紙の本
部下たちから見る姫川玲子
2023/11/14 01:49
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投稿者:future4227 - この投稿者のレビュー一覧を見る
姫川玲子シリーズの短編集。電子書籍でバラバラと配信されてた作品を一冊にまとめたもの。今回は姫川班の部下たちの視点から描かれる作品がいくつかあり、周囲が姫川をどう見ているのか本音の部分がわかり面白かった。有能な刑事とは認めつつもやっぱりみんなちょっとドン引きなのね。本人はわりと天然なのに、優秀すぎる美人だからすべて計算ずくと思われて損してるんだよね。そして次は別作品の主人公、魚住久江が姫川班に異動してくる。これは最強チームの予感。
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単行本!
2023/07/23 00:08
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投稿者:ひとみん - この投稿者のレビュー一覧を見る
単行本になった姫川シリーズは読破してますが、ちょっとわけわかんなくなってきた……。
そろそろ復習するときが来たのでは?
なんと魚住さんまででてくるそうな…。こちらも復習し直さないと…。
セブンと魚住さんも絡み合うのかー。と思うと今後が楽しみです。
本作、短編集です。姫川班のメンバーのうちの1人をピックアップして、その人目線でのお話。菊田目線なかったから、ちょっと寂しかったけど、現姫川班の事が知れて面白かったなぁ…。
続きも楽しみにしてます。
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オムニバス
2023/11/21 06:02
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶり姫川玲子の新たな魅力が満載でした。35歳なりました。警部補がいい味出していますね。7作とも姫川いいですね。かわいい面も多くありました。最後に魚住久江が新たね参入の案内がありました。新作が待ちどうしいです。
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オムニバス
2023/09/28 16:09
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投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
姫川玲子シリーズの短編集。コミカルな描写も多く、軽めの作品集だが、「赤い靴」「青い腕」はひと繋がりで、濃い目だった。姫川、女性部下の日野、女性被疑者の関わりを、姫川と日野それぞれの立場から描かれているのが、面白かった。
あれ、いつの間に菊田とこんなさっぱりした関係になってたんだっけ、と、武見の存在も忘れていたのに、自分でびっくりしてしまった。
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色んな視点で
2023/08/10 21:15
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投稿者:キレイな富士山 - この投稿者のレビュー一覧を見る
姫川シリーズは、いつも長編でずっしりと重めなので、けっこう構えて読み始めるのですが、今回は短編でサクサクと読み終わりました。
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7篇が収められた1冊である。「闘う女」というイメージの女性刑事、姫川玲子が活躍するシリーズの作品だ。
7篇だが、姫川玲子の周辺の部下、同僚の目線の篇と、姫川玲子自身の目線の篇とが混在している。何れも秀逸だ。
個人的には、この姫川玲子のシリーズに関しては長篇作品が気に入っている。が、長篇作品で少しだけ言及が在った「番外」的な出来事や、長篇に描かれている複数の出来事の合間の出来事、後日談的な出来事等も含めた短篇作品も面白い。また次回作以降の予告的な内容が短篇の中に入り込む場合も在り、シリーズのファンとしては一寸愉しい。
姫川玲子は“勘”の働きで気付いたことを精力的に追う、読み筋に従ってアグレッシブに対象に挑むというようなことを重ねながら捜査に臨むという面が強いのだが、取調のような被疑者との対決という場面では、周到に関係事項を復習して参考情報を広く深く集めて臨むという一面も持ち合わせている。長篇では精力的な活動や、アグレッシブに挑む場面が多いと思う。が、短篇になると用意周到に臨むという場面も目立つ。
今作の各篇では、要請を受けて取調に協力をすることになって、被疑者と向き合うという場面が多く在る。そういう中での、姫川玲子の流儀での「闘い」が凄く面白い。殊に、人気女優兼人気モデルである被疑者の「隠された意図」を明かす篇が面白い。
作者は、姫川玲子とはタイプが違う、感じが違う女性刑事が活躍する別シリーズも手掛けているが、近く「ダブルヒロイン?」というような展開をするかもしれないようなことが、作中の会話で示唆されている。それも何やら楽しみだ。
各篇が愉しいので、出先での一寸した合間、移動の乗物の中と、夢中になってしまって素早く読了に至った。御薦め!
