電子書籍
ヒポクラテスの悔恨
著者 中山七里
これから一人だけ誰かを殺す。自然死にしか見えないかたちで――。斯界の権威・光崎に宛てた犯行予告。悪意に潜む因縁とは!?斯界の権威・浦和医大法医学教室の光崎藤次郎教授がテレ...
ヒポクラテスの悔恨
ヒポクラテスの悔恨
商品説明
これから一人だけ誰かを殺す。自然死にしか見えないかたちで――。
斯界の権威・光崎に宛てた犯行予告。悪意に潜む因縁とは!?
斯界の権威・浦和医大法医学教室の光崎藤次郎教授がテレビ番組に出演した。日本の司法解剖の問題点を厳しく指摘し、「世の中の問題の九割はカネで解決できる」と言い放つ。
翌朝、放送局のホームページに『親愛なる光崎教授殿』で始まる奇妙な書き込みが。それは、自然死に見せかけた殺人の犯行予告だった。
早速、埼玉県警捜査一課の古手川刑事とともに管内の異状死体を調べることになった助教の栂野真琴は、メスを握る光崎がこれまでにない言動を見せたことに驚く。
光崎は犯人を知っているのか!? やがて浮かび上がる哀しき“過ち”とは……?
死者の声なき声を聞く法医学ミステリー「ヒポクラテス」シリーズ、慟哭の第4弾!
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紙の本
必要最小限の登場でもカッコイイ。
2021/09/01 20:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
光崎教授がTV出演したことでテレビ局に予告めいた文章が届きます。
自然死・事故死に見える事案を強引に解剖に回すというテッパンストーリーを展開しつつ真犯人に行きつきます。
どんな名医も「失敗し、罵られ、絶望し、そして立ち上がってきた」という前置きがあるので、光崎教授、若い頃なにかしちゃった?と読者は頭の隅で思いながら読み進めるのです。
どうやら光崎教授も何か思い当たった様子。
とは言え、教授の出番はそんなに多くはないのですけど・・・最後の最後で美味しい所総取り。
解剖のオニ光崎教授の若手医師への優しさ、理不尽な殺人者への怒りが見えてカッコイーってラストです。
古手川刑事が上司の薫陶を受け、なかなかのやり手に成長。これからも楽しみ。
紙の本
伏せんはあるけど、まさかねえ・・・
2021/08/26 14:06
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とも - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回も(?)中山七里の作品である。
前々作「ヒポクラテスの憂鬱」の"コレクター"と称した愉快犯を彷彿とさせる。
警察に対して挑戦的で、一見自然死のように見られる死因を、被害者を「解剖」することで突き止めていく様は、中山七里ならではともいえようか。
今回もまた、「え!?」と思わせるどんでん返しに、喜びを感じるのだった。
紙の本
ヒポクラテスシリーズは興味深い
2021/05/16 11:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
法医学教室に向けた発せられた殺人予告は、様々な一見自然死・病死と思われる死体を引き寄せる引き金となっていく。解剖により、死者の声を聴くことにより、人々の心の闇に切り込んでいく物語は面白かった。ヒポクラテスシリーズは、まだまだ続くようだ。
電子書籍
九割はカネ
2023/01/05 19:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
そうでしょうか……と、いきなり思いましたが……。九割はカネで解決できるのならば、世の中にこんなに理不尽さはなぁと……。でも、始まりから、引き込まれて一気読みしました。好かれない人でも……
紙の本
《ヒポクラテスシリーズ第4弾》
2021/10/22 22:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
希代の法医学者・光崎教授が活躍するヒポクラテスシリーズの一冊。
自然死にしか見えない形で人を殺すという殺人予告に応じた連作集。
しかし、中山七里さんの作品はずっと読んでいますが、マンネリな感じでした。
紙の本
物足りない
2021/06/09 23:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビに出演し、傲岸不遜な発言をした、浦和医大法医学部教授の光崎藤次郎。翌朝、テレビ局のHPに、自然死に見せかけた殺人の犯行予告が届く。光崎の部下で准教授の栂野真琴は、埼玉県警刑事一課の古手川刑事とともに、死体が発見されるたび解剖に臨むことになる。5つの事件、事故死を扱った連作短編だが、一連の中山七里氏の作品の中では、やや底が浅い気がする。専門家の助言を得、例によって現場や解剖シーンが生々しく描かれてはいるのだが……。