サラバ! みんなのレビュー
- 西加奈子
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サラバ! 下
2021/10/15 12:59
僕が歩き出す物語
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くらひと - この投稿者のレビュー一覧を見る
僕が生まれてから、イラン、大阪、エジプト、東京と過ごす人生と、個性的な家族との関わりをえがく。
幼稚園時代など、この描写いる?というくらい詳細に書いているところが多々あるが、最後まで読むと、僕の人生の物語として必要だったのだと思い直すことができた。
30歳以降の展開は中々読むのが辛かった。須玖や鴻上との再会や澄江の存在など、前を向けるポイントはいくつもあったけど、その瞬間には気づけずどんどん落ちていく。
復活のきっかけになるのはこれまで振り回されていた姉というのがよかった。姉を含め家族の不安定さが、それぞれまとまっていくラストが爽快だった。
矢田のおばちゃんが教祖のようになっていく様子は淡々としていて、リアルに感じて面白かった。
サラバ! 上
2020/03/20 18:02
はじめは
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Hm - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みはじめは、少しわざとらしいなぁという印象でした。背景描写も長い。でも、読み進めるにつれて寝る時間も惜しんで読み耽っておりました。
良い意味でこのような内容の本は初めてでした。おすすめです。
サラバ! 上
2019/08/31 17:34
歩の人生
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投稿者:ワガヤ - この投稿者のレビュー一覧を見る
歩の人生。思うこと、感じること、やること…全てに、作者の心が反映され、きちんと文章で綴ってある感じがしました。いい本に出会った気がしました。
サラバ! 下
2018/01/24 08:17
芥川賞的な読後感
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:touch - この投稿者のレビュー一覧を見る
30を過ぎた歩に襲いかかる突然の異変。
男なら誰しも身につまされる思いがするだろう。
そして、旧友・須玖やヤコブとの再開、姉との和解などを経て、徐々に立ち直っていく。
「時の流れ」という大きな怪物に「サラバ」と名付け、自分の足で歩み始めた歩にエールを送りたくなる最終巻だった。
直木賞受賞作だが、ある種、芥川賞的な読後感を味わった。
サラバ! 上
2018/01/01 16:03
左足からこの世に登場の歩
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投稿者:端ノ上ぬりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
圷歩は、姉と両親の4人家族。父の赴任先イランで誕生。ほぼ直感のみで生きている母と、痩せている父と、「自分を見て!」の姉の貴子、この家族の中で、歩はだんだん周りの顔色を窺い目立たずに生きるすべを身に着けるようになる。美人の母と背が高く骨ばった切れ長の目の父。姉の貴子は、きれいなお母さんに似ず父に似た。「ご神木」というあだ名をつけられる。歩は背も高くハンサムに成長する。かわいくさせたい母に反発し続ける姉と、母の間でオロオロする父。対立する母と姉を静観する歩。そんな一家でも、平穏に穏やかな生活の時間があった。やがて、日本に戻り歩は幼稚園で、クレヨンの交換ごっこにはまる。姉は小学校に入学し、問題児となる。その後エジプトに転勤となり、一家はザマクレに移る。そこで歩はヤコブと出会う。そして日本に帰国が決まる。
この先の一家がどのようになるのか続きを急ぐ。ヤコブが肝か。
サラバ! 下
2021/03/15 09:07
長い旅の果てに
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投稿者:替え玉無料 - この投稿者のレビュー一覧を見る
彼は自分の信じるものを見つけることが出来るのか。どのようにして家族と、自分と向き合っていくのか。
胸が熱くなる展開に、あなたはページをめくる手を止めることはできないだろう。
サラバ! 下
2019/08/31 17:40
歩!
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投稿者:ワガヤ - この投稿者のレビュー一覧を見る
歩が、信じるものをみつけて、ついに歩みだした。迷い立ち止まることは、間違いではないことに気づいた。違ったらやり直せばいいだけ!面白かったです。
サラバ! 中
2018/01/18 09:46
サトラコヲモンサマの秘密
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投稿者:touch - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻に引き続き、淡々と歩の心情と生活が描かれていて、読みやすい文体のおかげか、スイスイと読み進めてしまう。
幼い頃から周りに気を使ってきた歩が、徐々に殻を破りつつある感じが、興味深い。
終盤、とうとうサトラコヲモンサマの秘密が明かされるが、その正体にズッコケながらも、なんだか妙に説得力を感じてしまう。
これからの歩の人生、そして家族・友人との関わりが、どのようになっていくのか、下巻が楽しみ!