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2023/12/2 読了
相変わらずキレキレの事件解決力をみせる。今泉、日下、勝俣、菊田、湯田、井岡など今までなじみの顔ぶれが登場するのも楽しい。次作の魚住久江とのコラボも楽しみ。
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警視庁刑事部捜査一課殺人班捜査第十一係姫川班の刑事たちが総登場する姫川シリーズ第三短編集。
新しい姫川班になって暫くたつが、旧メンバーの個性が際立っていたことから、なかなか馴染むことができなかった。しかし、本作で各人の仕事に対する思いや姫川との関係性を知ることができた。それにしても姫川玲子は、相変わらずブレない。
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自分の充足感だけが
物事の物差しになってしまうと
歪んでいても
ねじれていても
かまわなくなってしまう。
自分ではないだれかのために
それを物差しとすれば
すべてが整っていく。
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姫川玲子シリーズの9冊目(シリーズの内、ひとつ読んでいない)。
玲子さん視点の4つと姫川班のメンバー中松、日野、小幡の視点での話の計7編の短編集。
相変わらず筋読みが冴えわたる玲子さんだが、その直観力や行動力に対する部下3人の心の声がなかなか微笑ましい。
解決した目の前の事件が過去の事件の謎を呼び、現場から押収したパソコンに入っていた大量のテキストデータが2つの話をつなぐ「赤い靴」と「青い腕」が読み応えがあり。
覚醒剤所持で自首してきた売れっ子女性モデルを木っ端微塵にする「根腐れ」に玲子さんらしさが溢れて一番好き。
前作の感想に『初めて登場した検事の武見と玲子さんがどういった関係になっていくのか、かなり心配』と書いたが、最後の「それって読唇術?」を読めば、まあ、それなり。話としては、魚住久江巡査部長の姫川班への合流予告のサプライズに持っていかれたみたい。
「ドルチェ」を読んでなくて、読まねばと思うところが、既に作者に転がされているようで、いささか癪(と思って登録すれば、“この本を読み終わった人は、次にこの本を読んでいます!”の一番に「ドルチェ」が出てきたので、みんな同じかと笑ってしまう)。
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【2023年102冊目】
短編集としては3作目?かな。長編よりも背景等が複雑じゃないのでわかりやすくて助かります。ただ、短いお話の中にも「そ、そんな背景があったのか…!」と驚かされることが多く、やっぱり姫川玲子シリーズは面白いなぁと安心して読めるわけです。
まさかのダークホース的に浮上してきた武見さんとの関係が今後どうなるか気になるところです。
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苺シリーズ文庫最新版♫
連作短編?
-------------------読間レビュー----------------
【それが嫌なら無人島】
冒頭「これは俺からの厚意だからな」と、姫川を呼び出して現在扱っている被疑者の関連事案には触るなと警告する勝俣。
きな臭いな。と思いつつ、この一編からはその警告の意図が全く分からず。連作短編を読み進めれば分かるのかしら?
でも、待てよ。レンタルビデオ店がどうこう、個人情報がどうこうって、、、デジャヴ的に見覚えがあるような?
前作「ノーマンズランド」で勝俣が扱ってたネタってこと? 記憶が曖昧(苦笑)
ま、前作を引っ張り出すまでではないからこのまま読み進めようっと。
【六法全書】
第二期姫川班のキャラクター掘り下げの回ってか。
中松さん目線からの姫川描写を通して、姫川の現状、中松の姫川観が浮き上がる。
数日捜査を共にした間に彼女に心酔した(?)所轄署の女性警官はこの後の物語に絡んでくるのかしら?
