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  • 販売開始日: 2024/05/31
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • ISBN:978-4-10-101004-5

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三四郎(新潮文庫) 新着

著者 夏目漱石

熊本の高等学校を卒業して、東京の大学に入学した小川三四郎は、見る物聞く物の総てが目新しい世界の中で、自由気儘な都会の女性里見美禰子に出会い、彼女に強く惹かれてゆく……。青...

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三四郎(新潮文庫)

税込 374 3pt

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商品説明

熊本の高等学校を卒業して、東京の大学に入学した小川三四郎は、見る物聞く物の総てが目新しい世界の中で、自由気儘な都会の女性里見美禰子に出会い、彼女に強く惹かれてゆく……。青春の一時期において誰もが経験する、学問、友情、恋愛への不安や戸惑いを、三四郎の恋愛から失恋に至る過程の中に描いて『それから』『門』に続く三部作の序曲をなす作品である。(解説・柄谷行人)

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みんなのレビュー377件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

寺田寅彦の役割

2009/06/13 22:17

12人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:KAZU - この投稿者のレビュー一覧を見る

最近、最新鋭のシンクロトロン放射光施設でX線回折実験をやっている。そもそもX線回折の始まりはどうなっていたのだろう?という興味から、昔の論文を読んでみた。1913年のネイチャー4月号に寺田寅彦のX線回折に関する論文がある。残念なことに、1913年のネイチャー1月号には、オーストラリア出身のブラッグ博士のX線回折の論文が掲載されており、しかも論文のタイトルは一字一句寺田寅彦のものと同じである。当時の地理的状況からして(ブラッグ博士は英国キャベンディッシュ、一方の寺田寅彦は、極東の日本である)惜しくもノーベル賞はブラッグ博士の手に渡ってしまった。3ヶ月の差である。

この小説で主人公の三四郎に大きな影響を与える野々宮さんは、X線回折の生みの親、寺田寅彦がモデルとなっていることは有名な話である。当時の実験の雰囲気や、研究環境などに興味があり、そんな理由でまたこの三四郎を読み直してしまった。何度も読んでいても、毎回新たな発見がある点、やはり夏目漱石、そして三四郎は名著なのだろう。

外国人講師ではなく、日本人の講師を東大もそろそろ考えなければならないのではないか?廣田先生を推す根拠となる、このような機運が当時の日本には興ってきていたのだということと、先にあげた寺田寅彦のX線回折の発見、それは世界最先端の英国キャベンディッシュに拮抗するだけの力、そして気運が当時の日本にあったのだと言うことが物語の背景にあることは、今回の三四郎を読んでの新たな発見であった。

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紙の本

時代を感じさせない青春小説

2006/09/27 01:31

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:裕乃 - この投稿者のレビュー一覧を見る

明治時代、東大進学のために地方から上京した、23歳の学生の物語である。上京から数ヶ月間の学生生活が、一人称ではないが、主人公三四郎の視点から描かれている。目玉はやはり都会的な女性、美禰子との出会いであろう。三四郎はあまりにもシャイであるがゆえに、自分の美禰子に対する恋愛感情を直視することができない。ただ彼女の言動を詳細に分析し、そこから彼女の自分に対する感情を推測して、一喜一憂するばかりである。ひたすら受動的である。美禰子も自分のふるまいが三四郎を翻弄していることは理解しているようであり、そのことを楽しんでいるふしも見受けられる。しかし、悪女に見られるような、陰湿で高慢な感じは全くしない。むしろ、自分と三四郎を迷える子羊に見立てた葉書を三四郎に送るあたりに、機知に富んだ彼女のユーモアを感じる。自分を素直に迷える者であると認める謙虚さにも好感が持てる。美禰子も都会にはめずらしい三四郎の純朴さに、ある程度惹かれていたのだろうと思われる。他の登場人物もいきいきと描かれている。親友の与次郎は三四郎とは対照的にちゃらんぽらんで、まじめな三四郎に講義をさぼることを教えるわ、借りた金を返さないわで、無茶苦茶で笑ってしまう。しかし、時に粋なやさしさを見せたりして、なかなか憎めない男である。家庭を持たず、功名心もなく、飄々と生きる高校教師広田先生は、三四郎に対しては、意外と父親的な思いやりを見せる。少々インテリ臭さが鼻につく科学者野々宮さんは、天真爛漫な妹に振り回されっぱなしである。それぞれのキャラクターに親しみを感じた。明治時代に書かれたとは思えないほど、ポップな青春小説である。読む者誰もが三四郎に、初恋の頃の自分の姿を重ねるであろう。