サラバ! 下
2018/01/11 09:57
自分らしく生きる
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投稿者:ポッター - この投稿者のレビュー一覧を見る
今まで、主人公の一歩引いて、人と比べる中歩んできた(自分が常識人として)。この下巻では、その立場が逆転して戸惑っていく様を描いている。そのキーワドとなったのが、「自分が信じるもの」の存在。
最初からの話が色々と伏線となっており、一気に読み進めました。
サラバ! 中
2018/01/07 09:12
話の展開に期待
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投稿者:ポッター - この投稿者のレビュー一覧を見る
人との接し方の描写にリアル感がある。
家族一人一人は、あまりにも独特すぎるが、でも愛着が湧いてくるんだよね。
サトラヲコオモンサマの下りは、そおゆう事だったの〜と笑えた。
この話が、どうなっていくのか楽しみ
サラバ! 上
2018/01/04 16:05
歩くんの気持ち、ワカル!
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投稿者:touch - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公・歩くん目線で描かれる家族、友人、異国での生活の日々。
淡々と書かれているが、かなりエキセントリックな状況に置かれた歩くんの気持ちがよく分かる。
私も中学生の頃、2年間だけ海外で暮らしたことがあり(イランやエジプトではなかったが)、その時のカルチャーショックや日本人学校特有の雰囲気などが思い出される描写が、そこかしこにあった。
上巻だけでも完結した物語のように読めてしまうが、この先、中巻・下巻へと続く、歩くんに待ち受けている人生に、否が応でも胸が膨らむ。
サラバ! 上
2018/01/04 12:51
世界は広い
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投稿者:ポッター - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公は、自分の身に起こっている事を、覚めた目でみていて、良い子を貫いている(家族があまりにも個性的!)歩君。
視線の面白さにグイグイ惹かれました。そして、なんといっても、父親の転勤でのエジプト生活がなんともリアルに描写されていて、世界は広いと感じました。これからの展開が楽しみ
サラバ! 下
2018/01/02 21:28
納得の下巻
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投稿者:端ノ上ぬりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
姉は30歳になって「うずまき」の神と言われていた。サトラコヲモンサマの事を歩は思い出す。矢田のおばちゃんが亡くなり、遺言で姉に散骨を託される。「すくいぬし」の紙を持って行くこと。その後、歩も30歳になっていた。容姿の激変と共に、徐々に生活が下降し始める。そんな時偶然にも須玖と再会し、鴻上とも再会する。SNSを知らなくても再会できた奇跡を思う。そんな時に姉から夫と帰国するとメールが来る。なんと知らないうちに、姉はしっかり生きていたのだ。ショックを受けた歩はエジプトへ。
「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ。」生きていることは、信じるていること。そして、サラバ。
そういうことですか、と納得。好みは分かれるかもしれないけど、読んで損はないと思います。
サラバ! 中
2018/01/02 20:28
歩の青春か
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投稿者:端ノ上ぬりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
両親の離婚が決まり、日本に帰国してから、歩は順調に目立たずいじめられもせず、高校ではサッカー部で活躍する。友達の須玖に影響受ける。姉は高校にも行かず矢田のおばちゃんの家に入りびたり、サトラコヲモンサマに心酔する。その後、阪神大震災が起こり、歩は東京の大学生活に入る。放蕩の一年生の生活から決別し、映画研究サークルで鴻上と出会い、男女の友達となる。アルバイトの延長で軽い読み物のライターとして生計を立てる。姉は父と暮らしていたが、巻貝アーティストになっていた。父は何故か離婚後も母や母の実家にも仕送りしている。母は再婚する。
歩の青春時代なのか。こんなに何となく生きて順調に行くものなのか・・・。下の展開が気になります。
サラバ! 上
2017/12/16 22:29
面白い予感が始めからあり
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投稿者:てつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本、面白いかもと最初の数ページから感じられます。読書の時ってこの感覚が大事。まずは、イランやエジプトのイスラムについてが面白い。雑学が増えました。垰歩という長男の自叙伝みたいに話しは進みます。貴子ねえさんは私は苦手だなあ。上巻で断念せず、中巻、下巻へ続こう!