傲慢と善良
著者 辻村 深月
婚約者・坂庭真実が姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。「恋愛だけでなく生きていくうえでのあらゆる悩みに答えてくれる物語」と読者...
傲慢と善良
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商品説明
婚約者・坂庭真実が姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。「恋愛だけでなく生きていくうえでのあらゆる悩みに答えてくれる物語」と読者から圧倒的な支持を得た作品が遂に文庫化。《解説・朝井リョウ》
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写真洗浄
2025/05/21 19:29
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投稿者:はぐらうり - この投稿者のレビュー一覧を見る
解説にもあるとおり、解像度のすごく高い小説。長編だが、読みやすく親切。本屋大賞の作家さんらしい作風で、売れ続けているのが凄い。初めて読む方なので、もう何冊か読もう。写真洗浄は浅田先生だなーと思って読んだ。
群馬の解像度がたかい
2025/05/19 21:50
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投稿者:のり - この投稿者のレビュー一覧を見る
ストーリーはもちろん面白く、引き込まれるのですが、群馬出身としてはヒロインの地元前橋の描写に大満足です。
けやきモールや県庁や、おそらくシャンゴ…すぐ代行を使いたがる県民…ご当地小説としても楽しみました。
かつての自分
2025/03/16 18:03
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投稿者:くにさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
第1章の架の話は昔の自分を見ているようでした。のめり込むように、一気に読んでしまいました。婚活を考えている人に参考になる作品だと思います。
終盤残り少ない部分で。。。
2025/01/13 18:55
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投稿者:象太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
作品終盤の残り少ない部分で、主人公の成長をよく描き切ったな、と感心した。読んでいても子どもっぽく感じた三十代女性が一気に大人になった。作者の筆力素晴らしい。
分厚さが意味するもの
2024/09/24 15:29
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投稿者:マツモトキヨシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
約500ページの分厚い文庫の重さが
そのまま物語の重さとリンクして
面白いんだけど読み進めるのがつらかった。
二人の未来はこれからの生き方にかかっている。
あの母親とあの友人たちがチラチラしているようでは
とてもじゃないけど安心できないわ。
新天地で二人でやり直せ!と思ってしまう。
自分の傲慢さを知る
2024/09/08 21:52
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投稿者:なこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の傲慢さに対峙させられる1冊です。この小説に書かれた文章や登場人物のセリフを読み、自分もそうだ、自分の中にも同じ感情があると、嫌でも思い知らされます。
前半はミステリー風で、ページを捲る手が止まりません。種明かし後の後半は、スピード感が落ちます。私がヒロインを嫌いで、最後まで好きになれず、読み進みにくかったのもありますが…。傲慢と善良の対象人物が前半と後半で変わるという展開は、予想できませんでした。
傲慢と善良
2024/06/28 16:56
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初の予想とは全然違いましたね。真美の安否が気になっていましたが、女友達の話と架の真美宅の訪問で完全に流れが変わりましたね。全く予想外の展開になり、してやられた感が案外と心地よかったですね。もっとも、注意深く読んでいれば気付けたことなんですけど。それとこの作品にも谷川ヨシノさんが登場しましたね。他の辻村さんの作品にもでてきそうですね。
映画化
2024/05/08 18:37
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投稿者:hamu - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画化されるということだったので、面白いのかなと思い読みました。親子関係について、考えさせられる作品でした。
結婚を目指す二人のあゆみを追っていこう。
2024/05/08 16:05
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投稿者:キュアリズム - この投稿者のレビュー一覧を見る
誰かと接しているとき、
その人の言動について評価しがちだけれども、
実は自分自身のことも評価しているのではないだろうか。
主人公二人の食い違いから見えてくるのは
この二人の育ってきた、生きてきた環境の違い。
友人や家族など、取り巻きの自分に対する評価も
自分の中には潜んでいる。
この二人の行動の行く末は
読者一人一人に味わっていただきたい。
ところで、筆者の文体の特徴についてひとこと。
歴史的現在を多様する方ですね。
初めて読みましたが、
普段ここまで歴史的現在を多様する作家を読まないので
ちょっと抵抗がありました。
映画化も決定しているので
どんな映画になるか楽しみです。
原作は読んでしまっているけど
映画も見てみたいです。
おもしろい
2024/05/07 12:50
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
辻村深月さんらしい話の展開が面白くて、一気に読むことができました。作中人物の造型が、素晴らしかったです。
面白くない
2024/04/17 15:43
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投稿者:みか - この投稿者のレビュー一覧を見る
冒頭の部分だとサスペンスかと思ったがぐだぐだした恋愛ものを見させられた。東北で出会った登場人物以外全員嫌い。
途中何度も読むのをやめようと思ったがオチも微妙
見えない部分を見せつけられる
2024/03/28 10:23
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投稿者:amami - この投稿者のレビュー一覧を見る
お互いの普段なら見せない、見ないで済む心情や考えの部分をこれでもか!というくらい細かく丁寧に描写していて、人との付き合い方や婚活について今後どうしようと考え出すと気持ちが重くてなる。
でも、普段知ることのできない他人の心の中や考え方に触れる事ができるため、怖がりつつも楽しめた。
色々あるけれども、架と真実はお似合いだと思う。
主題はヘビーだが、物語に引き込まれるはず
2024/03/28 05:28
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投稿者:本が好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
いくつもの重い主題を突きつけてくる作品です。身につまされる話、納得させられる話、考えさせられる話、自分の過去の辛い経験がよみがえる話…がたくさん出てきたように感じます。推理?ミステリー?小説仕立てのストーリーとして面白い物語に散りばめられているので、読みづらいなどの印象は一切ありません。しばらく読書から離れていた人にこそ一読をおすすめします。
あり得ない展開に驚く・・・
2024/03/26 21:57
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投稿者:再び本の虜に - この投稿者のレビュー一覧を見る
たった今読み終えました。本当に意外過ぎる展開。初めはこんなふうに人探しをすることってあるのかしらと疑問すら感じました。半ばまで来て真美さん側からの話に変わり、またまた驚きの連続で。女友達の意地悪な態度や辛らつな言葉にビックリして。次には真美さんの逃避行が明かされていく。私が読んだことのないストーリーです。ラストは本当にあり得ない(笑)と思いました。タイトルの「傲慢」と「善良」が要所要所に出てきて、あぁそういう意味なんだと。人間の深層心理がテーマなんですね。
自分の心の闇を再認識させられました
2024/02/19 20:07
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投稿者:計算の苦手な金融マン - この投稿者のレビュー一覧を見る
結婚前の男女の内面を丁寧に描いた作品だと思います。
結婚を目前にして突如、姿を消した婚約者を探す男性。探していく中で見えてくる真実と、避けていた見ようとしなかったことを直視することの心の動きは共感がもてました。
後半は女性の物語ですが、考えさせらたり、気づかされたりすることが多かったです。
最後は、自分としてはちょっと、、という感じでしたがそれはそれで一つの終わり方かなと思っています。
「ピンとこない、の正体は、その人が、自分につけている値段です」という言葉は心に残りました。