより多めに夕飯を食べた。無性に唐揚げが食べたくなった。
紙の本
昼酒、悲喜こもごも
2018/11/18 11:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Otto Rosenthal - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルと表紙からウッカリ食べ歩きガイドかと勘違いしてしまいました。目次を見て紹介店が随分少ないな、と思ったら、なんと短篇小説集。
夜勤明けの主人公・祥子の疲れを癒やす昼酒にまつわる悲喜こもごもの群像劇です。
紙の本
読みやすい
2018/05/30 16:29
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投稿者:あずき - この投稿者のレビュー一覧を見る
第一酒から第一六酒、13ページから16ページ位の連作,主人公犬森祥子の物語。
祥子は夜の「見守り屋」を行っている。
夜中から朝方まで、お年寄りから子供、動物に寝ないで相手のそばにいる。
お酒とランチに思いふけりながら仕事のことを思い出すのが彼女の反省会。
離婚と娘と自分のこれからの人生、いつまで続くのか分からない仕事だから
「ランチ酒」が彼女の癒しなのだ。
最後のオムライスは本当に美味しそう。単行本のカバーの裏表紙はたぶん祥子。
その絵がなんとなく好きです。
電子書籍
人の情け
2017/12/14 17:21
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投稿者:真太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公祥子は、同郷の友人亀山の仕事「見守り屋」をしている。そこで出会う人と人との関りや、温かさ時には不愉快さもあるけど、人の情を体で感じながら、自身のこれまでの生き方を振り返る少しほろ苦さもあり、切なくなる場面も。