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樅ノ木は残った みんなのレビュー

  • 山本周五郎 (著)
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みんなのレビュー10件

みんなの評価4.4

評価内訳

  • 星 5 (7件)
  • 星 4 (3件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
10 件中 1 件~ 10 件を表示

電子書籍樅ノ木は残った(上)

2016/10/22 10:39

おもしろく読みやすい

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ME - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者の小説を初めて読んだが、非常に読みやすい文章だと思った。敵味方が分かりにくく、おもしろい。名前で呼ぶところと地名で呼ぶところがあり気をつけていないと誰のことを言っているのかわからなくなる。

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電子書籍樅ノ木は残った(下)

2016/11/07 14:20

御家を守る哀しさ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ME - この投稿者のレビュー一覧を見る

最後は圧巻に思った。いわゆる伊達騒動を作者なりに解釈しているとも聞くが主人公は非常に高い心の持ち主として書かれている。御家を守る悲哀というか義務を感じた。

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紙の本樅ノ木は残った 改版 下

2022/05/13 19:58

樅ノ木は残った 下

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ついに一連の騒動が決着する。大勢の命が失われたが、それが主君への忠義心から、とはあまり思えない。本文でも「六十二万石の為に」という文章は多く出てきており、やはり藩自体、そして底に使える同輩や領民のためが主な気がする。もちろん藩は主君あってのものだし、甲斐が主君をないがしろにしているというわけではない。それでも主家があまりかわいそうではないのは、騒動の原因が主家の内紛という一面があることと、せっかく救った次の主君がまた押し込めにあうからだろう。

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紙の本樅ノ木は残った 改版 中

2022/05/13 19:49

樅ノ木は残った 中

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る

謎に包まれる原田甲斐の人間性が少しずつ明らかになっていく。船岡での原田一族の暮らしや山に入った甲斐の人の変わりよう、長年追い回した鹿の「クビシロ」との死闘も描かれる。

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紙の本樅ノ木は残った 改版 上

2022/05/13 19:40

樅ノ木は残った 上

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本作は三巻を通じて三つあるとされる伊達騒動の最初と二つ目を取り扱っている。冒頭、藩主綱宗の隠居と上意討ちを称する殺人が描かれる。宿老の原田甲斐がこの遺族を引き取り保護するが、原田甲斐の立ち居地や意図がぼかされているので、物語がどう進むのかわからない。また同じ上意討ちで殺された遺族にも人によって差が出てくるのが面白い。

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紙の本樅ノ木は残った 改版 下

2019/03/09 09:01

今でも読み継がれるその訳

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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

山本周五郎の代表作のひとつでもある長編小説。
 新潮文庫で改装版として平成30年9月に刊行されたのは上中下の3巻仕立てで、この巻が最後となる下巻。
 その最後で江戸前期に起こった伊達騒動の核心となる原田甲斐による刀傷沙汰が描かれている。
 当然ここまで読み進めてきた読者は原田がどういう思いで死んでいったか理解できるが、この事件だけを聞けば原田は巷間でいわれる狼藉者になるのだろう。

 「いかなる真実も、人の口に伝われば必ず歪められてしまう」。
 これは主人公原田甲斐が常に自身戒めてきた思いだという。
 もちろん、そこには作者である山本周五郎の思いがある。だから、自分はこの作品を書いたと、山本周五郎の声が聞こえてきそうだ。
 しかし、この作品は歴史上の真実を暴こうとした作品だけでなく、物語としても面白さがふんだんに盛り込まれている。

 その一つが登場人物の造形である。
 主人公である原田甲斐はいうまでもなく、彼を慕う宇乃という乙女、そして何よりも騒動の発端となる惨殺事件の被害者の弟である宮本新八という若者の描き方が秀逸だ。
 新八は兄の死後、運命に弄ばれるように多くの苦難に陥るが、武士の生き方を棄て、芸の道に生きようとする。
 原田はそんな新八を見、「自分の好むもののために生き、そのために死ぬことができる」、その方が人間らしいのではないかと考える。
 この長い物語は、もしかしたらこの新八という若者がいるからこそ今でも多くの読者を感動せしめるともいえるのではないだろうか。