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紙の本

村上春樹に満足できないキミに

2006/03/25 00:25

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hamster078 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この小説を何度読み返したことだろう。十年に一度は読みたくなる。なぜだろう。それはたぶん三四郎が若いから。「前途有望な気持のいい青年」という存在が成り立ちにくくなって久しいが、この小説の中の三四郎はいつまでも若く、前途有望だ。そして、美禰子も与次郎も広田先生も相変わらずそこにいる。これらの登場人物はいつしか私の心の中に棲みついていて、ずっと昔に親しんだ懐かしい人たちのようだ。だから、十年に一度くらいは会いたくなる。三四郎同様、この小説自体も不思議と歳をとらないのである。古典というには、あまりにも瑞々しい。三四郎が、そして漱石が抱いた葛藤は、明治大正昭和と移り変わっても、依然としてわれわれ自身の問題であり、アクチュアルである。私の生まれる数十年前に書かれた小説の中の主人公が、いまもって私自身よりも若々しいことに気づいて愕然とする。そして、文学とはいかに偉大で、漱石とはいかにすごい作家であったかと驚嘆する。

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紙の本

実らなかったからこそ永遠に美しいイメージのままそこに存在し続ける。

2009/06/07 17:11

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:wildcat - この投稿者のレビュー一覧を見る

三四郎は、自分を取り巻く世界を三つだと認識している。

一つは遠くにある故郷である。

「凡てが平穏である代りに凡てが寝坊気て」いて、
「戻ろうとすれば、すぐに戻れる。
ただいざとならない以上は戻る気がしない」、
「云わば立退場の様なもの」と形容している。

第二の世界は、大学、学問の世界である。

ここには、「苔の生えた煉瓦造り」があり、図書館の閲覧室、
過去からの遺産であるたくさんの書物がある。

第三の世界は、華やかな世界である。

  燦として春の如く盪(うご)いている。電燈がある。銀匙がある。
  歓声がある。笑語がある。
  泡立つ三鞭(シャンパン)の盃がある。
  そうして凡ての上の冠として美しい女性(にょしょう)がある。

分け方は人それぞれだけど、多かれ少なかれ誰しも持っている
複数の世界の色合いをイメージできるように表現している。

おそらく彼の頭の中は、言葉ではなくて、イメージなのだろう。

三四郎は、言葉で考え世界を自分で切り開いていくタイプというよりは、
起こる出来事をその場ではなんとなく受け入れていて、
あとから頭がそれに追いついていくようなタイプである。

これはうまいことをいうなぁとひざ打ちするような
言葉や印象的なことを言うのは、
たいていは三四郎の周りを取り巻く個性的な人物達の方だったりする。

でも、受け身ながら、ゆっくりゆっくり
その起こった出来事や自分の気持ちを
咀嚼していくときに豊かなイメージが出てくるような人だと思った。

打ってすぐに響くタイプではないけれど、
スルメみたいな人なんだろうと思う。

出てくる言葉は、不器用なまでに実直で、
想われていることを楽しむような節のある美禰子の方が
恋に関しては数段上手という感じなのだけど。

最初は周りの状況に流されてばかりだった人が、
「ただ、あなたに会いたいから行ったのです」と言ったのは
相当な勇気だったのだろうし、だからこそ、この言葉が清々しかった。

美禰子の方はというと、印象的なはがきを送ってきたりはしても、
実際は多くを語らない。

短い言葉が印象的で、たまにつぶやく長い言葉でも、
これはどういう意味だろうと余韻が残る。

「会堂(チャーチ)」に通う彼女の言葉は、「耶蘇教」らしさもある。

「迷える子(ストレイ シープ)」に
「われは我が愆(とが)を知る。我が罪は常に我が前にあり」など。

三四郎は、はじめて美禰子を見かけたときのことを、
美禰子と一緒にいた看護婦の動きや会話やそのときの景色などを
なぜか克明に焼き付けていた。

そのときは、それをただ「矛盾」として、なんだかよくわからないままに。

  大学の空気とあの女が矛盾なのだか、
  あの色彩とあの眼付が矛盾なのだか、
  あの女を見て、汽車の女を思い出したから矛盾なのだか、
  それとも未来に対する自分の方針が二途に矛盾しているのか、
  又は非常に嬉しいものに対して恐を抱くところが矛盾しているのか、

なんでもなさそうなあの景色は、
双方が記憶していたという事実によって静かな存在感をもっている。

美禰子がこの日の姿で絵に収まったこともなんだかわかる気がするのだ。

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紙の本

まぶしいなぁ

2020/04/22 17:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆきき - この投稿者のレビュー一覧を見る

夏目漱石の代表作のひとつで、三部作のはじめの一冊です。
そんなに単純ではないのに、なんとなくまぶしさを感じずにはいられない作品です。

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紙の本

三四郎の若さ

2018/06/03 00:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この小説で最大の魅力はなんと言っても、主人公小川三四郎の若さ、というかあどけなさではないだろうか。東京へと出る途中で出会った女への対応や、美禰子に振り回され、失恋した後も引きずる様子が非常に若々しい。