【正しいストーカー殺人】
短編3編連続で「死亡者が“クズ寄りの人間”」ってのが、読んでいてイマイチスカっとこない(苦笑)
が、まあ、もともとこのシリーズは(何作目からだったか…ブルーマーダーくらいか?)途中から、ミステリとしての面白さよりも「姫川玲子の物語を追うこと」を重視した読み方になってるから、何も問題は無し。
最後に井岡くんが出てきてニンマリ♫
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誉田哲也『オムニバス』光文社文庫。
7編収録の姫川玲子シリーズの短編集。
姫川玲子の推理と取り調べを間近で見る部下の中松、日野、小幡らの視点を交えて描かれる異色の短編集。
珍しく過激な事件は描かれず、そういう点では少し物足りなさを感じる。反面、姫川玲子の何時もと違う一面が垣間見えるのが面白い。
『それが嫌なら無人島』。タイトルの意味は様々な解釈が出来そうだ。一番悪い奴は誰なのか。一見、悪そうに見える奴よりも、大人しそうな奴の方が悪だったりするのはよくあること。個人情報が簡単に犯罪に利用されるという怖い時代。葛飾区青戸の女子大生扼殺事件。女子大生の部屋の指紋から浮上した被疑者は、既に別件で本所署に留置されていた。勝俣に呼び出された姫川玲子は、本所署の案件には触るなと強要されるが、その理由については何も語らなかった。★★★★
『六法全書』。姫川玲子の類稀なる推理力の一端が描かれる。そんな姫川の行動に感心しつつ、なかなか納得出来ないでいる部下の中松だったが……自殺した男の家の床下から身元不明の女性の腐乱死体が発見される。自殺した男の不可解な行動の謎を解き明かす姫川玲子。★★★★★
『正しいストーカー殺人』。またも姫川玲子の推理力が光る。最近よく耳にするストーカー犯罪。ゲームやアニメばかりやって、リアルな世界で異性との付き合い方を知らない奴等が増えているのか。マンションの非常階段から男性が転落死した事件。現場に残されたDNAから第三者の関与が疑われた。さらに現場から採取した足痕から、ある女性の存在が浮上する。女性は転落死した男性からストーキングの被害を受けていたと主張するが。★★★★
『赤い靴』。姫川玲子のまた違う一面が垣間見える。首を締められ、腹部に刃物で刺したような男性の死体。同居する女性のケイコが自首して来たが、何も語らなかった。ケイコの取り調べを行うことになった姫川玲子と日野利美。★★★
『青い腕』。『赤い靴』の続き。姫川玲子は過去の事件を掘り起こす。『赤い靴』で珍しく外れたと思われた姫川の勘は……ケイコはなかなか全てを語ろうとせず、未だに素性が判らなかった。姫川玲子と日野利美は死亡した男性の母親と面会するために静岡に向う。★★★★
『根腐れ』。何故か姫川玲子が、覚醒剤所持で逮捕された美人女優の取り調べを行うことになる。その女優がひた隠す真実とは。佐藤青南の描く楯岡絵麻のような姫川玲子の取り調べに注目。★★★★★
『それって読心術?』。珍しく事件は起こらず、洒落たバーで姫川玲子が検事の武見とデートするという話。姫川にも束の間の幸せな時間があっても良いのだ。★★★★
本体価格800円
★★★★
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2023.10.15
なぜか出勤前日の夜に読み始めちゃって読み切っちゃうんだよな…
さすがの誉田哲也
なんとなく開いたのに最後まで読ませる
けど、そろそろもう一回シリーズ読み直して人物を整理した方が楽しめるかも…
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姫川玲子シリーズ文庫最新刊。
短編7篇、とはいえ、1作目は前作の長編の続きだし、同じ事件の前後編みたいのもあったり、なかなか趣向が凝っている。
中松、日野、小幡と今までキャラがよく分からなかった面々の視点もあり、面白かった。
しかし、せっかく分かってきた日野さんは異動なのか。
そして、魚住が入るのか。
次の文庫までに、ドルチェとドンナ・ビアンカ読んでおこう。