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紙の本樅ノ木は残った 改版 中

2019/03/03 09:14

物語から目が離せられない

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

山本周五郎の言うまでもない、代表作のひとつで、長編歴史小説である。
 平成30年秋に改版された新潮文庫では上中下の三分冊になっていて、これがその中巻。
 この長編歴史小説が江戸時代前期に実際にあった「伊達騒動」を題材としていることはすでに書いたが、この小説の面白さは騒動の真実が明らかになる面白さというよりも、物語がもっている緊張と緩和の面白さといっていいように思う。

 その顕著な例が、新潮文庫改版の中巻の冒頭にある「第二部 くびじろ」の章ではないだろうか。
 ここでは主人公である原田甲斐が自分の領地である船岡に戻り、その山奥で鹿猟をする姿が描かれている。「くびじろ」というのは原田が長年追い続けた大鹿で、ついに原田はくびじろを射止める奇遇を得る。
 大鹿と対峙しながら原田の心に去来するのは、自分は間違って生まれたという後悔。伊達藩の大家に生まれたが自分が欲したのは、野を駆け、動物たちと共に生きることではなかったかと。

 この章は「伊達騒動」を描くということではあまり必要性を感じないにも関わらず、この章があるから、そして、この章のような枝葉が実に見事であるゆえに、この長編小説はとてつもなく面白いのだといえる。

 「くびじろ」という章はまるで一篇の短編小説を読むが如くで、読書の面白さがここにはふんだんに盛り込まれている。
 同時代的にこの小説を読んでいた人にとっては、たまらなく幸福の時間だったのだと思える。

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紙の本樅ノ木は残った 改版 上

2019/02/23 09:05

なんという面白さだろう

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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

山本周五郎の代表作のひとつで、NHKの大河ドラマにもなった名作である。
 1954年7月から翌年の1955年4月まで日本経済新聞に連載、その後時間をおいて1956年3月から9月まで同紙に後半を書き続け、さらに書下ろしで加えたのち完成。
 平成30年に改版として出た新潮文庫版では上中下の3巻仕立てになっている。

 この作品は江戸時代前期に起こった仙台伊達家のお家騒動である「伊達騒動」を扱った歴史小説である。
 従来は藩の乗っ取りを企んだ男として原田甲斐は評価されていたようだが、この作品で山本周五郎はその原田甲斐を主人公にして、むしろ藩のために一身を捧げた男として描いたとして有名になった。
 作品が出来て半世紀以上も経つと、作品の評価も固まり、ましてや「伊達騒動」なるものも知らない人が増え、私もその一人であるが、この作品を読んだ人からすれば原田甲斐という男はヒーローに見えてくるにちがいない。
 歴史上の正邪は措くとして、まずはじっくり長編小説を楽しみたいところである。

 この上巻では、お家騒動の始まりとなる伊達家三代めにあたる綱宗(いうまでもないが、初代は伊達政宗である)が放蕩により幕府から逼塞を命じられ、それをそそのかしたとして藩士四名は惨殺されるところから始まる。
 原田甲斐は家老職につける家柄ながら、まだここではそこまでの地位になっていない。
 ただ政変の嵐に巻き込まれる気配に満ちていく。

 妻との関係、その兄でもある友人と関係、あるいは謎の浪人とエンターテインメントの要素も高く、まず何よりもこれはめっぽう面白い。

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紙の本樅ノ木は残った 改版 下

2019/08/15 17:09

思いは残ったか

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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

御家のために自らの思いを殺して生きた男の物語もついに終わった。
ここまで自分自身を押さえ付けねばならない生き方は見ていて悲しい。
理不尽な生の果てに理不尽な死を迎えねばならなかった皆の心はどんな形で残ったのか、そう思うと切ない。

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電子書籍樅ノ木は残った(中)

2016/10/27 17:35

おもしろくてすぐに読める

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ME - この投稿者のレビュー一覧を見る

上巻と同じようなレビューだが、誰と誰がくっついて誰と誰が離反するのかなど考えながら読むとおもしろい。

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