読割 50
電子書籍
正欲(新潮文庫)
著者 朝井リョウ
自分が想像できる“多様性”だけ礼賛して、秩序整えた気になって、そりゃ気持ちいいよな――。息子が不登校になった検事・啓喜。初めての恋に気づく女子大生・八重子。ひとつの秘密を...
正欲(新潮文庫)
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正欲 (新潮文庫)
商品説明
自分が想像できる“多様性”だけ礼賛して、秩序整えた気になって、そりゃ気持ちいいよな――。息子が不登校になった検事・啓喜。初めての恋に気づく女子大生・八重子。ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。ある事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり始める。だがその繋がりは、“多様性を尊重する時代”にとって、ひどく不都合なものだった。読む前の自分には戻れない、気迫の長編小説。(解説・東畑開人)
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紙の本
老若男女、たくさんの人に読んでもらいたい作品
2023/09/28 16:14
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:302 - この投稿者のレビュー一覧を見る
盗撮や児童ポルノ等のニュースが毎日流れるなか、以前からモヤモヤしていたことを改めて考えさせられた。
誰かを傷つけることや法をおかすことは確かにやってはならないこと。
でも、根本にある性癖や性嗜好を否定するのは違うのではないか?異常性癖、性嗜好異常といわれているが、「異常」「正常」は誰が決めたのか?
多様性が叫ばれる現代で、矛盾しているんじゃないか?
誰もが自分は「正常」「普通」と思っていたり思い込んでいるけれど、そうではないんだということ。その価値観を他人に押し付けず、正常か異常かのどちらかだと決めつけず、「そういう人もいるのか」「そういう考えもあるのか」とただ認めること。それができたら、少しは生きやすくなるのではないか。
知らなかったことや、印象的な文章もたくさんあり、今読んで本当に良かった。これからどんな世の中になっていくかわからないけれど、何十年か経って読んでみると違う捉え方になるんだろうなと思う。
電子書籍
生きづらさ
2023/10/14 23:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
難しいテーマでした。
「多様性」「繋がり」正当で聞こえの良い言葉。
その意味は個人によりけり。
無理に理解する必要はないけど、無関心はまた違うなぁと。
同じ時代に生きる人たちが生きやすい世界になりますように。隣にいる人に優しくあれますように。
映画化が楽しみです。
紙の本
知らなかった世界を垣間見る。
2024/01/26 08:45
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:どらやき - この投稿者のレビュー一覧を見る
放水を見て、感じる事は、全く考えたこともない世界でした。 少数派の性癖の方達には、確かに、息苦しい世の中だろうと思いました。 自分の価値観は、まだまだ未熟だと悟りました。
紙の本
わからない
2023/06/12 19:01
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ママさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
多様性って何なのだろうって考えてしまいました。
レインボーの性の多様性だけを考えていましたが、あぁ、違うのではないか、と。
とても難しい、近くにいる人でも理解してあげられないかもしれない、自分がそうなのかもしれないと悩んでしまう小説でした。
紙の本
よく分かりません
2024/03/06 11:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Jung - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分にはよく分からないストーリーでした。3つの話がどう重なっていくのかわくわく感はありましたが、それで?というところまででした。
紙の本
繋属と分断
2023/08/09 00:32
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
朝井リョウ×多様性の組み合わせで、
本屋大賞にもノミネートした作品ということで、
ちょっと切り口に期待しすぎたかも。
多様性を目指す社会が
分断を産むという視点は
そんなに目新しい感じはしないし、
いろいろと現実にある要素をとりこんだわりには、
どのエピソードもこれといったエンディングはなく。
もっと「何者」のときのような
これまで立っていると思っていた場所がごっそりなくなるような、
そんな読書体験を期待してしまっていた。