パレートの誤算 みんなのレビュー
- 柚月裕子
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電子書籍パレートの誤算
2018/03/11 20:07
問題定義の1冊
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
生活保護への著者の考えがしっかり表れている1冊。悪いばかりではないが、どうしても生活保護を食い物にするビジネスはなくならい。そこへどう切り込んでいくか。主人公の女性の正義感がアツすぎて、ちょっと気持ちが追いつかなかったが、要所要所に出てくる刑事若林のクールさが適度で気持ちよかった。終盤にかけて人命を優先した彼の決断にはしびれた。そして諳んじる警官の心得。保身保身で身を崩した猪又と対照的で人として尊敬できる。結局、生活保護をどうしたらいいのか答えは出なかった。これが、現代日本が抱える問題そのものなのだろう。
紙の本パレートの誤算
2019/05/18 04:18
とあるドラマを彷彿
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
ストーリーは全く違いますが、吉岡里帆主演のドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』が頭に浮かぶ作品。ヒロインの聡美が吉岡里帆に、殺された山川が井浦新に、どうしてもかぶってしまいました。誰からも尊敬されていたケースワーカーが、訪問先で殺害されるという事件が発生。なぜ殺されたのか?生活保護と不正受給をテーマにしており、一見とっつきは悪いのですが、そこは柚月作品。難しいテーマにもかかわらず、読書を引き込む安定の面白さでした!
電子書籍パレートの誤算
2018/07/01 18:53
なかなか面白かった
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:プロビデンス - この投稿者のレビュー一覧を見る
虎狼が面白かったので同じ著者のものを読んでみた。生活保護をめぐるミステリ。黒川さんの本にもでてくるけど、生活保護も微妙な面があるのだなと実感。地方のお役所の生暖かい性差別的表現が個人的には面白かった。
紙の本パレートの誤算
2023/05/28 17:34
パレートの誤算
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投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
仕事熱心で有能なケースワーカーの山川が、どうして生活保護の不正受給に関わったのか。彼の仕事にかける熱意は、見せかけだったのかー。そんな視点で読み進めていたので、真相には驚きと安堵、だった。
不正受給は、それをビジネスにする者がいる限り、無くならないだろうな、と思う。それを暴くことの困難さも、この小説通りだろう。
重い内容だが、若林刑事がただの嫌な人でなかったのと、主人公達が職務に目覚めかけてきたので、少し軽い印象になった。
紙の本パレートの誤算
2020/10/31 10:19
パレート
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投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
生活保護という大きな問題について鋭く切り込んだ作品だと思います。知っているようで、知らないことばかりなんだと思いながら読みました。若林刑事のクールな感じが現実的で良い感じに思えました。
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