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紙の本

滅びるね

2017/01/15 16:50

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:山羊。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

三四郎が前に座っていた乗客に日本は「滅びるね」と言われる。この一文が非常に印象に残っている。
日本が栄えようとしていたこの時代になぜ、滅びるのか。この小説を読んで、考えさせられます。

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紙の本

日本文学最高峰

2004/12/17 20:39

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏目健太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

文体は平素で美しい。
この作品は主人公が自分が何であるのか悩む姿を描いている。
この作品は明治時代に書かれたが、今の時代にも通じるものがある。
この作品を読むと、きっと新しい自分を見つけることができるでしょう。

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紙の本

上京した若者への共感

2022/11/03 10:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Forest - この投稿者のレビュー一覧を見る

恋が物語の軸かもしれませんが、私自身、田舎から東京に出てきたという点で、三四郎の気持ちに共感できることが多く、心に残りました。

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紙の本

青春時代

2020/05/16 05:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る

明治の文豪の代表作。熊本から東京に出てきた若者の心理描写が深く、長く愛される逸品となっている。近代文学初期のものとは思われない瑞々しさだ。

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紙の本

明治版トレンディードラマ

2019/01/15 23:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

地方から出てきた東大生・小川三四郎が、大都会で出会う都会的な女性に心を奪われてしまうが彼女は結婚してしまい、儚い恋に終わってしまう、と書くと現在のドラマにもよくあるパターンの青春物のドラマのようでもあるが、これはもちろん夏目漱石が明治41年に朝日新聞に連載した小説「三四郎」である。この当時の階級や身分で結婚相手などはすでに決められていて本人に選択の余地がないのではないかという先入観からすると、この話は現在にも通用する話であるために明治、大正には文豪と呼ばれていて人たちはすっかり忘れられた存在になっているのに彼が文豪として生き残っているどころか燦然と輝き続けているのは「読んでいても意味がわかる」ということが大きいのかもしれない

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紙の本

感想

2016/01/09 20:47

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投稿者:トマヤ - この投稿者のレビュー一覧を見る

夏目漱石の前期三部作を読もうとしてこの「三四郎」を読みました。上京時での出会いから大学生活での描写がそれほど大きな事件が起こるわけでもないが、それが実際リアルなものだと思いました。

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紙の本

今も昔も、若者の考えていることは同じ

2005/01/24 00:31

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投稿者:美以仁 - この投稿者のレビュー一覧を見る

今大学生なんですけど、夏目漱石にはまってます!
特に三四郎は主人公が同じ大学生ということもあり、ものすごく共感出来る部分がたくさんありました。講義を聞いてうんうん納得させられたり、退屈な教師の講義は乗り切るのに大変だろうな〜なんて思いながら。放課後どこかに遊びに行ったり、誰かを好きになったりするのも青春時代の特権ですよね。
あと思ったのは、今も昔も若者の考えていることは同じだということ。「自分は誰なのか」という壁にぶつかって、くじけそうになることだってありますよね。つい自分と重ね合わせて読んでしまいました。
また、この本には研究職に就いている人物についてもスポットが当てられていますが、何気にどの人物が言っていることも奥が深い! 何かを追求するって素晴らしいと、しみじみ感じちゃいました。

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紙の本

面白かった。

2018/06/29 08:49

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投稿者:暴れ熊 - この投稿者のレビュー一覧を見る

すごく若い頃(学生時代)に読みかけて挫折したのだが、今読んでみてとても面白かった。
地方から東京に学生としてやってきた主人公。
東京のいろいろなことに驚いたりする様子や、母親との手紙のやりとり、都会の生活と田舎への思い、美禰子に気持ちを翻弄(?)されてあれこれと考えてしまうようすなど、今だから、「ああ、わかる」と思えるものがあった。
過ぎ去った自分の過去と重ね合わせて読むことができた。
(☆による評価はしません。)

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紙の本

文学かくあるべし

2002/04/16 21:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゴンス - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『三四郎』は、田舎から上京した青年の、恋愛や友情や学問に対する不安と戸惑いを、きわめてポピュラーに、しかし屈託なく描ききった小説である。
 『三四郎』は、田舎から都会へ。
 『坊っちゃん』は、都会から田舎へ。
 今日、この手の小説が数少ないのは、漱石がたった2冊の中で確固たる意匠を築いてしまったからだろう。それとも昨今では村上春樹的な「もののあはれ」がうけるゆえ、この手の小説は売れ筋ではないと睨んでいるのか。
 どちらにせよ、『三四郎』は上京物語の古典であり、そこにはどんなに面白いエンターテイメントとて適わぬ本物のリアリティーと人間の息吹があることは確かである。

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