目の見えない人は世界をどう見ているのか みんなのレビュー
- 伊藤亜紗
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2020/12/19 04:53
初めは、とっつきにくい本かも。しかし、じっくり読むと「いい味」が!
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オカメ八目 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今や、ダイバーシティ、多様性、SDGsとかが賑やかだ。 また、反対に、いじめ、虐待、差別、ネグレクト何かもヤカマシイ。ーーーーそんな中、『では、では、自分と価値観が違った人や、人たちと、どう向き合えばいいのか?』との迷いは半端ない。 そんな、迷いからの脱出に、ついて行く気になれたら、かなりいいガイドさんとなってくれそうな本の一冊。
自分の「狭い」感性を、例え少しでも、押し広げたいと願うのなら読んで損はない。ーーーーーーー『俺様の様な正しきものが、どうして受け入れられないか?!」と憤(いきどお)るよりも、『例え、仕方なしでも、曲がりなりにでも、こんなヘンなヤツを少しででも受け入れてくれたッ!!』との軽い驚きと、静かな喜びと「同行二人」で行けたらなぁ〜と思うので、今やこの本はおすすめです。
2017/02/22 15:06
目からウロコ
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:AR - この投稿者のレビュー一覧を見る
見えないということから考える「見える」ということ。全く知らない世界の紹介にただびっくり。考えさせられること多々。著者の洞察に感謝。
2018/11/09 06:11
価値観
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
健常な者から想像もつかない世界と発想がある。全盲者の視点などわかったような気になるし社会の在り方も考えさせられる。
2015/09/07 20:49
考えさせられる
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:weed - この投稿者のレビュー一覧を見る
目から得ている情報の多さ、依存度の高さを改めて感じさせられた。目を閉じてしばらくじっとしていようとしても続かない。五感全てで日常から感じたいと思う。
2023/09/30 21:48
「普通の人間関係」 築くための本
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投稿者:清高 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1.内容
本書の著者伊藤亜紗は美学と現代アートが専門である(カバーのプロフィール参照)。美学とは、伊藤によると、「言葉にしにくいものを言葉で解明していこう、という学問」(p.25)だそうだが、その観点を用いて、目の見えない人がどのように認識しているかを記した本である。このようなことを理解することによって、「福祉的な態度」(p.39)ではなく、「普通の人間関係」(同)を築くきっかけになるはずである。
2.評価
(1)レビュー筆者は健常者であり、近眼ではあるが眼鏡で矯正すれば不自由なく見ることが出来る。筆者のような読者が大多数であろうが、そんな読者だと、目の見えない人の認識の仕方がわかり、面白かった。
(2)たしかに、健常者は、「福祉的な態度」を取るものであろう。本書でも触れられているが、Eテレの「バリバラ」(本書p.205)を見た人は、障害者同士のユーモアにぎょっとした経験があるだろう。このような健常者が、障害者を、ある意味普通に付き合うきっかけになり得る本だと思うので(現時点で筆者はそのような経験をしていない)、5点とする。
2022/06/19 18:06
視覚障害者の世界を
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投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る
楽しく見せてくれる筆者の関わり方は、とても柔軟だ。これからの生まれる人たちのスタンダードな考え方になって欲しい。障害を悲観的に受け止めがちなその社会こそが、障害を持つ人の生活の幅を広げているのかもしれない。だから、障害者自身が、その人に関わる周囲の人が、もっとポップに楽観的に捉えることができた時、世界はより生きやすくなっているはず。
電子書籍【期間限定半額】目の見えない人は世界をどう見ているのか
2022/02/28 14:02
相手の状況への想像力
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投稿者:chat_noir - この投稿者のレビュー一覧を見る
身近に、視力障害の人がいます。近くで他の人と話をしていると、まるで見えているかのように的確に誰がいるのかを言い当てて話しかけられます。すごいなあと思います。
そんな経験から、本書に惹かれました。自分とは違う状況に置かれた人にとって、世界がどう見えているのか、そういう想像力を広げられるようになりたいと思いました。
2018/10/05 07:44
感じ方を変えれば見方が変わる
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投稿者:KEY坊 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今まで当たり前に考えていたことが、当たり前ではないという事を再確認でき、目がみえないことをハンディーキャップと捉えず、前向きに、見えなければ、それ以外の感覚を使って楽しむぐらいの気持ちで生活している・・・。自分も前向きに生活して行こうと思える作品である。
2015/10/19 12:36
目からうろこが落ちます
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投稿者:ぴー - この投稿者のレビュー一覧を見る
視覚情報がないと、物の感じ方はどう変わるのか。
目が見えているからこそ、感じられなくなっているものもあるのです。
バリアフリー、ユニバーサル化に対応するために、絶好の一冊です。
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