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ともぐい
著者 河崎秋子
明治後期の北海道の山で、猟師というより獣そのものの嗅覚で獲物と対峙する男、熊爪。図らずも我が領分を侵した穴持たずの熊、蠱惑的な盲目の少女、ロシアとの戦争に向かってきな臭さ...
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ともぐい
商品説明
明治後期の北海道の山で、猟師というより獣そのものの嗅覚で獲物と対峙する男、熊爪。図らずも我が領分を侵した穴持たずの熊、蠱惑的な盲目の少女、ロシアとの戦争に向かってきな臭さを漂わせる時代の変化……すべてが運命を狂わせてゆく。人間、そして獣たちの業と悲哀が心を揺さぶる、河崎流動物文学の最高到達点!!
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紙の本
小説としてどうなの?
2024/01/18 08:43
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ビリー - この投稿者のレビュー一覧を見る
ユーモアの要素が無い。
なので、悪い意味で息つく暇がなく、平坦で読み進めるのが辛い。
それも無理してきつくしている感じがして、嫌だった。
作者が意図してそうしているのか、それとも作風なのか、わからないがどちらにしろ作者の欠点なのでは。
直木賞に値する程のものとは思えなかったです。
紙の本
獣である人
2024/05/09 14:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:uruuduki - この投稿者のレビュー一覧を見る
生き物を狩る猟師は、山の神に畏れを懐くなり、人としての何らかの意識が有るのではないかと考えていたが、ここに現れた「熊爪」は獣なのだと感じた。
それも、人の世界との内と外を、都合次第で往来する。
読むに従い、己の本能の欲のままに生きる「熊爪」は、野生の熊そのものよりも獣なのではないかと思った話だった。
紙の本
羆との一騎打ちだけでは終わらない
2024/04/23 05:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
直木賞受賞作をようやく読みました。対峙する羆との一騎打ちで終わると話と思ったらそうではなく…一気に読み通しました。
紙の本
予想外の展開
2024/04/16 11:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初に出てきた、冬眠しなかった熊との話かと思ったら、全然違った。
その熊の上を行く熊との攻防と、更にその先の展開があった。
紙の本
獣と人
2024/01/31 10:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
明治時代後半、道東の山に暮らす一人の猟師を主人公とした物語。雄熊との死闘、白糠の町で知り合った美女との生活、それらの中から、獣と人との類似性が、生きるということ、死ぬということを知る術になる。熊も鹿も野兎も、男も女も赤子も、獣であり、互いに命を奪い合いながら、生きていくのだろう。エンターテイメントではないが、何か重いテーマを獣くさい匂いを伴って、鼻先に突き付けられた気がした。
紙の本
すごい作品だ
2024/04/19 20:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:飛行白秋男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
次から次へととても良いテンポで進んで行く。一人の猟師の物語。
実際に獣臭がプンプン臭ってくるような物語。
すごいすごい、こんな小説は初めてです。新しい熊狩りの物語ですが、一人の男の激しい生き様の物語です。
読了後の今でもドキドキしています。